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44話:律子の日常

登場人物:


主人公:宇田川咲子 高校に入学したばかりの15歳

主人公友達:立花律子 友人

主人公友達:大越理恵 友人 研究会所属 

日常研究会 代表:影山雄一

南雲津久美:研究会所属

手塚美子:研究会所属 新入生


ニッチな才能たち

ファイールズ・明:発破爆破の天才

石坂正洋:工学論文をたしなむ生徒

石坂浩二:正洋の一つ上の上級生、その実発明の天才

五条悟:人形作りをたしなむ男

堀之内貴信:二年、人体工学をたしなむ

「優紀院高等学校」


その他:

宇田川清江:咲子の母親

宇田川智樹:咲子の弟 中1

立花理香 律子の母親


カクヨムとも重複投稿です。

夏休みを意識しだす頃合いの時期である。初めての期末テストを控えて授業では、教師がテストで重要な点を入念に説明している。聞き入れる学生は真面目なものも、意識として浅そうである者もいるかのように律子は感じていた。高等教育を迎えて数か月、親からの期待もあり、律子は真面目に受けているしついてこれている自信もあった。意識としてあるのは母との家庭内におけるやりとりであった。




理香「いい?ちゃんと勉強にはまじめについていくこと」


律子「うん、わかった頑張るね」


理香「ちゃんとしてたら、ご褒美だって上げるからね。今のところ本でいいんでしょ?」


律子「いいよ、本好きだし」


理香「でも役にたたないけどね、高校の授業」


律子「そうなんだ?なんでやるの?」


理香「私としてはどうだろ。勉強の習慣を身に着けてほしいかな。あと大学に入るためにもね」


律子「はいはい。行きますよ。大学」


理香「大学の知識は使うから」


律子「そうなんだ、お母さんって文系?」


理香「ちがいますぅ、数学科です」


律子「編集者で使うの?」


理香「まあ、ぼちぼち?かな」


律子「そうなんだ、へえ、私はまだ、特に専攻は」


理香「まあ。3年と言っても短いからね。よく考えてね」


律子「はあい」




授業間の休憩時間に次の準備をしてトイレを済ます。すこし時間が余った。鞄から文庫本を取り出して少し眺める。自分でも文学少女だなと感じていた。




律子(どちらというとラノベ少女かな?ふふ)




ふとクラス内に視線を傾けると、椅子に座っている悟が見える。姿勢を直立に伸ばし、腕組をしている。律子の角度ではよく見えなかったが、何をしているのか不思議に感じた。




律子(真面目そうな顔?机はよく見えないや。なんだろ?また何かに集中してるのかな。熱中してることには少し興奮気味だもんね)




その日の午後は、手芸部で少しアイロンビーズの作業をすすめたいところであった。しかし、日常研究会で自分達で立案した計画を実行する話も出ている。


部室に保管している、律子の手芸の形は、まだその本性を露わにしていない。完成すればピカチュウになるはずなのだが。シンプルなデザインに時間をかけすぎか、とも思わないわけでもなかったが、席に座り作業の続きを少し。隣に座るのが定位置になりつつある悟と合間におしゃべりしながらわずかな時間をすごす。学校において悟と話す機会は今のところよくあるのはこの時ぐらい。




律子「うふふ」


悟「うん?ええと立花さん?」


律子「いや、ごめんね。悟君とお話するタイミングってこんな時になっているね。」


悟「そうかな、うん」


律子「別にいいんですよぉ、クラスの時間ある時に話かけても。」


悟「ええ?うん、いや、そう、だね」


律子「ふふ、照れ屋だね」




悟との心地よいといえなくもない時間の後は、日常研究会に顔をだす。本日は、自分達で計画・立案しての実施についてであった。提案したのは誰だったか、


美子だったように律子は思う。小旅行の提案と江ノ島の地名、わりとすんなり話はすすみ、自分達で計画しての小旅行を近日行うことに決まった。期末テストの後ぐらい


がいいだろうと意見はまとまっている。




理恵「旅行ね、いいわね。はい、自分達で計画を立てて実際に行ってみましょう。いいんじゃない旅行、今のうちに自分達だけでできるようになればいいわね。


江ノ島はなんかは過去の部員の行動実績があるからレポートあるわよ」




今の時期は夕日が沈むのは遅い、それは意識としてはなかったが、帰宅途中咲子たちとは別れ、駅に向かう。目的の場所は本屋だ。駅前に立地があり、長い間店舗を構えている。律子は階段を降り、慣れた動線でラノベコーナーに向かう。新しいタイトルの開拓だ。




律子(さてさて、どうしようなか。「はちま」は終わったから今度は異世界にいこうかな。うーん、どうする?このすば、アニメはみたけど手をだそうかな。)


いくつかの文庫本を手にとり、すこし読みふける。内容は吟味して選びたいところであった。小1時間というわけでもないが、少し立ち読みして選んだのは


当初の想定どおり、女神と転生した主人公の話だった。




律子(さてさて、このすば、このすば。一巻がよかったらお母さんにねだろっと。電子書籍でもフルコンしたいな)




レジで精算をすませ、階段を上がり帰宅するつもりの律子に、駅の店舗のシュークリーム屋が目に移る、買い食いの衝動を憶え、近づくと視野内に赤が入ってきた。




律子(赤、うん。何?ピンク?なんだろこれ?ん?付箋だ)




シュークリームの店舗脇に設置されている、掲示板の一部に注意が奪われる。付箋だ。ピンクの付箋が貼ってあるのである。そして自然と視線はそのそばの


白い四角形に移動する。QRコードだ。




律子(おお、QRコード、・・・・だ。これってもしや?ええ?石坂君なの?他の人?いいのかなこれ?)




律子はスマートフォンでQRコードにアクセスする。EVERYNORTが開かれる。軽くスワイプした限りは著作の宣伝のようだった。




律子(石坂くんだぁ。いいのかなぁ、これ。結構集客効果あるのかなあ、売り上げってでてる?、あー驚いたよ、もう)




帰宅してからの律子は新しい出会いを手に入れた時のいつものルーチンだった。帰りの遅い理香よりも先に適当に食事を作り


風呂に入る。それから自室で机でライトノベルを読みふける。一応期末テストが近いのでほどほどにしとかなくては。


夜になり、理香が帰宅する。その頃には読みふける姿はリビングに移っていた。母ととりとめのない話をする。その中で少し意味不明は単語があった。




理香「ねえ、律子、ミラーリングって知っている?噂になっていない?」




律子は特に知らない事を伝えた。

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