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第1話 気がつけば異世界
おれは古谷、とある中核都市に勤めるただの公務員だ!!!
今日も上司に媚を売り、同僚に愛想笑いを浮かべ、
部下に気を遣い、そんなこんなで今日の業務を終え
自宅への帰路の途中、でかい鏡が目の前に浮いているではないか
おれはそれを不思議に思いつつも、何故か手に触れてみた
瞬間、辺りが光って一面が真っ白に染まっていくのをおれはその目に焼き付けた
まさかこれがこの世界における最後にみた光景になるとはその時のおれに知るよしもなかった……
……朦朧とした意識の中でおれは目を開ける、あれからどのくらい経ったであろうか
辺り一帯を見渡す、それは俺が観たこともない光景が眼前に広がっていたのであった!!!