学も才も金もない平凡だった俺は突然、世界を停止出来る能力を手にし、人間とは違う他種族たちが人を殺す前提で世界を動かせる『神』の存在になろうと企てていたのでもう俺が神になる事にした。

■短いあらすじ
　ネリスという１５歳の少年が世界を旅して他種族と戦ったり説得したりしながら世界を動かせる『神』という存在になって１人の少女、タルトを救うお話。

■長いあらすじ
「俺は約束したんだ、世界も人もなんでも創れる神となってあの子を救う、ってな」

　１５歳の少年、ネリスは【時間停止】という超能力を神様から受け取る。
　この能力は凡人なら数時間もかかる詠唱魔法を停止した世界の中で発現させたり、あえて遅くする事でトラップという設置魔法として使える事を知っていく。

　他にも様々な応用を考えながらネリスは人を殺す前提で世界を動かそうとする他種族を止め、自身が神になろうと考えていた。

　それは大切な人との約束を果たす為に。
　そして大切な幼馴染みを連れ戻す為に。

　ネリスは超能力を使って全ての種族をまとめる決意を固め、外の世界へと旅立った――。

　この物語はそれぞれの他種族がネリスと異なる超能力を手にし、世界のあるべき姿、望む方向を示していき、その問題をネリスが全て解決していくお話である。