第三章データ『用語3』
『追跡魔法』
通常色格の魔法使いには使えない高等魔法。
解除も容易ではない為、魔法をかけた本人を倒すか逃げ続けるしか方法は無い。
悪魔『アンドラス』の能力だという事が示唆されている
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『魔法具』
魔法の力を込めた物体、春が芥に渡したガラスボタンがその例で、ボタンを床に叩きつけて割る事によって中に込められた風魔法が発動するようになっていた。応用は可能であり、相性こそあれど、色々な物に色々な魔法を詰め込む事が出来る。
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『色格:浅緑』
ミセスの色格、荒れた地に草を生やす程度の能力しか無いように見えるが全貌は不明。
他人の魔法使いとしての適正検査、色格検査を行えるのもおそらくはこの色格のお陰であると推測される。
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『適性検査、色格検査』
魔法使いとしての適正は半界に来る前にどの程度魔法という概念に触れてきたかで決まる。
そうして特殊色格は、その人間がどのような人生を送ってきたかで決まる。
芥の場合、異世界病者を多く向き合ってきた事により魔法という概念に触れ続け、あまりにも多くその死を見続けていた為に、半界に於いて死を象徴する灰という色を与えられた。、
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『色格:灰』
芥の魔法使いとしての色格。半界のそこら中に広がっている灰を扱う灰魔法を使う事が出来る。
ただし通常の魔法使いとは違い火や水を使った簡単な魔法は使用出来ず、あくまで使えるのは灰魔法のみ、しかし灰魔法自体が高等魔法とされている為、その能力と将来性は高いと考えて良いだろう。
イメージによって色々な魔法を使い分ける事が出来る。詠唱によってその強さが上がる事も同様。
今の所芥が使った灰魔法を使った行動は以下になる
・灰槍:主に投擲として使う事が多い、魔法使いが使う光の槍をイメージしたもの。
・灰剣:近接戦闘用の武器、その硬さや鋭さはイメージの強さによって変化する。
・灰屋:相手の周りを灰のドームで包む。防御手段としても使えるが、その灰を圧縮して攻撃手段しても使える
・灰撃:相手の周りにある灰を浮遊させ、圧縮し潰す攻撃手段。
・灰刀:朝日が使う刀に合わせて作り出した灰の刀。
・灰針:床の灰から勢いよく鋭利な針を飛び出させる。トラップ的な使い方が可能
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『ラハル』
中原春という少女の本当の名前。
始まりの二人の内、女性は知らずのうちに子供を身ごもったまま自殺していた。
その為に、半界で出産され、その後魔法によって急激な成長を遂げさせられる事となった。
家庭環境と呼べるような物はほぼ無く、無理やりに成長させられ目覚めた時に茶褐色の土を見ていた事から、色格自体は『茶褐色』を得る事となった。
しかし、ラハルとしての能力は基本的に灰すら残さない程の炎を操る魔法使いであり、攻撃魔法として考えた場合はかなりの高威力を持つ。その威力は対属性である水属性の高等魔法すら蒸発させる程
だが、その力を悪用される事を危惧した春は、自分自身が『ラハル』であるという記憶を魔法により消去し、芥にその名を呼ばれた時にだけ記憶を思い出しその力を行使出来るようにするという処置を取った。




