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夢からの目覚め
八月二十七日。この日、如月綾斗はその人生に幕を閉じる事となる。
ある日の朝、青年は悪夢から逃げる様に目を覚ます。
最近よく見る夢は如月綾斗だった前世。その最後の日、そして最期の瞬間の記憶。
青年が体を起こし荒い息を整えていると、視界の端で扉を開き、入ってくる一人の少女を捉えた。
「もう朝だよ〜、って、なんで泣いてるの?またあの夢?」
指摘されて初めて、自身が泣いている事に気が付き涙を拭うと、質問に答える。
「あぁ、でも心配ない」
ベットから降り、夢の内容を思い出す。
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