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詩のようなものたち

はと

作者: 暮 勇

 はと、都会のはと

 ドバトって、呼ばれるやつ

 濃淡のあるグレーの全身

 場合によっては、まんまる太ってる

 オリーブ咥えたことは、多分ないやつら

 首を前後に動かして、道をトコトコ歩いたり

 子供や飼い犬に追いかけられたり

 たまに、人間のゲロ啄んでる

 感情の読み取れない顔をして

 朝方、車のいない車道を横断しる時

 あいつら何を、考えてるのだろう

 そもそも、思考や感情が、あるのだろうか

 上を見ても、街を見渡しても

 何処かしらにいる、やつら

 何なら足元だって、通り過ぎてく

 なのにまるで、何も知らない

 何処で生きて、何処で死んでいるのか

 よく分からない

 それでも、お互い関わってる様な

 そうでない様な、微妙な距離感で

 私達は、この街で、なんとなく生きている

 奴らは毎朝、道端をトコトコ歩いて

 私はそれを見ながら、トコトコ歩いてる

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