第二章データ『登場人物と主だった行動2』
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【刻一刻と進む思考】
『葛籠抜芥』
・半界に来るまでの人生:彼がマンションから飛び降りる日から遡って約十年前、イジメを受けていた石鐘響が高校の屋上から落ちる瞬間を目にする。
義勇心により証拠映像を映像として残そうとしていた事が退学に繋がり、その後流行った異世界病により家族が亡くなっていく。
心的トラウマを抱えながらも、異世界病者の自殺による近親者の二次災害を防ぐ事を目的とした機関、通称『リアス』にて十年程、異世界病者の説得を続ける。しかし自殺率がほぼ100%に近い異世界病の人間を彼が救えた事はついぞ一回も無く、十年が経過し機関が彼にその活動の終了を言い渡され、積もり上がった絶望が彼を半界へと誘う事となった。
・性質の変化:自分はより強くなるべきだと、強く心に誓った。
・好きな飲食物:おそらくイカ
・第二章での主だった行動
1,フィリの指導の元、魔法使いを撃退する。
2,悪魔陣営の神の子、アルゴスと遭遇、後アルゴスが創りだした眼獣と戦闘。
3,堕天使になった響との再会、BARエンジェリンにあった酒をスキットルに入れて渡される。
4,魔法使いの少女『中原春』と出会い、互いの情報を共有し仲間となる。
5,灰になったはずの天使長の襲撃を受けるが、響の遠距離射撃の助けもあり灰へと還す。
6,朝日に自分の死までの真相を語る。
7,刻景使い『イロス』と紫格の魔法使いの襲撃を受け、春と共に魔法使いを撃退する。
8,フィリの能力に頼ってしまう事を知りながら、イロスを出し抜く事に成功し、結果撤退させる。
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【正しさを探す銃弾の雨】
『石鐘響』
・半界に来るまでの人生:通っていた学校内でイジメにあっており、死亡当日はイジメの主犯格の女生徒に連れられ屋上へと向かっていた。屋上から落ちる瞬間を芥が目撃しており、証拠映像も撮影されている。
・性質の変化:明るさがやや鳴りを潜め、自暴自棄になりかけていた。長かった黒髪をバッサリと切り落としてショートヘアになっている。芥達の手助けをすると決めてからは容赦なく敵対勢力を倒し続ける存在となった。
・第二章での主だった行動
(1),仕掛け屋との戦闘を終えた後、芥達に命を捧げる為に探す
2,芥達と出会い、その命を捧げる事で刻景の時間を提供しようとするが、フィリに諭される。
(3),芥達を狙っているであろう魔法使いや刻景使いを問答無用で排除していく。
(4),使い切った銃弾を探している最中に仕掛け屋と出会う。
5,天使長の強襲を受けた芥達をスナイパーライフルで援護する。
(6).仕掛け屋と共闘し、魔法使いの群れと戦う。
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【泣きながら正解を叫ぶ】
『夜久朝日』
・半界に来るまでの人生:医学界の権威である夜久家に生まれたからにはと医療に関わろうと努力を重ねたが、夜久家の三人の子供の内、朝日のみが純粋に夢を追った結果獣医となり、他の二人は父を継ぐかのような形で人間を救う医者となった。
救った命は彼女が一番多く、獣医もまた立派な職業だと主張しても、夜久の家系としては嘲笑される物であった。その強い絶望が、彼女を半界へと誘う事となる。
・性質の変化:仲間意識がより強まったからか、元々の性格故に涙脆くなる物の、心を強く持つべきだと思い、なるべく我慢するようになった。
・新しい所持武器:青重刀『ポチ』 赤軽刀『タマ』
・好きな飲食物:ラーメン!!
