あゝ無情
最近小説作り始めました。りきとの抜け殻と申します。今まで小説という小説を書いたことがないので暖かい目で見守ってくださると助かります…
これは、あの悲劇が起こるまでの、約1年間の出来事を記した日記である。
6月も終わりを迎え、暑さもやがてどんどん苦しくなっていく。
俺はりきとだ。締め切ったカーテンに、いつも暗い部屋に居座っている。
ゴロゴロしながら虚像で生まれた小説を書き、時間を潰していた。
そんなある日のこと、Min○craftというゲームをやっていると、急に画面全体が光り出す。
「やあ!初めまして!君はこの世界に見事生まれることになったよ!頑張って!」
そんな感じの声が脳内から直接響く。
その瞬間、夢が覚めたように目覚めた。
「おい…どこだよここ…」
鳴り響く銃声、血塗られた床。ペンキで落書きされた壁。恐らくスラム街のような場所に着いてしまった。
バンッ!
銃声がまた鳴り響く。
西へ、北へ、そして、私の頭の上へ。
ガンッ!
「おいてめぇ!危ないぞ!」
「!?銃弾…?」
危うく、死ぬところだった。
「なんでこんなとこで佇んでやがる…死にたいのか?」
1人の女性が、私の方を睨みながら、問いただす。
「え?いや…その…」
「言い訳はいい。とりあえず、この戦場が綺麗になったら話は聞かせてもらうぞ。」
【凱旋】
声が辺り1面に広がると、周りにいた黒マスクの男達は全員倒れていった。
「ったく…おい、連れてけ…」
「承知致しました。」
「!?」
急に薬のような物が打ち込まれる。
だん…だ…意識が…
バタン
目を覚ますと、黒い服の男たちが並んで立っている道のその先に、黒いスーツを着た少女が、1人、ソファに肘をつきながら座っている。
「おはよう。お目覚めか?寝起きで頭も回っておらず、この状況が大変なのはわかるが、君の顔は少し気に入った。質問をさせてくれ。」
「質…問?」
急に眠らされて、無理やりこんなところに連れて着た人が言うことか?まあいいが…
「ああ、そうだ。まあ、以ての外、お前に拒否権はないから、結局は質問を受けることにはなるんだがな。」
拒否権ないのかよ…
「じゃあ1つ目の質問だ。お前の名前、年齢、出身を言え。」
いきなり自己紹介か?
まあ、嫌な気持ちにはならないので、質問に答える。
「名前はりきとで、年齢は14歳…出身は日本ですね…」
「出身が日本?それはどこだ?」
日本がどこなのか分からない人っているのか?こっちの言語も理解してるから日本人だと思うのだが…
「黒服。今すぐに調べろ。」
「承知いたしました。」
いくつかの黒服は、別の部屋に行ったまたいだ。
「まあ、そんなことは後で分かる。次の質問だ。お前、なぜあそこにいた?」
「それは…■■■…」
さっきまでの出来事を、事細かく説明した。
「………急に知らない場所…そんなことあるのか?」
「ありますよ。”転生者”というものですかね…人生を1度リセットし、新たな人生を進んでいく現象らしいです。」
後ろにいた茶髪のセンターパートの、明らかに座っている少女とは歳がかけ離れている人が喋り出す。
「まあ、そういうことにしておくか…最後の質問だ。お前、家の組に入らないか?」
………え?
読者様、読んで下さり、本当にありがとうございます!そしてお疲れ様でした!書くの結構楽しかったです!以上!