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魔王とプリンセス  作者: 藤ともみ
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2-1 聖書より

 迷える小さき人間たちよ、お聞きなさい。神の言葉をお聞きなさい。

神は全知全能であり、大いなる愛でこの世界を守ってくださる、ありがたい存在なのです。太陽の恵み、雨の恵み、大地の恵み、水の恵み。すべてのお恵みは、神に与えられしものなのです。

神に感謝する気持ちを忘れてはなりません。神を愛し、信じなさい。

我らが神に背く魔王とその眷属は、迷える小さき人間たちがふいに怒りや悲しみに襲われた時、その弱った心につけ込んで、あなたがたを神の守りから追い出そうと、日々狙っているのです。

また、甘い言葉や物で小さき人間を誘惑して、そのまま神の守りから地獄へ誘い出そうとする魔王も存在します。

甘美な快楽に惑わされてはなりません。怒りや悲しみに我を忘れ、神の愛を見失ってはならないのです。

もしも魔王に誘惑されそうになったなら、十字架を握り、こうはっきりと言いなさい。

私は神のお恵みに感謝し、神を信じ、愛している。決してお前たちに屈することはないと、そう言っておやりなさい。

そうすれば必ず神があなたを守ってくださいます。

神に背いた魔王たちは決して許されることはないのです。

ですから神を信じ、心から愛しさえすれば、あなたがたは魔王どもに蝕まれることはないのです。

 小さき人間たちよ、どうか今日も神のご加護があらんことを。

偉大なる全知全能の神よ、今日も我々に平穏と安息を与えたまえ。



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