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水を読む器

作者:katari
時は11世紀末、平安時代後期。
主人公、北条 朝臣 博頼は、藤原氏の末端に連なる低位貴族でありながら、その類稀なる知性で中務省の内記(文書官)を務めている。出世欲は皆無で、雅な友人と酒を酌み交わし、庭の景色や古文書の行間を静かに「読む」日々を愛していた。
ある日、京の政界で暗躍する上司、藤原師時 少輔からの突然の呼び出しにより、その穏やかな日常は破られる。博頼に命じられたのは、遥か都を離れた太宰府への出張であった。これは、弱体化しつつある藤原氏の威信を保つため、天皇家との緊張関係の中で仕組まれた、博頼にとっては迷惑極まりない政治的な任務であった。
太宰府での仕事は、南部の古い四つの郷に伝わる特定の寺院へ出向き、その土地に根付く古伝承の調査を行うことであった。
博頼は、自らの知恵を頼りに、土地の信仰、自然崇拝、そして過去の「記憶」を読み解いていく。
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