・嫌いな飲食物:不明
・第二章での主だった行動
1,仕掛け屋と共に物資調達にでかけ、魔法使いを撃退して帰ってくる。
2,アルゴスの眼獣に憂いを感じながら、トドメを刺す。
3,天使長との戦闘にてスロータイムを使い、窓外から撃ち込まれたエンジェルオーダーの銃弾を遅らせ、仲間を援護する。
4,芥の髪を切り、自分が半界に来るまでの話をする。
5,芥が半界に来るまでの人生を聞き、涙する。
6,イロスの襲撃の際、魔法使いの撃退に向かった芥と春にはついていかずに、フィリの援護へと回る。
7,イロスの攻撃により倒れたが、意識がある状態でずっと状況を伺っていた。タイミングを見計いスロータイムを使う事によって、フィリのロストタイムの発動を確実な物にした。
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【茶褐色から芽生えるツクシ】
『中原春』
・陣営:無所属だが元悪魔陣営
・魔法使いとしての色格:本来は青・黄・緑・紫・赤と続く色格の中でも、特殊ケー
スの一つ『茶褐色』強さとしては今時点では紫をやや越える程度。
・現実での死因とその時の年齢:不明
・能力:紫格程度の魔法使いが使える魔法は大体使えるが、彼女個人の特色として、雷を操る魔法や、地面や土を利用した魔法を得意としており、同格の魔法使いよりも数段長けている。
・身長体重風貌:身長は150cm程で、フィリよりやや高く、朝日よりはそこそこ低い。「た、たたた体重ですか? えっと……40キロと少し、くらいかと……」
童顔というよりも、単純に大人になりきれていない雰囲気を持ち、年齢自体も16~7歳程度に見える。黒髪で小柄、少し短めの髪を大きなとんがり帽子で隠しており、古風な魔女のような黒いローブを身に纏っている。赤褐色の瞳が印象的だが、その理由は定かでは無い。
・性格:年齢故か性格故か、いつもオドオドしている。殆どの会話や所作に気弱な一面が見える。だが戦闘になるとやや性格に変化が起き、冷静かつ慎重な一人の魔法使いとして十分すぎる程の判断力を見せる。普段の会話では支えがちな言葉使い、戦闘時にはまるで別人のようにハッキリしたような物へと変わる。だが、それら全てを纏めたとしても、一生懸命で優しく、真っ直ぐな女の子という印象が変わる事は無いだろう。
・好きな飲食物:おそらく甘い物
・嫌いな飲食物:不明
・第二章での主だった行動
1,食料を探しに来た芥達を牽制する。
2,芥の説得により会話を始める。
3,お互いの利害の一致の為、共に過ごす事を決める。
4,灰の天使長のエンジェルオーダーに対して雷属性魔法で援護する。
5,狸寝入りで芥と朝日の身の上話を少しだけ聞く。
6,イロスと魔法使いの強襲時、紫格の魔法使いを芥と共に灰にする。
7,イロスと対面時、芥の合図で魔法を放ちフィリの刻景発動の手助けをする。
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【一かけ二かけ卵かけ】
『仕掛け屋』
・半界に来るまでの人生:多くが謎に包まれている、特に死因については恥ずかしがって明言しない。
・性質の変化:仲間内での自身の必要性を意識している。ちゃらんぽらんではいられないと考え始めている。
・好きな飲食物:炙ったイカ、団子、『卵を使った料理』
・嫌いな飲食物:卵(嫌いというよりアレルギーにより食べられない)
・第二章での主だった行動
1,朝日と共に物資調達にでかけ、魔法使いを数人灰にする。
2,朝日の武器探すという名目で一旦芥達から離れる。
(3),響と再会し、彼女にスナイパーライフルを与える。
(4),魔法使いの強襲に会い、響と共闘する。
5,イロスが芥を刻景の時間経過により死に追いやろうとしていたタイミングに馳せ参じ、バレットタイムにより牽制した上で、芥の顔を立て手負いのイロスを逃がす。
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【失ってでも得るべき者と】
『フィリ』
・半界に来るまでの人生:未だ語られていない為不明。神の居場所があるのかどうかも定かではない。少なくとも人として現実を生きていたわけでは無いようだ。
・性質の変化:少しだけ優しくなった。もしかするとそれは元々の彼女の気質だったのかもしれないが。自己犠牲を考え始めている。
・好きな飲食物:プリン イカ(炙った方が美味いぞ!)
