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暁の色筆(前編)


午後17:30美術室


俺、筆軌篤廼(ふでき あつの)

ある出来事に向き合っていた。

俺の口から説明するなら

夕方の日の出に1人の少女が筆を持って

一つ作品を書いていた。

その絵は美しくそして孤独を感じた....

彼女の名前は色宮 彩華(しきみやあやか)

美術部門の作品で最優秀賞を受賞する位の

相当な技術の持ち主であり、そして彼女の描く最も得意とする幻想的な絵....だが足りない

『どうしたんだよ彩華?』

彼女は声に反応したかこっちに向いて

『何が?』と聞いた

『いつもより輝きが無い』

彼女の絵には一つ特徴があった

それはどの色を使っても輝きがあり

絵が生きている様に見える....

それが魅力的でもあり彼女の芸術の特徴だ。

『なぜそう思ったの?』

彼女は疑問を抱いた表情をしながら聞いているので俺は答える。

『お前の絵はいつも輝いていたが今日は違う。その絵には心に迷いがある様に見える』

ストレートに言ったが少し言い過ぎたのかもしれないが、次の瞬間

『.....るさい....うるさい!』

と立ち上がって彩華はドアまで足を運び顔を俺に向けていた....

『今日はもう帰る、また明日』

彩華は鞄を持って美術室から去って行ってしまった、だが俺はさっきの彼女の顔を見た時から驚きが戸惑っていたせいか何も言えなかった.....俺は苛つきの余りに自分の顔を殴った。歯が折れる位にドゴォンと音が学園全体に響き渡る重い一撃を自分の顔面に殴った。

『あいつ....泣いていたな....』


END



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