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日常

作者: 北本てつ

疲れちゃったな。


そう言いながら彼女はソファーに腰を落とした。


今日は何をしたんだい?


彼女は考えるのも面倒臭いと言わんばかりに溜息を一つついた。そして怠そうに口を開いた。


何って、別にたいしたことはしてないよ。いつも通り友達と会ってぶらぶらしてお茶して喋って。。。


私、暇人みたい。


彼女は立ち上がると寝室へ向かった。


正しく生きるって何だろう?


そんなことを呟いていた。


正しく生きる?何だろう?


彼女は戻ってくる様子がないので、恐らくそのまま眠ってしまったのだろう。


お腹が鳴った。



ろくなことを考えないのも人間だよね。そういう時は大抵疲れているかお腹が鳴っているもんで。


彼女も起きてきたらお腹が空いたと言うだろう。


きっと言うだろう。





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