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もう一度妻をおとすレシピ 第7冊  作者: 奄美剣星
随筆・覚書
12/100

覚書/「四大天使召喚の魔術」 ノート20140102

「四大天使召喚の魔術」(引用)



 ●準備するもの/

 この魔術には準備しなくてはならない用具がいりろと必要となる。

 大天使という霊界の大物を登場させるには、それなりの準備があるといむものだ。

 まずは『祭儀室』。平常あまり仕様されていない部屋がいい。日常生活のにおいがあると精神統一にも問題がある。

 部屋の床には魔法陣を描き、その、その中央やや東側に裁断を用意する。これは40㎝角の箱を二つ、重ねて使用する。

 つぎに門柱が必要だ。ベニヤなどを利用し、直径15センチで高さ1.6メートルほどのものを二つつくる。それぞれ黒と白に塗装し、祭壇の両側に立てる。これは、いわばこぢユダヤの神殿を模倣したものだ。

 ●実施方法/魔術を実行する者は身を清め、木綿のローブをまとって祭壇中央に立ち、右手の一刺し指と中指で剣をイメージし、大地の存在を意識しながら東にむかってペンタグラムの形をつくる。その呪文は

「イ×8・ア×7・ウ×7、エ×6」

 ついで南にむかって、同じくペンタグラムの形をつくる。

「ア×7・ドオ×6、ナア×6、イ×7」

 西に向いペンタグラムをつくる。

「エ×7・へエ×7・イ×7、エ×6」

 北にむかって同様の動作をする。

「ア×8・グラア×8」

 次にはいよいよ大天使召喚の呪文につづく。東にむかい、指の件を斜め上方向にむけて、ゆっくりと大きな声でこう唱える。

「わが前にラファレル」

 黄色い頃もまとい、矢を携え、巨大な粒差を動かしながら風にのってやってくるラファェルの姿を強くイメージしよう。つぎに南にむかって同様の動作をして、こう唱える。

「わが前にミカエル」

 赤い頃もを着て、長い剣を持つミカエルが、みどり色の光に包まれて登場するイメージを描く。次は西にむかう。

「わが前にガブリエル」

 青い衣をまとい、オレンジ色の夕焼けののなかをガブリエルがやってくるイメージしよう。彼は水野入った壺を持ってくるはずだ、そして、最後は北にむかって唱える。

「わが前にウリエル」

 ウリエルはまだら模様の衣をまとい、穀物を手に緑の大地からこちらに向ってくるはずだ。

 この魔術には強力な精神統一とイメージの集中力が必要である。1回2回ではとても成功しないだろう。南海、あるいは数十回か繰り返すうちに、次第にイメージが鮮明になり、それにつれて『霊的存在』が眼前に出現したことも認識できたようになる。心を研ぎ澄まし、五感を最大限に解放していれば、大天使召喚の成否がわかるはずである。召喚に成功したと感じたら、彼らに語りかけよう。言葉ではなく、心の中で語るのだ。彼らに対しては畏敬の念を忘れず、礼儀正しい態度をとれば、天使はきっと応えてくれるだろう。

「四大天使召喚の魔術」/真野隆也『四大天使召喚の魔術』新紀元社1995年 P44-45より



魔法陣は円形である。円の内部をX形十字に四分割する。上が北で以下右回りに東・南・西の順となり、それぞれ、黄・赤・青・緑で表される。

 召喚のペンタグラムは、五芒星を描く。その際、上の頂点を基点に、一番目の線を左下にむかって引き、以下その続きを描いてゆくのだ。


(所見ノート)/ A.E.I.O.U.は、十五世紀後半、ハプスブルク家出身の神聖ローマ皇帝フリードリヒ三世の標語、世界に冠たるオーストリア、"Austria Est Imperare Orbi Universo" からきているとされている。いや違う。もともと、この五つの母音からなる頭文字は、大天使召喚に関わるキーワード・五芒星ペンタグラムを表したものだ。

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