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煌めく星々と、変わらぬ人々の詩

 人は、いつの時代も、どの世界でも変わらない。


 愚かで、未熟で、ひ弱な存在。

 この夜空を埋め尽くす星座の配列のように、人類は殆ど変わろうとせず、何度も何度も同じ事を繰り返す。


 それは、世界が新たな時代、新たな宇宙へと変わろうと、人類自身が変わる事は無かった。

 『最期』という概念が取り払われ、悠久なる時間を得たにも関わらず、彼らは愚かなままだった。


 来る日も、来る日も。

 決して変わる事の無い、私達だった。


 だから、この世界の星空も、私自身も、ずっと、ずっと変わる事が無い。

 きっと、それはどの宇宙に行っても、揺るぎの無い事実なのだろう。


 でも、それでも私はそれで良いと思っている。


 どんなに愚かで、未熟で、ひ弱な存在だろうと。

 見上げた青空に咲く一輪の華よりも脆く儚い彼らを。


 私は、とても愛おしいと、愛していると、そう信じているから。


 遥か、遥か遠い宇宙の外側にある大樹の世界でも、きっと人類と私の意思は、永遠に変わる事が無いだろう。

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