第四章データ『用語4』
『ファンタジーの呪い』
異世界病者にかけられていた魔法のような物。
それをその身に受けるとファンタジーの世界観に精神が支配され、人格に影響を受ける。
現実での異世界病者達もその呪いがかかっていたかは不明とされているが、半界においてはほぼ確実に魔法使い陣営にはファンタジーの呪いが強くかけられていた。
ただし、春のような半界で産まれた者、響のようなファンタジーの創造以前に半界に訪れている者には効果が無く、芥のようにファンタジーを憎んでいる者には効果が薄い。天使陣営が重火器を主に武器としていたのはファンタジーよりもリアリティで心を防御するという意味合いも強かったようだ。
逆に、戦闘を好む神の子のような存在はファンタジーに耐性が薄い。
ファンタジー耐性表
S=かからない A=ほぼかからない B=かかるが声をかければ治る
C=かかった場合治りづらい D=かかりやすい
S 響、春
A 芥
B 朝日
C 仕掛け屋
D フィリ、アルゴス
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『赤竜』
ミセスが創り出した架空の魔物。
赤いドラゴンこそファンタジーの王道だという多くの共通認識により、ファンタジーの呪いにかける為にあえて弱く創っている。実際のモンスターを見たことの無いフィリとアルゴスは興奮し、まんまとその呪いにかけられてしまった。
色格:赤が変化した姿だというのは嘘であり、完全にミセスの魔法による創造物である。
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『魔の位』
始まりの二人を第一位、第二位とした魔力量の位。
それが多い程に、自由に世界を創り変えられる程の力を持つ。
異世界病に関わりが強い人間程、その位は高いとされている。
現在分かっている魔の位
『魔の第一位:中原啄人』
『魔の第二位:中原雪』死亡
『魔の第三位:志賀縁=ミセス』
第四位、または第五位に中原春がいる可能性がある。
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『半界(真実)』
文字通り、半分に分けられた世界。
始まりの二人は一つの世界を半分に分け、それぞれがしたい世界を創造していた。
殺害されたものの、妻はスローライフを、そうして旦那は殺戮ゲームの世界を創造していた。
時には悪魔と呼ばれようと、二人には怖い物など存在しない。
魔法が、世界を牛耳っている。
中原雪がいない今、ミセス曰く全界などと呼ばれているが、元々どういった形で産まれた世界なのかは依然謎のままである。
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『役割』
魔の第一位が灰の世界の半界を殺戮ゲームにした時のルールの一つ。
性格が歪んでいるのか、魔の第一位は自分達を悪魔陣営と称し、永遠に勝ち戦を続けている。
それぞれが駒の役割を与えられており、その役割に沿って行動をさせられている。
だが、唯一のイレギュラーであった響だけはその縛りから解かれ、役割を持たない自由意志を持つ仲間を集める事が出来た。
天使陣営側が常に負け続けるが全滅はしないというカラクリになっている。
天使陣営側は盤上の駒として全てが機能している為に、天使陣営の殆どは創り物であるが、悪魔陣営の殆どは異世界病によって現実で自殺した本当の人間達。
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『色格(真実)』
言葉のみで、本来は存在せず、所謂個々人のステータスを見る事が出来るミセスが見た物を適当に割り振っただけの物。だが、その人の人生によって力が決まるというのはその通りのようで、芥は灰を操る魔法が使えるなどという事は彼自身の人生によるものだと思われる。
よって、本来は半界にいる全員が魔法を使える可能性があるが、芥がミセスに会うまで使えなかった事を考えると、ミセス自身に覚醒を促す力があるのかもしれない。
実際、魔法を使わせるというのはファンタジーの呪いに一歩近づかせる手段なので、芥はその人生を以てして呪いに打ち勝ったという事になる。




