受ける作品
※今回は、自作を用いた検証的側面があります。
こんにちは、花咲き荘です。
今回も、花咲き荘が気になったことを取り上げたエッセイです。あんまり為になる話ではないと思いますが、読んでいただけると嬉しいです。
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花咲き荘は4月から「小説家になろう」にて執筆活動を開始しました。現在、11月。半年以上が経ったことになります。
私が「小説家になろう」に登録したのは、現在連載中の『道端に咲いた優曇華~転生したら3000年に1人の逸材と呼ばれる~』を思い付き、投稿したいと思ったからです。
最初は、全くPV数が稼げず、1日に1PVもない日もありました。現在は、たくさんの読者様に読んでいただけるようになり、楽しく投稿できているんですが。
さて皆さま! 「小説家になろう」で「受ける作品」にはどんな条件があると思いますか?
先に言っておくと、花咲き荘はその答えを持ち合わせていません。だって、それを知っていれば全部の作品が大ヒット間違いなしでしょうから。
「小説家になろう」では、よく異世界物が受けると聞きます。実際、異世界物は溢れるほど投稿されていますし、その中から多数のヒット作が生み出されています。
しかし、本当にそうでしょうか。
「小説検索」でジャンル不問、短編・連載不問で総合ポイント順に並べて見てみるました。そして、はっきりしました。ええ、その通りです、と。
本日(11月10日、夕方)に確認したところ、上位の方に現実世界を題材としたものはほとんどありませんでした。そして、それを現実恋愛に注視してみると……。うん、ほぼない。
では、ジャンルはそのままに短編だけに絞ってみましょう。すると、少し毛色が変わります。
連載ありで見て見ると、主人公最強型の異世界物がほとんど上位を占めていましたが、短編だけで見て見ると悪役令嬢物が幅を利かせ始めます。
ただ、こちらも現実世界・現実恋愛のものは殆ど見られませんでした。
つまり、連載でも短編でも異世界物の方が読者に受けていると言えるでしょう。
◇
では、少し話題を変えて「現実恋愛」をテーマとしてどうすれば受けるのかについて書いていきたいと思います。
他作家さまの作品で比較しようと当初考えていたのですが、変なことを書くと迷惑が掛かってしまうため、今回は私の作品の中で考えていきます。
「現実恋愛」をテーマとした作品は、私の作品の中で4作品あります。ただ、全て短編なので、これから出す情報は連載にはつながらない可能性もあります。
今回はその中から、一昨日と昨日出した短編を取り上げ、両者を比較していきたいと思います。
①『どうして傍に居てくれるのですか』
文字数:2,876字
ブックマーク:3
評価ポイント:62
平均:4.4
総合PV:117(8日は除く)
ユニーク:32人
②『嘘と秘密』
文字数:5,363字
ブックマーク:2
評価ポイント:20
平均:5
総合PV:64
ユニーク:0人
まず、ブックマーク数に関しては1つしか違いませんでした。
評価ポイントは①が大幅にリードしています。一日早く投稿している点でも有利ではあったのですが、昨日の時点で40ポイント以上あったので、評価ポイントの観点から見ると①の方が高い評価を受けていると言えます。
PV数は、①に関しては1日先に投稿していたため、8日のPV数を除いた数値を書いています。両者を比較すると、数値は倍ほど違いがありましたね。
ユニーク数は2日遅れで出るらしいので、②についてはまだ出ていませんでした<(_ _)>
さて、以上の差を見る限り、評価のポイントとして注目すべきは「文字数」でしょうか。
5,000字以上の作品、②は評価ポイントとPV数が少ない傾向にあります。これは今回例として挙げなかった他2作もこれは同様でした。そして、3,000字程度で書いた①の方が評価ポイント、PV数ともに高い傾向が見られました。
この数字が必然かと言うと難しいですが、少なくとも私の中ではそういう傾向が見られます。
書いた時期には対して差はありませんし、作者が同じなので文体も作品の雰囲気も似ています。おそらく作品としての面白さもそこまでの差はないと思います。
この結果から推測するに、文字数が少ない方が手に取りやすいのではないかと思われます。実は、②の前書きにて「文字数が多くて長い」と注記しておりました。今回、比較するのに必要だったからです。
結果は思った通り、短い方が親しまれるという事に。
これは、あくまで私の作品で見られた傾向です。もしかすると私の作風には少ない文字数で纏めたものがあっていただけという可能性もあります。
ぜひ、皆さま自分の作品の「文字数」と「総合ポイント・PV数」とを比較してみてください。
もしかすると、自分の作風にあった文字数が見つかるかもしれませんよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は自分の作品を比較して、文字数と読者獲得の関連性について書いてみました。もしかしたら、5000字以上の作品は2話に分けて投稿した方が伸びるのかもしれませんね。
自分の作品の特徴を見てみると、意外と面白いですよ。