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二ッチ達の夜

登場人物:


主人公:宇田川咲子 高校に入学したばかりの15歳

主人公友達:立花律子 友人

主人公友達:大越理恵 友人 研究会所属 

日常研究会 代表:影山雄一

南雲津久美:研究会所属

手塚美子:研究会所属 新入生


ニッチな才能たち

ファイールズ・明:発破爆破の天才

石坂正洋:工学論文をたしなむ生徒

石坂浩二:正洋の一つ上の上級生、その実発明の天才

五条悟:人形作りをたしなむ男

堀之内貴信:二年、人体工学をたしなむ

「優紀院高等学校」


その他:

宇田川清江:咲子の母親

宇田川智樹:咲子の弟 中1

立花理香 律子の母親


カクヨムとも重複投稿です。

その日の夜、自宅の団地の部屋で机の蛍光灯に照らされた手元にはボタン電池のような器物が握られていた。石坂浩二16歳、嫌、もう17歳になるかその成果としての器物の測定値が算出されていた。100万キロワット。おおよそ原子力発電所一基分の電力容量が浩二の手ににぎられる器物に蓄えられていた。


浩二(成功だ、これでいいだろう。形はボタン電池にしているが、容量に比例して電力容量が増えるのは確認している。とりあえず試作品は成功。施行としてまず自宅の配電盤に取り付けてみるか電気代をタダにしてみるか。基本料金だけで電気代を賄えるようになるはずだ。あとは生産工程と販路だな。特許はだめだ、信用できない。)


浩二はA3のコピー用紙を引き出して作図を始める、フローチャートのように思える。


浩二(さて、長期計画としても当座の楽も欲しい、どんな動きになるか、可能性を考えろ。)


手元のA3用紙には可能性を列挙したフローチャートが描かれていく、その中には施行としての美子の名前もあった。


浩二(どうするかなぁ、まだ学生だしなぁ組織に属して生産工程に乗せるのもいいけど、信用するか?それなら会社興して軌道に乗せた方が・・・あと、信用性として立法だなやはり。立法権へのアピール後、軍資金を稼いで生産工程を確立させるか・・・)


手元にあるボタン電池はいくつか準備している。この程度の数を制作するのは造作もなかった。問題はいかようにして時流として乗り、自らの利益に還元させるかであった。


浩二(美子君たち、に試してもらうか?僕の作品の動画視聴数はまあまあだな。まずは企画として交渉して動画でアピール、その後なんとかして立法権に乗り込むか。美子君はアドリブがやや強いからうまいことコントロールしないと。自由きままなあのお嬢さん)


浩二(三浦達の動向も気になるが、鬼畜外道に身を費やしているのならいず警察の手につかまるだろう。だが奴らの軍資金の背景がなぞだ。明らかに巨額は資金を背景にしている。正洋は三浦の殺害対象として標的にされたようだ。所詮は頭の悪い鬼畜外道だが、いかせん数が多く暗躍するのがやっかいだ。僕に近づけないようにしないと。気づいているのかあいつ自分の成績が良くないのは陥れられている結果だということを)



別室の居間では、一心腐乱に正洋がノートパソコンに向かいタイプしている。その心は今後の創作活動の可能性に向かっていた。

ノートパソコンにはテキストソフトウェアが開かれておりややタイプ音を響かせながら文字が紡がれていく。

以下はテキストソフトウェア上のテキスト群である。


どうするか、今後のテーマとしての可能性を考える。市街地攻略は市街地を別にすれば不変としたテーマだ。市街地における情報の拡散手法。多少の予算がいるが出せない額ではない。次なるテーマの場所として「新横浜」がいいだろう。それ以外のテーマだとどうなるか。まだ書けるテーマがあるか。いずれはネタもつきるが出し切っいく。誰かに相談もしたいが、相談できるとしたら咲子さんたちぐらいだろうか。家族にはまだ論文を書いていることは内緒にしてある相談に乗ってもらうのだからお礼もしないと。何ができるだろう。自身の環境はその生活実態をふくめて恵まれたものではない、彼女たちを満足させるための軍資金としては心もたないだろう。しかし自身でできる事としては何かあるはずだ。お手紙でお礼を書くのはどうだろうか。喜んでもらえそうな事を書けば、自身としてもうれしいが。


正洋は視線をうごかす、中には双子である寿洋がテレビゲームにいそしんでいる、こんな感じだが学校の成績は自身よりも良いのだ。

この時として自身の置かれた状況に違和感気づいてはいなかったが不信としての感覚はあった。


正洋(学校の成績が芳しくない、結構復習しているよな、俺?なんでだろ?赤点とはいかないでもこれでは人に誇れるものじゃないな)


