Ep.9 順調、ってのはありえないらしい
最近いい感じのエピソードタイトル思いつかんくなってきたー
殺人蜂の女王の討伐という依頼を受けて、
蜂の巣となっている洞窟にやってきた。
中は思っていたよりも広く、蜂も多い
そこで俺たちは、魔道具と土の魔法で女王の間まで突破することにした。
「この魔道具思っていたより強いな!
蜂がどんどん灰になっていくぞ!」
フィザリア「これは火属性が進化した炎属性だからな
攻撃性能もそれなりに高い
それに蜂の弱点でもあるしな」
現在、フィザリアの出した土の壁で蜂の攻撃を防ぎつつ、
炎の魔道具で攻撃している。
広範囲に攻撃できるタイプのようで、一度の使用でかなりの量の蜂を倒せている
「にしても広いな。いつになったら女王のところに着くんだ?」
フィザリア「広いには広いが...この巣自体かなり入り組んでいるな
同じところを行ったり来たりしている
とはいえ、迷うほどではないと思う
...あそこはまだ行ってないな」
「了解!そこにいる蜂を殺したら行くぞ!」
俺は魔道具を使い、部屋の入口周辺の蜂を燃やした
...?燃えたには燃えたが、なんか他の蜂より耐えていたような...
個体差でいいのか?
「やった!いくぞ!」
フィザリア「こっちも片付いた!今行く!」
よし、この部屋の蜂は全滅したようだ
この部屋の先に女王の間はあるだろうか
あったほうが楽なんだけど──
「広すぎだろ!!なんだこれ、体育館以上じゃねぇか!」
フィザリア「これほど大きいとは...
さすがにこれは異常じゃないか?
この巣以外で見たことないからわからないが、
これほど大きいのは聞いたことないな」
その部屋は、一般的な体育館ほどのサイズで、
それに、大量の蜂がいた
「あとなんか...さっきより蜂デカくね?」
フィザリア「あれは大型のキラービーだな
通常のキラービーより速度は劣るが、より高い体力と強い毒を持ってる
見た感じ、この部屋はその大型が大量にいるみたいだな
それでも、炎の魔道具があれば問題ないはずだ」
「なら、さっきと同じ戦法でいいか
いくぞ!」
そういうわけで、さっきと同じように、
フィザリアが土で壁を作り、俺が魔道具で蜂を燃やす
特に問題なく進めると思っていたが...
フィザリア「まずい!壁が破壊される!」
「は?!こいつら攻撃力は上がってないんだろ?
だったら壊されないはずじゃ...」
フィザリア「攻撃力は上がってないが、耐久力が上がって、
私の攻撃じゃ倒すのが難しくなってきた!
早く炎をこっちにも!」
「いやでも、今攻撃を止めたら俺が刺されるんだよ!」
フィザリア「あ、」
土の壁が砕け散った──
フィザリア「仕方ない、走るぞ!
向こうにまた部屋がある!入ったら私の魔法で入口を塞ぐ!」
「わかった!」
そう簡単に進めるものでもないらしい
俺たちは新たな部屋目掛けて走った──
次回!女王戦①!たぶん!