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転絶転望  作者: ねっこ
【第一章】転■◆望
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【第一話】終わりは突然に

※この作品はフィクションであり実在する人物団体等とは一切関係ありません

ー2018年四月十三日午前3時(金)ー


太陽が沈み月光が差し込む深夜。

静まり返った住宅街に1人の少年がいた。


「(…これからどうしようか。)」


「(なんか久々にジュース飲みたくなったし、外に出かけるとっすか…)」


家族にバレないようにそっと扉を閉じる。


「(あ~ぁ、不登校になってから丸1年!このままだと中学校卒業せずに留年…?に何のかなぁ…

にしても運動音痴でコニュ障で人間関係に疲れ、友達や家族がもう見えなくなったなぁ)」


自動販売機にお金を入れる音が響き、ビビりながらもジュースを選ぶ。


「」


「(ヒェー怖い怖い、でも慣れたら夜の誰もいない街も結構いいかも?)」


アスファルトでできた道路の上で静かに騒がしく光りながら車が走る


「(やっべ、警察だったら未成年で色々言われる!ここは背伸びして、、、??!?!?!?!}」


恐らく店の商品の補充にきたであろう大型トラックのタイヤの挙動が変わり、少年のもとへ、進みだす。

そして、大型トラックがまだ溶け残っていない氷によってスリップしバランスが崩れる。


「ー!」


「(とにかく、どうにか回避!ダメだ!ビビッて動けない、いやどっちにしろ回避できねえ、こんなことになるんだったら、普段から運動するべきだった!)」


「(ヤバイ!ぶつかる!死にたくねぇーあれ?あんま痛く、、!!!。)」


静まり返った住宅街に、骨が折れる音、トラックが倒れる音が響き渡り少年の意識は、消え、無残にも頭だけがつぶれずに残されていった。


「ふぇ?」


少年が目にしたのはただただふわふわしている空気に白い光が差し込み、ただただ大きい白石でできた門が立っている光景だった。


「(なんだここ!?それより俺、死んだはず、!!)」


「(吐きたい、けど吐けねえ、気持ち悪い、、)」


すると、突然若い女性の声が響く。


「貴方は、死んだのです。あと吐けませんよ。天界法則、こっちの法律なので。」


「(え?あ、」e?これ幻覚?え?)」


「混乱しているようなので、もう1度言いますが。貴方は…死んだのです。」


「は…はい、、、」


「(つまり、ここが天国?なのか…じゃあ地獄もあると仮定していいのか…?)」


「それで…単刀直入に聞きますけど、自分ってこの先どうなるんですか?」


「あなたの場合、見て分かるとうり白い光、白石でできたもんなので天国ですね。」


「(天国か…一体具体的にどんなとこなんだ、、、幸せに

なれるとかしか想像がないけどまぁ)」


「じゃあ、天国に行かせてくださー」


「ちょっと待ってください!あなたに1つ頼み事がぁ…あって、、」


少年の抱く願いとは裏腹にさっきまで多少なり敬語だった女神と思われる人物の口調が変わり提案をしてくる。


「天界の仕事ってって、詳しくは言えないけど割と忙しいんですよ!そのくせに娯楽は料金が高いので一つ…異世界転生なんてどうでしょう!!」


「…!異世界ファンタジー…!」


「(取り敢えず、この世界の住人は大体こういうFS?にみたいなことを言っておけば何でも聞いてくれるは!)」


「(いや落ち着け、なんだこいつ…一気に距離近くなったな、ま、まあとりあえず)」


「そ、そうですか、で、異世界って?記憶とかって引き継がれるんですか?」


「話が分かってらっしゃいますね、、、ここだけの話!私と取引してくれれば本来は記憶なしのところ記憶を引き継いだままで転生できますよ!どうです?」


「(取引って言ってもなんだ…?)」


「具体的には…?」


「その世界の通貨ですね。その世界で毎月死ぬまで一定の…まあ太陽系地球型惑星圏地日本でいう1000円ぐらいを払ってもらいます!」


「(魂とかじゃなかったか、ていうか死神じゃないんだから…ていうかどうやって送るんだ?あと赤ちゃんの頃とかもどうすれば…)」


「ま!詳しいことは行ったら分かりますよ!」


「はぁ、、、」


「(まぁでも生ごみのような人生が変わりそうなんだ。。。)」


「よし!異世界転生します!」


「天即契約ありがとうございます~♪」


「ここから新しぃー」


  「                     そ

          RE

             じ

 ゃ                 ア

              、

          よ

    ㋺

                          し

    く

           ネ

   ぇ

             ~

         !

               」


少年が次に瞼を開けた時、身体が地面に引っ張られているような感覚でただひたすらに落ち、歪む少女の声を聞きながら気がつけば一瞬のうちに視界が暗くなっていた。


「!?」


少年が次に目を開けても視界は暗いままで、手足の感覚は短く、川の音、木々が揺れる音が聞こえていた。


「(へ?と、取り敢えず状況を整理しよう。異世界転生は、したようだな?なんか身体の感覚はあるし、、、目は、夜?ぽいっな、取り敢えず色々疲れたし、寝よ…)」


「んー」


目が覚めてから見た先には、木でできた橋が目に見えていた


「(は!?なんで外?え?あ、、、)」


全てを悟ったように少年の心の肩は落ちた。周りに人がいる気配はない、自然の音、そうー

捨て子だったのだ…


「(ハぁ?)」


ー第一話 完ー

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