八話
ミスがあったので即改稿
どうも、シルヴィアです。
転生して二日目、今俺は産まれた部屋から別の部屋に移されて、子供用のベッドに寝かされている。
昨日はあの後すぐに寝てしまい、気が付いたらここに寝かされていた。
現在は、魔法を使えないか試行錯誤しているところである。
実体の体に重なって精神の体が存在しないか確認しようとしたり、体の中心からエネルギーを産み出そうとしたりしているが、一向に変化がない。
やっぱり魔法なんていう非科学的なものは存在しないのだろうか。
そうして落ち込んでいると緑の光を放つ光球が慰めるように俺の周りを飛び回る。
この光球は、俺が魔法を使えないか試行錯誤していたら、いつの間にか周囲を飛び回っていたのだ。よくわからない存在ではあるけど、悪意とかは感じられなかったから放って置いてる。
ちなみにフゥと名付けてみたら喜んでいたので今後もペットとして飼うつもりだ。
フゥは俺の周りをしばらく舞ったあと、俺の手のひらに触れた。
するとそこから、仄かな熱を感じたかと思うと、次の瞬間、全身の血管をなぞって何かが動いていく感覚に襲われた。
驚いて、咄嗟にそれを制御しようとすると、驚くほど簡単に制御できた。
手のひらに触れているフゥが、こちらに微笑んでいるように見えた。
もしやこれは、これこそが、魔力なのだろうか。
...あんなに努力して出来なかったのに、あっさり出来てしまって釈然としないが、まあ一度感覚を掴んだからか、体の中では自由に動かせる。
体の外に放出しようとすると、それが確かに減った事がわかった。
次は体の一部に集中させてみた。
まずは目、視界がよりクリアになった。
鼻はよりはっきりと匂いを感じた。
耳に集中させれば、少し音がよく聞こえるようになった。
やはりこれは、身体強化の基礎、五感強化だろう。
魔力かどうかはわからないが、これは望み通り、謎エネルギーだろう。
これで、この世界が魔法のある世界だというのがほぼ確定した。
それがわかった瞬間、俺は喜びが抑えられなくなった。
つい、赤子であることも忘れて、「よっしゃあ!!!」と叫んでしまった。
周りに人がいたら大変な事になってたかもしれない。反省反省。
とにかく、魔法らしき物がある世界なのだから、魔法の技術を高めてみたい俺は、早速、制御の練習を開始したのだった。
◇◆◇◆◇
練習開始から十分程経過したころ、フゥが突然落ち着きを無くし始めた。
忙しなく俺の頭の上を動き回っている。
不思議に思いつつ練習を続けていたが、フゥが高速立体機動し始めた辺りで不安になり、フゥの様子を確認すると、どうやら何かに怯えているらしい。
フゥが天井を指した(ように感じた)ので天井を見上げた瞬間、
天井が消滅した。
消滅した、というのは正しくないかもしれない。
実際は、消し飛ばされたのだろう。
視界の端に映った銀のシルエットを見てそう思った。
そのシルエットは、まごうことなく、
ドラゴンであった。
何故、どうしてここに。
考える間もなく、ドラゴンが、死が近づいてくる。
俺は、また死ぬのだろうか。漠然と思った。
それは、もうそこまで来ていた。
そして、目が合った瞬間、悲鳴も上げられないまま、塵になった───
─────ドラゴンが。
それを認識する間も無く、俺は意識を落とした─────
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