正洋(今度、咲子さんをお茶にさそってみようか。席が隣であったのは良い条件なんだろうな。結構可愛い娘だと思うし、密かに人気あると思うんだけど。まあいい、それにしても他人への相談の機会は必用だろう。目下のところの新規テーマは「新横浜」だな。すでに筆記した論文も販路に乗せる事ができれば売上があるかもしれない)


その日の夜として正洋の思索は続く。


悟はいつもの習慣として、人形の貌を筆による作図をしてから時間を置いて、その出来を眺めていた。美しい、自身の手による出来であるが感心して眺めていた。その人形の面妖の美しさに多少の惚けた時間を過ごす悟、心地よい時間であった。少しして時間経過の心地よさから気を取り直して背筋を伸ばす。未だ不十分として判断するも自らの手によりこのような出来栄えの作品ができるのは心地よかった。


悟(うん、いい感じ。今日もいい仕事したなぁ。まだ販売するには満足するできじゃないけど)

悟「どうしよっかなぁ次はこれかなぁ」


悟の手には書店で購入した雑誌があった。コスプレ衣装を取り扱った雑誌であり入門用として読んでみる事にしたのだ。



悟(コスプレ衣装かぁ、人形の衣装は作るけどなぁ。人の着るものだろう?)


雑誌をめくる手が途中途中で止まる、そのたびに雑誌に掲載されている衣装の美しさに目を奪われる。


悟(ああ、綺麗だ。僕にも作れるかな。作るとしても誰に来てもらおう、こういうの着て写真とったりイベント参加したりするのかな。

律子さんは咲子さんに着せたいんだっけ)


悟「うーん、いいけどさぁ」


あおむけになり雑誌に注意を向ける悟。少し興奮しているのか床と股間の設置の感覚にいやらしさを感じる。

自身の状態は多少の無視をして読み進める悟。すでに気分は乗り気であるが、踏み込むための動機を思考し始める。


悟(なんて言って作って着てもらおうかな、まずは約束だよね。それからの制作になるかなあ。自宅の機材でなんとか作れそう。裁縫道具なんていくらでもあるし。うん、咲子さんはゴシック系なんかよさそうだなぁ)


その日の夜として自身の能力の新たな可能性に意識を向ける悟の姿があった。


夜間の行事として毎週チェックしているバラエティを見終え、風呂に入り二階の自室で楽な格好で時間を過ごす明。その意識は今日の余暇の時間をいかに有意義に過ごすか注意が向いていた。


明「さーてどうしますか、うーんこんな時に女の事お話できればなぁ、まだ番号もしらないし」


自室の寝具の上で横になる明。本日として何をしようか頭の中でめぐる。


明(どうしようか、今日は解体の知識はいいや。休も。いざ、気楽な時間といっても何をするか悩むなぁ。咲ちゃんとお電話したいけど電話番号しらないし。今度聞くかなぁ、聞いたら教えてくれるのかな。雑誌?読むかぁ?でも前読んだし。さてさてどうしますかね。)


明(このまま寝るのももったいないな。今後の展開・・・うーん、咲ちゃん、美子ちゃん、律ちゃん、先輩達もいいなぁ。今のクラスにも可愛い娘はいるけどさぁ。)


明「好みだと咲ちゃんだなぁ。狙っている奴おおいよ絶対。まあ目立たないけどさぁ。うーん、解体工じゃあまり関心もたれないかなぁ、っと。引け目に感じてはいけません。なんとかアピールしたいよなぁ」


明の思考は今の現状からいかようにしてアピールを行い、感心を引くかに寄せられていた。自身の現状から可能性を考える。

解体・・・発破・・・知識・・・すべてが異性の関心を引くには弱いと感じる。


明「なんかさぁやっぱ派手なのがいいのかなぁ?こう、どーんと行く感じ、うん?花火なんてどうだ。」


明が体勢を起こす。今の思考で多少のやる気が出たのか、新しい知見に悦びを感じる状態であるあことを自覚し始める。


明「花火、かぁ。こうドーンとオリジナル花火とか作ってあげたら喜ぶかな。自分で取り扱うの違法だっけ?」


やはりだめか、そう思考しかけたが可能性を考える。明はとりあえずとして机のパソコンに向かい検索を始める。


少しし時間が経過して、ある程度の結論に落ちつく。


明「うん、火薬は使うとして問題は事故だな。巻き込んで大やけどなんてならないようにしないと。火薬のとりあつかいと花火の基礎的な作成方法、勉強すればいけるか。河原とかで打ち上げて喜んでもらうのはどうだろう。捕まるかな。」


一応として自身の知識と技能によるあらたま可能性を見出す明。その手は検索ワードのタイプと書とめとししてノートに走らせるペンの動きがあった。


すこし時間があきました。日々の生業の後だとやはり疲労しますね。ついだらけてしまいます。

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