◇人物図鑑◇
★★注意★★
ネタバレをふんだんに含みます!!
本文未読の方はご覧にならない事をお勧めします。
振り返りや備忘のためまとめました。
※登場人物は多いですが、各章でストーリーは完結しますので覚えておく必要はありません。
※最終章(第10章)のみ過去章の登場人物が多く登場します。
【モリノ王国】
◇マグナス・ペンドライト
モリノの若き錬金術師。
祖父である伝説の錬金術師"賢人マクスウェル"より、錬金術の技術とエロ精神を受け継ぐ。
エロい事と錬金術意外にはちょっと無気力な所がある16歳の少年。
◆ティンク
マグナスが最初に錬成した赤髪の少女。
超が付く程の美人で、家事もそれなりにこなすが性格はややキツイ。
かつて"マクスウェル"と共に過ごしていた時期がある。
◇ラージー・ペンドライト("賢人マクスウェル")
マグナスの祖父。
モリノのみならず、近隣諸国に名を馳せる伝説の錬金術師。
モリノを戦災から救った英雄だが、ある罪を犯し王宮を追放された。
物語内では既に故人。エロジジイ。
◇エイダン・デルタグランテ・モリノ("髭じぃ")
ラージーとマグナスの昔馴染みの爺さん。エロジジイ。
その正体はモリノの前国王"賢王エイダン"
現在は息子に王位を譲り隠居しているが、かつては国民に親しまれる名君だった。
◇グレイラット
かつて"剣帝"と呼ばれた老人。
隠居はしているが、今でもモリノ最強と言われる剣士。
ティンクやラージー、エイダンとも親交があり過去にモリノを戦勝国へと導いた。
◇シュー
本名はシュバイツ。一見やる気の無い死んだ目をした中年男性だが、元モリノ騎士団隊長で剣の達人。
若くして引退してからはエイダンの私兵を務める。
エイダンからの密命を受け、秘密裏にマグナスたちの監視と工房の警護を引き受けている。
◇カトレア・ファンフォシル
モリノ随一の名門貴族のご令嬢。
マグナスの最初のお客さん。
父が亡くなってからはファンフォシル家の若き当主として責務を真当している。
しっかり者の女性で、ティンクの一番の友達。
◇キロス・モーリア("承認欲の錬金術師")
モリノの王宮錬金術師。
その実力と才能を買われ王宮入りを果たした実力派の錬金術師。
しかしその欲の深さに溺れ、モリノのお姫様を我が物にしようと暗躍を図る。
◇ シェトラール・デルタグランテ・モリノ( "シェトラール姫")
モリノの第三王女。
悪い錬金術師に騙されそうになっていた所をマグナスに救われ、礼として"色欲"の欲名を与えてくれた。
それ以来、お忍びと称して錬金術屋を訪れるお得意様。
◇キキーナ・シャバキオ
森の洋館から絵画を持ってきて欲しいと何でも屋に依頼してきた女性。
シャバキオ家はモリノの名のある貴族ではあるが、数年前に大きな事故があり没落している。
【アイテムさん達】
◆麻の服ちゃん
マグナスがティンクに次いで練成した少女。
防具というより日用品に近く、戦闘における防御力はほぼ無い。
けれど主人であるマグナスに対する想いは人一倍で、誰よりも側にいて彼の力になりたいと願っている。
◆木の盾ちゃん
麻の服ちゃんと同じくらいの歳の少女。
(アイテムさん達に年齢の概念は無いが)
よく一緒に錬成される事もあり麻の服ちゃんとは仲良し。
自由奔放な麻の服ちゃんに振り回されがちだが、防具として身を呈して主人を護ろうとするなど肝の座った面もある。
◆ロングソードさん
忠義と騎士道を重んじる頼れるお姉さん。
一見堅物に見られがちだが、内面は麻の服ちゃん達の面倒もよく見てくれる優しい女性。
マグナスの剣の師匠であり、シューとはお互いに剣の腕を認め合う間柄。
錆びるので海は苦手。
◆万能薬さん
状態異常の回復ならお任せの頼れるお姉さん。
その幅広い知識は、戦闘での負傷のみならず日常でかかる病気などにも通じる所がある。
酒は百薬の長という事もあり実は結構お酒が好き。
◆惚れ薬さん
グラマラスな大人のお姉さん。
マグナスの知る限りで最凶のバストの持ち主にして、最強の酒豪。
得意な事は当然男を手玉に取る事。
たまに請け負う恋愛相談は女性客から絶大な人気。
◆盗賊マントさん
飄々としており掴みどころのない少女。
潜入、密偵、鍵開けなど隠密行動なら何でもこなすスペシャリスト。
鍛えられた洞察力による勘も鋭く、普段の素行からは想像できない程の腕前を持つ。
基本的にやる気はないが、頼まれた仕事はしっかりとこなすタイプ。
