僕には君の背後に憑りついている疫病神が見えるよ。
今! コロナに悩まされている原因を僕は突き詰めた!
それは、僕の同級生で同じクラスのシナちゃんだ。
もっと具体的に言えば、シナちゃんの背後に憑りついている
“疫病神”がコロナの原因だと僕は気づく。
シナちゃんが行くところは、必ずといっていいほどコロナが
一気に広がっていたからだ。
今では、オミクロンという名前にかわり蔓延化している。
シナちゃんは、元々僕と仲が良かった女の子だよ。
だけど? シナちゃんの両親が離婚してからは急にシナちゃん
は元気がなくなってあまり僕と一緒に遊ばなくなってしまった。
僕はそんなシナちゃんの事を、それほど気にしていなかった。
でも? 久々に会ったシナちゃんは変わってしまっていた。
誰とも話をしないし、一人で居る事が多かったんだ。
僕はシナちゃんの事が気になりはじめた。
何があったのか? シナちゃんの口から僕は直接聞きたいとまで思った。
・・・でも? 僕からシナちゃんに話しかける勇気はなかった。
それから数日後、僕はシナちゃんの背後に憑りついている疫病神が見える
ようになったんだ。
疫病神は、シナちゃんのエネルギーを吸い取ってそのエネルギーで
コロナを広めていった。
あっという間の出来事だった。
世界中に広がって、パンデミックまでなってしまう。
今では、ワクチンを打ってもらいコロナは少し落ち着いたが。
次は、オミクロンが広がる。
全てのウィルスの源は、シナちゃんの背後に憑りついている疫病神が
原因なんだよ!
コイツを何とかしないと! いつまで経ってもマスクを付ける生活が
終わることはない!
手洗いうがい、飲食店では時間制限や人数制限があり普通に食事にも
行けなくなってしまう。
ずっと行きたかったお店は閉店になっておりシャッターが閉まっていた。
人気店だから、いつまでも人気店とは限らない!
僕はシナちゃんを勇気を振り絞って呼び出した。
シナちゃんは、僕が何か見えているんだと気づいたらしい。
だから返事は【YES】だった。
もう殆どシナちゃんの意識は残っていない。
後ろに憑りついている疫病神がシナちゃんのかわりに答えたみたいだ。
もう僕の知っているシナちゃんじゃない!
青白い顔をして幽霊みたいなシナちゃんに人間の感情は見えなかった。
『シナちゃんを返せ!』
『何を言ってるの、彰吾君? 私はシナよ!』
『僕には見えているんだぞ、疫病神!』
『・・・やっぱりお前には見ていたか! そう、俺は疫病神!』
『どうしてシナちゃんに憑りついているんだ!』
『この子が俺を望んだんだ! “一人で寂しいから誰か助けて”と
この子の心の声が聞こえた、だから俺がこの子に憑りついたのだ!』
『・・・シナちゃんはそんな事、望んでなかったはずだ!』
『どうしてお前に分かる? この子が苦しい時、誰がこの子に手を差し
伸べたと思ってるんだ!』
『それでも、僕の知っているシナちゃんは今のシナちゃんじゃない!』
『俺にこの子から離れて行ってほしいとお前は言うのか!』
『そうだ!』
『俺は世界を変えられるほどの力を持っているんだぞ!』
『こんな風に、“世界を変えてほしい訳じゃない!”』
『いいだろう! この子から俺を引き離す事ができれば世界も変わる!
お前の力を見せよ!』
『・・・僕の力?』
『話は終わりだ! また会おう。』
『・・・・・・』
シナちゃんに憑りついている疫病神は僕にこう言った。
【僕の力を見せよ!】
僕は“救世主”になれるのか?
この世界を変えられる救世主に、、、!
僕の力とは何なのか?
今の僕にはまだ分からない、でも必ず! シナちゃんとこの世界を
変えてみせると約束する!
どんなに時間がかかっても、必ず僕がこの世界を変えてみせるんだ!
最後までお読みいただきありがとうございます。




