待遇性
最近小説作り始めました。りきとの抜け殻と申します。今まで小説という小説を書いたことがないので暖かい目で見守ってくださると助かります…
全てが崩れたのは、ここから。
師匠が助けてくれ、刀の太刀筋も大分様になってきた。
そんなある日だ。聞きなれない警報がなる。
「リーガ様!敵襲です!」
いつも師匠の横にいる黒服が叫ぶ。
すると、師匠は拳銃を取り出し、辺りを全て黒に染めていく。
「そんなこと警報を聞けば分かる。私が出陣するまでに戦って前線を維持しろ。」
黒服が総出で向かっていく。かなりの人数だ。
この波に抗えず、私も刀を取り出し、そこに向かおうとした瞬間だ。
師匠の目が黄色く光り、私を止めようとする。
「お前はやめとけ。何か変な予感がする。」
その言葉通り、取り敢えず待ってみることにする。
黒服の叫び声が終始飛ぶ。周りの些細な雑音すら消すような、大きな雑音だ。
師匠も戦場に行ってしまい、アジトにいるのは私だけだ。
「(大丈夫なのか…?)」
そう思いながら刀を研いでいると、何故かこちらに向かってくる足音がする。
師匠だ。暗がりに包まれた部屋を開け、告げる。
「良いか?俺も永くないから今回の事態と、私が言う中での最後の仕事を告げる。心して耳に聞け。
まず、今回の事件は、私の側近である書記がやらかした。あいつは自らユダとなり、俺らを騙して、ここを味方のアジトのメンバーと一緒に襲撃しようとした。
敵の戦力がこちらの戦力よりも圧倒的に強く、こちらも太刀打ちができない。そこで、私が死んだら、この銃口を書記に向かって思いっ切り引き金を引け。」
師匠が死ぬ?裏切り者?分からない。ただ、私は仕事を全うするしかない。
?師匠の背後に何かいるような気がする。
闇に囲まれ、姿は見えないが、微かに感じる飄々さ。
書記だ。
グサッ!
師匠の周りに赤い絵の具が飛び散り、白いカーネーションを1部赤に染めていく。
師匠が目の前で死んだ。
「嘘…だろ?こんなこと…」
「仕方が…ない事だ。これが運命らしい。もうひとつ仕事を分け与えていいか?」
”ある人間に憎悪を向け、それを具現化しろ。”
その言葉を聞いて数秒後、俺は黒い目を赤い眼光にし、引き金を引いた。その瞬間、憎悪に塗れる。
目を覚ますと、そこは、ある子供がいる家だ。
私が与えられた仕事はひとつ。
”彼を拷問し、この次元を終わらすこと。”
読んで下さりありがとうございます!とりあえず頑張ります!以上!