☆ぷろろーぐっ☆
『お願いします。流れ星様。乃々花ちゃんといちゃいちゃできますように…』
そう、星空が広がるとある夏の夜
とある住宅街のとある一軒家のとある少年の部屋(二階の窓)
ひとつの流れ星が流れた。
その流れ星に願いをかけた少年がいた。
昔から流れ星に願いをすると叶う
そういう言い伝えがある。
だから、それを信じて少年は、願いをかけた
『これで…乃々花ちゃんと仲良くなれるよな…。』
微笑みながら流れ終わった星に話しかける。
すると…夏の夜空から声が
『もちろんなのだ!わたしが叶えてやるぞよ!』
『ありがとうございます。流れ星様。』
『…………………って、え!?』
少年は、空から聞こえた声(甲高い女の声)に驚く。
『なんだよ。眠すぎてボケてんだな俺。ははは。』
髪をくちゃくちゃとしながら、苦笑。
だが…その声は間違いではなかったのだ
『ひぉぇぇぉ!!そこをどけぇぇ!!』
『えっ?』
ふと、少年が夜空を見る
なんと、流れ終わった流れ星(キラキラ光りながら)が…少年に向かって
ごぉぉぉぉ!っと音を立てながら向かってきてる。
『えっえええええええくるなぁぁぁぁ!!』
少年が叫んで窓から逃げようとしたが遅かった。
窓にめがけて…いや、少年にめがけて流れ星が飛び込んでくる。
ドォォォォォォン!!!
『ふげぉぇ!!』
ぷしゅぅ…
流れ星が見事に少年の頭に激突した。
煙がぽわーとでている
『けほけほ…。おいこら!なぜ私を受け止めなかったのだ!少年よ!』
流れ星…ではなく、先程の声と全く甲高い女の子の声が聞こえる。
『おい!少年!起きるのだ!』
『ん…ん?』
少年は頭に流れ星(女の子)が当たり、気絶をしていた。
だが、女の子の声と当たった時間(結構たった)で起きたのだ。
頭をさすりながら『いてて』と少年は女の子をみる
『………………………え?』
頭の痛さどころじゃない
だって目の前に、石とかそうゆうものはなくて
火がでてるわけでもなくて
綺麗な紫色の髪の毛をした女の子が立っていたからだ。
『やっと起きたな!わたしがお前の願いを叶えてやるぞ♡』
ドンっと胸を叩く女の子。
バタッ!
少年は…何も言わずに気絶した。