・第二章での主だった行動
1,芥に手本として近接戦闘のいろはを見せる。
2,アルゴス相手に戦闘は行えない物の、その実力を以て眼獣を蹴散らす。
3,出会った響に、激励の意味も込めた叱咤を飛ばす。
4,魔法使いの少女『春』と出会い、互いに和解し、彼女を舎弟のように扱う。
5,天使長の強襲により命を奪われかけるが、すんでのところで無事で済む。
6,続くイロスの強襲では、ロストタイムにより自らの右手の感覚を失うのと引き換えにイロスの右手の感覚を奪った。
7,とある人物から仕掛け屋を通して、ショットガンを受け取る。
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【敗北の灰】
『灰の天使長』
・能力:刻景モドキ、リードタイム。指定した情報を相手の記憶から読み取る事が出来るが、刻景では無く、刻景だった時よりもその能力は衰えている。
:エンジェルオーダー's、彼の作り出した機械達の名前。どれもが殺害を意図して作られており、重火器を積んだドローン型の個体から、シェルジュと呼ばれる機械人形にまで、種類は多岐に渡る。
・第二章での主だった行動
(1),悪魔ザガンにより灰から情報を読み取られ、灰人として復活する
2,芥達の元へ出向き、余裕の振る舞いで戦うも、響の援護の元、敗北を悟り自殺する。
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【歪が嘲笑う刻のズレ】
『イロス』
・陣営:天使陣営の神の子ではあるが、悪魔長の名の下に行動している。
・性別:女性(神の子)
・能力:刻景・オンタイム。正しいタイミングを知る事が出来、そのタイミング通りに動けば本来当たるであろう攻撃を躱す事が出来るという能力。逆にオンタイムが発生している状態で攻撃しようとしても、タイミングが合わなければ彼女に当たる事は無い。
・身長体重風貌:身長は170cm程で、芥よりは低く、朝日や響よりは高い。
華奢な身体を修道服のような衣服に包んでいる。
灰がかった長い髪をピンでしっかりと留めており、自身が美形であるという事を理解しているかのように整った顔立ちを、その輪郭毎ハッキリと見せている。
一見温和そうで、衣服も相まって聖女にも見紛うような顔をしているが、その黒い眼は定期的にサディスティックな笑みを見せる。
・性格:一見温和な雰囲気かつ丁寧な口調で振る舞っているが、それも含めて自身の残酷な行為を際立たせるための演出で、徹底的なサディスト。能力の強さもあってか、自分に酔っている一面がある。善悪の基準もおかしくなっており、自分が楽しめるのであれば悪魔だろうと天使だろうと変わらないという理由で、単純に使えそうな能力を手に入れられるであろう天使陣営を選ぶ程の、計画的な悪意と嗜虐的思考の持ち主。
・所持武器:メイス
・好きな飲食物:不明
・嫌いな飲食物:「貴方の大好きな物」
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【曇り続ける大量のレンズ】
『アルゴス』
・陣営:悪魔陣営
・性別:男性(神の子)
・判明した能力:眼の集合体のような球体の使い魔だけではなく、そこに詠唱を付け加える事により自身の手を完全に離れた眼獣と呼ばれる化け物を顕現させた。赤く薄汚れ、影で創られた犬のような風貌のその獣には、球体だった時のように無数の眼がついている。
・性質の変化:悪魔陣営に属してはいるが、自身への駒のような扱いに不満を持ち始めている。
・第二章での主だった行動
(1),悪魔ザガンが天使長を灰から蘇らせるのを見る。
(2),蘇った灰の天使長に喧嘩を吹っ掛けるが、彼の力の無さを見抜き興味を失くし、彼を見送る。
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【はい、と答え続ける力】
『ザガン』
・陣営:悪魔陣営
・性別:男性
・現実での死因とその時の年齢:不明
・能力:魔法使いが使う魔法の中でも最大級の力を持つ『灰属性』の魔法を使う。ただし攻撃手段としての灰属性魔法は使えず、彼が使えるのは半界に広がった灰から情報を読み取り、限りなく元の生物に似た存在を創り出すという蘇生のような魔法。
・身長体重風貌:半人半獣の姿をしているが、二足歩行。身長はアルゴスよりも高く2m50cm程ある。下半身は黒い毛で覆われており、赤黒い上半身は見るものを圧倒させる様な筋肉で覆われている。牡牛のように猛々しい獣の顔をしているが、頭に生えていたであろう角は二本ともへし折られている。
・性格:その姿に見合わず純粋に温和な素振りをし、間延びした緩い口調で話す。
その為に適当な事を言っているようにも見えるが、相手の為に言うべきだと思った事はハッキリと口にするような誠実さもある。
自身や境遇への諦めのような感情を時々その言動から感じさせるが、実際に彼は半界に顕現した時点で自身の能力が攻撃的な物ではなく蘇生であることに気づき、自らの役割を理解したと同時に強さを誇示する為の両角をその手で圧し折っている。
角を素手でへし折る腕力や、それを即断するような決断力はあるが、その腕力等を人に振るった事は無く、言われるがまま灰から情報を読み取り蘇生を続ける。
何となく彼の元に現れるアルゴスと世間話をする事も、諦めを胸に潜めている彼にはある意味でどうでも良く、そうしてある意味では嬉しいとも思っている。
・所持武器:強いていえばその全身が打撃武器となる。
・第二章での主だった行動
(1),アルゴスと世間話をしながら天使長を灰から蘇らせる。
(2),蘇った灰の天使長に喧嘩を吹っ掛けるアルゴスと、それに乗りかけた灰の天使長の仲裁をする。