◆聖水さん(シスター)
修道服に身を包んだ……ゴリゴリの女性。
聖なる祈りでアンデッドを浄化する……事はなく、腕力で全てを解決する武闘派。
補助アイテムなのに戦闘力は武器類のアイテムさんすら上回るという噂。
マグナスの事がお気に入り。
◆シルバーソードさん
ロングソードさんの後輩にあたる女騎士。
極度の恐がりで普段からオドオドした態度が騎士としては頼りないが、ロングソードさん曰く剣の腕は一人前。
アンデッド特効の効果を持つ。
◆メノウのトライデントさん
かつて人魚が使ったという伝説の槍を持つ美しい女性。
本人も人魚を模っている。
そのため水の無い所ではまともに力が発揮できない……というか苦しくてムリ。
本来は礼儀正しく落ち着いた女性なのだが、扱いが雑過ぎてマグナスには少々キレ気味。
【ソーゲン公国】
◇授乳欲のナーニャ
マグナスがサキュバス討伐のためソーゲン公国を訪れた際にお世話になった錬金術師。
見た目は若くて魅力的な女性だが、本人曰く"そこそこの年齢"だそう。
駆け出しの頃彼女の世話になった錬金術師は多いが、派閥等は作らず悠々自適な隠居生活を送っている。
【ノウム共和国】
◇"怪盗キティーキャット"
近頃ノウムを騒がせる女盗賊。
卓越した技術で貴族達から金品を巻き上げ貧しい人々に配って歩く。
庶民からは義賊として絶大な人気を誇るが、貴族達からすれば目の上のたんコブ。
◇"八つ裂きジャック"
数か月前に突如として現れた殺人鬼。
ノウムの霧に紛れ、若い女性を次々と惨殺していく。
被害者は鋭利な刃物で切り裂かれ、その遺体からは血液が1滴残らず抜き取られているという。
◇ルルナール("ルル")
ノウム特有の肺の病気を患っており、あまり身体が丈夫ではない。
そんな中でも他人を気遣う事のできる優しい心の持ち主。
父が重罪人として逮捕され、独りで途方に暮れていたところマグナス達と出会う。
◇ルルの父
薬学にも深く精通する腕利きの錬金術師。
持てる知識と財力の全てをルルの治療に向けており父娘2人で質素な生活を送る。
そんな折、突如として"八つ裂きジャック"の正体という嫌疑をかけられ逮捕されてしまう。
◇サン・ジェルマン伯爵("獲得欲の錬金術師")
ノウムの大貴族。
その影響力は警察や政治家にまで及ぶ。
高圧的で常に人を見下したような態度を取る。マグナス曰く"傲慢が服を着て歩いてるような人物"
"獲得欲"の欲名を持つ錬金術師だが、本当に実力だけで欲名を獲たのかは疑わしい。
熱心なアイテムコレクター。最近"賢者の石"を手に入れたという噂も……
◇スピカ・ジェルマン
伯爵の一人娘。
頭脳明晰、品行方正な完璧お嬢様。
貴族の娘として社交界に広い知見を持ち、父の責務も幅広くサポートする。
今のジェルマン家は彼女の手腕で支えられているといっても過言ではない。
それ故に伯爵も彼女には迂闊に逆らえない。
◇シャーロ刑事
ロンド市警に所属する刑事。
普段はヘラヘラとした態度で業務態度もあまり褒められたものではないが、事件の臭いを嗅ぎ分ける嗅覚は相当のもの。
キティーキャットの事件を主に追っていたが、八つ裂きジャックの件で駆り出され多忙な日々を送っていた。
【チュラ島】
◇ローラ
チュラ島に住む若い女性。
岬にある人魚像をボランティアで清掃してくれている優しい心の持ち主。
自然豊かなチュラ島が大好きで、島の文化などにも詳しい。
偶然出会ったマグナスに島を案内してくれる。
【サンガク】
◇リリア
錬金術師見習いの少女。
出身はチュラ島で、実家は島唯一の錬金術屋。
島を救ってくれたマグナスに憧れている。
ティンクに負けず劣らずのコミュニケーション能力の持ち主で誰とでもすぐに打ち解けられる。
◇ルルス("譲歩欲の錬金術師")
リリアの師匠。
欲名を持つものの、弱小貧乏錬金術師として貧しい生活を送っている。
かつては"破壊欲の錬金術師"として戦場で名を馳せたそうだが、その事を知る人は少ない。
◇ヘルメス
マグナスが無くした晩餐会の招待状を拾ってくれたシルクハットの錬金術師。
晩餐会の会場で会いましょうと言って別れたきり行方不明になる。
その立ち振る舞いからして位の高い貴族のようだが……
◇フラメル("顕示欲の錬金術師")
サンガク随一の知名度を誇る、イケメンの若き天才錬金術師。
実績も申し分なく、若年にして自らの派閥すら持っているエリート中のエリート。
ナーニャさんの元教え子。