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入学

初めに言っておこう

ハッカーとは技術的な課題に対して最小限の手間で最大の効果を生み出す人のこと

ウィルスを送ったりするのとはまた違う

まぁ簡単に言えばオタクの意味とその解釈の関係に近いだろう

オタクも時々勘違いされやすくそういう意味合いでは似ているだろう


まぁ何がいいたいかはわからないがこれだけははっきりしている

俺にはそのハッカーの素質がないと


今年、俺は良くもない悪くもない本当にフツーの高校に入った

今日も学校、行くのが中学に比べて面倒。でも通学は好きだ。学校も好きだ

自転車で駅まで行く、駅からはヘッドホンをつけて好きな音楽を存分に聞く。

いろいろな人が全員眠そうな顔をして自分もたちながら寝る。

到着した駅からはしばらく歩くと猫が居る

黒ネコ 黒ネコ 黒ネコ・・・・

1匹1匹におはようとわざと無駄に時間を費やしながら歩く

猫は最近おはように挨拶をして「にゃ~」と鳴く

学校に到着すると無駄におはようと言う


しかし一人だけ毎朝机に伏して寝ている。そいつは3時間目が終わると起きて学食に行き友達がなぜか寄り付いてその周りで食べてその後また寝てしまう。牛になるぞ・・・

ホームルームが終わるといきなり立ちすぐさま掃除へ行く


そして帰っていく


そんな奴だが少し憧れだった

やっぱり友達は持ってるし皆に優しい 授業は聞かなくても初テストからぶっちぎりのトップだった、どう考えても授業を受けていなくちゃわからない問題もすべて回答している。本当に謎だ。寝ているなか起こすのは失礼だと思ったから小さい声で少し尋ねてみようかなと思った自分が居た時にはもう質問を投げかけていた。

「柴咲、どうして寝ているのに、授業についていけるの??」ちなみにこいつの名前は柴咲だ

どうせ通じないだろうと思っていたら予想外。顔を上げてポーカーフェイスがしゃべった 「1の10乗は1・・・・2の10乗は?」初めて会話が成り立った、、、、いや意味が解らないし

「えっと・・・・・・・わからない」

「俺は回答までの経過のすべてを理解してから回答を出す。さらにこの質問の本質の意味をお前は考えたか?そこまで考えることができれば、まぁなんとかなる」

「言いたいことはわかるけど、ごめん。難しい」

「だろうね・・・まぁ俺もこれを理解して使ってるわけじゃないから」

なんだろう 少し電波が混じってるような気がした

「もう一つ教えてあげようか。実は今の会話で俺はあの質問に答えてはいない。見抜く力が大切だね。」と言ってまた顔を伏せてしまった・・・・

とりあえずわかったこと

柴咲は電波でしかも人間では理解しがたいことが少し見えるようだ

「しかし、なんでいつも寝ているんだ??」

「つまらない」

「先生が面白いときあるじゃん」

「そんな待ってて起こるものじゃない。つまらないという概念のほうが遥かに凌駕している」

「でも体育や情報や美術の授業は少なからず起きてるじゃん」

「それは実技だ。勘違いするな」

そろそろ顔を上げて話してほしいものだというか、どうやって伏せながらこいつはしゃべっているんだ???

「・・・・・・・・・」不機嫌そうに顔を上げてこっちを見てきやがった。こいつは読心ができるのかよ・・・・・・・・

「顔に気持ちが出ているぞ」

「え↗」声が上ずってしまった

「図星のようだな」まさにそいつのひっかけだったのかもしれない

「引っかかったよ、負けたよ。」正直こいつには絶対勝てないと思ってしまった

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