閑話①(Ep.7~8) 初夜
各エピソードの間の話。
いつもよりもネタ要素多めだったり、シリアス多めだったり、今後もいろんな閑話ができると思うやで
なんなら作者も緩くなる話
今回はネタ要素多めだね。
ちなみに文章量と投稿頻度は通常話とは違うこともあるよん
アフェリ「『キラークイーンビーの巣の破壊』だよ」
フィザリア「あのキラービーの女王か」
「ん?それって蜂か?」
アフェリ「そだよ?どしたの?」
「いや...最初、この世界に来た時に散々追いかけまわされたからな...」
フィザリア「あぁ、最初洞窟に逃げてきたあれか」
アフェリ「キラービー自体はそこまで強くないけど、
集団になると強いから気を付けてね
フィザリアも付いていかせるし死ぬことはないと思うけど...
あと、これ」
そう言って、アフェリはカウンターの下から何か取り出した
アフェリ「これは解毒剤で、即効性だよ
で、これはいろんな魔法の力を使える、攻撃系の魔道具だね
これは炎系の魔法が使えるよ。
キラービーは草属性で虫だから炎には弱い。
だからこの魔道具を使えばどうにかなると思うよ」
そう言って大量の魔道具と薬らしきものを出してきた
「いや多すぎだろ...どうやってそんなに持ってくんだよ
使い捨てだとしても、こんなに必要か?」
アフェリ「向こうは数が多いからね
これだけあっても足りない可能性もある
持ち運びは、このリュックを使えばいいよ
見た目よりも結構入るから、この量とサイズの魔道具なら全部入るだろうね」
「こんな四次元ポ〇ットみたいなものがあるんだな」
アフェリ「これは有限だからその違いはあるけど、大体同じだね
そんなことより、だいぶ遅くなってきたし依頼は明日にでも行けばいいよ
今日はここで寝ていいよ。布団とかは持ってくるから」
そう言ってアフェリは店の奥の方に行った
そんなわけで今日はここで寝ることになったけど...
女2人と一つ屋根の下で寝ることになるのか...思春期にはキツイな
流石に何か起こることはないだろうが...
≪翌日≫
当たり前だけど、特になにもなく一夜を明けた
というか、お前と寝るのは嫌とか言われてフィザリアはちょっと離れたところに行ったし、
アフェリは「うちは自分のベッドで寝るー」とか言ってどっかいった
まぁ、うん。別に期待はしてない。初対面みたいなもんだし
アフェリ「おはよ~とりあえず適当に朝ごはん作ってきたよー」
フィザリア「おっ気が利くな!ありがたくもらうぞ!」
「朝から元気だな......あ、いただきます」
うまそう(小並感)
アフェリ「昨日渡し忘れてたけど、キラービーの巣までの地図
うちは付いていけないから、これで行ってきて」
「地図は、日本と同じような感じなんだな。
...見た感じ、山の麓らへんか?洞窟の中にあるのか
距離的にはこっからそこまで遠くはなさそうだな」
フィザリア(もぐもぐ)
アフェリ「キラービーの巣はかなりデカイからほとんどは洞窟の中にあるよ
想像よりもデカいから実際に見て驚くといいよ」
≪朝食と出発の準備を終えた頃≫
「それじゃあ、行ってくる」
アフェリ「気を付けて。
日が落ちるまでに帰ってこなかったら死んだとみなすからね」
フィザリア「物騒なこと言うな...」
俺とフィザリアは店から出ようと...
「そういえばどうやって街を出ればいいんだ?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁあああ」
また投げられた──
【キラービー(卵・幼虫・成虫・大型)】
幼虫時代から大きな針を持つ標準型の魔物
草属性
卵もそれなりに大きい
卵から孵ると成虫の小さい版のような幼体が誕生するので、戦闘なども一応はできる。そのため生存率が高く、成虫も多い
幼虫と成虫の違いはサイズと体力くらいだ
幼虫だろうが猛毒の針にさされるとその日のうちに死んでしまう。一応薬などはあるため治療はできる
大型のキラービーはスピードは落ちる代わりに高い体力とより強力な毒を持っている
卵:20~30cm
幼虫:30~60cm
成虫:80~120cm
大型:100~150cm
【キラークイーンビー・キングキラービー】
キラービー達の女王。王
集団の中で最も強いキラービーが進化するとこうなる
体力・攻撃力・毒性が元の3倍になる
サイズは大型キラービーの2倍ほど
ただし、火属性系統のダメージはより食らう
話は通じないが中立で、こちらから攻撃しなければ攻撃されることは基本ない