74 その結末をだれも望んではいない①
新生徒会が始動!
参謀抜きの佐藤と鈴木。
これからの活動は?
麻生のカラオケ店。そのパーティールームに佐藤と鈴木(2名減)は集まった。
上座には互いのリーダー、けいと洋子がすわる、そして、対をなすように、鈴木と佐藤が対面する形ですわる。なんだこれ。合コンか?
しかも俺の向かいは、かな。気をつけなければ。ぼろが出ないように。俺はかなとアイコンタクトをとった。向こうもわかってくれたようだ。ちなみに右隣は貴だが左は、るみだ。気取られないようにしなければ。
「ちわー、お待たせー!」
はぁ?なぜ、りおが・・・・・、と向かいのかなも驚いた様子だ。
「呼んじゃったけどいいよね?」
と上座から声がする。けい。けいのなのか・・・。
「カラオケ行くからって、けいから聞いて~。久しぶり!みんなそろって・・・あれ、たりないね~・・」
「そうなのよ・・聞いていくれる、りおちゃん。あたしのはじめが、S系ロリ女に拉致されたのよー・・・。」
洋子は今にも泣きだしそう、いや泣いてるか?
「そうなの、りょ、りょうも、一緒に連れてかれて・・・」
と泣き出す2人。
「はあ~・・・なんか、わかんないけどー、失恋なぐさめ会?的な?感じなのかな?ねえ、のぼるっち?」
やっぱ、俺に聞いてきたか・・。まあ、そうだろうけど。
「いや、生会長選挙、落選残念会だ。」
「ん?今のでそれを理解するのは・・・ちょっとむりかな~。」
そうって苦笑いするりお。
貴「あ、えーと、亮とはじめが立候補したんだけど・・当選したのは・・・五十鈴さんで・・」
真一「でー、そのぬりかべちゃんが、生徒会長で、」
あん「んで、はじめが生徒会書記で、」
裕一「そうそう、亮がまた、副会長。」
俺「・・・・・というわけで、今頃、S系ロり女とよろしくやってんじゃないか・・・ということで、慰めてるところ・・・」
かな「わかってる私でも、わからなくなったわ・・・」
りお「あー、ま、とりま、楽しくいしょうかー、ね~!ね、けい、ようこ!!」
と、全く納得していない顔を見せつつ、2人を励ますりお。ギャルの行動力はすごい。
「したら、気を取り直して、ざんねーん」
となぜかるみの音頭で残念会がはじまった。
りおは当然のように俺の右隣にやってくる・・・というか、貴は無言で最後尾に移動をした。そこはあえていてほしかったのだが・・・。
かな、りお、るみの3人に囲まれ、変に緊張する。かなとアイコンタクトし、絶対に隠し通すことを確認し合う。せっかく、五十鈴を当選させ、かなの願いをかなえたんだ。ここでご破算とならないようにしなければ。
「ああ~、そういうこと!よーやっとわかった。へーそんな子いるんだ・・・。かっこいい女子だね!」
俺が順を追って説明すると、りおはようやく納得した。
「ま、かっこいいというか、怖いというか、けっこうきついんだよね・・・性格が・・・。」
というと、かなはうんうんとうなずいていた。
「え、でも、可愛い子なんでしょ?」
とりお。
「え、だれかそったらこと言ったべか?」
るみが不審がる。
「え、だって、登が詳しく説明できるってことは、けっこう可愛いんでしょ?」
『・・・・・・・・』
なぜ黙る・・・・。俺が図星みたいじゃないか!!
「あ、えっと、まあ、可愛いわ、可愛いわよ。その、つばさちゃんみたいな感じ?だよね?ね、ね、るみちゃん!」
取り繕うようにかなはるみに話をふった。
「ああ、言われてみれば・・・でも、つっちゃんの方が、美少女だし、胸もあるっしょ。五十鈴は、ほんとにぺったんこだもんな・・・」
「え、つばさちゃんよりないの・・・それはちょっと・・・」
それは五十鈴に失礼では。りおさん。大きさの問題ではないのでは・・・。
と、突然、りおは俺の右腕にとり、腕を絡ませる。俺の方にしなだれかかるようにくっついいてきた。
右腕にはやわらかい感触が。
「やっぱ、これくらいはほしいでしょ?のぼるっちは?」
とからかうように笑うりお。
「おめ、なにしてんだ!ここは残念会だべ?やらしいちょっかいかけるんでねっつーの!」
るみが一見正論のような突っ込みをいれるが、そもそも、ここに残念会の主役はいない。
「まあ、るみちゃん。りおさんも久しぶりだし、いいんじゃない?」
かなはいつもの落ち着いた様子で話す・・・・が、目が、笑ってない。我慢してくれ。今は受け入れることが大切だろう?気取られないようにしよう!!とアイコンタクトで伝えたつもりだが・・・。
「でも、のぼる・・・ちょっと出れすぎかな・・・・ねえ、るみちゃん。」
「んだな。じゃあ、う、うちも・・・」
「はい?」
おれは間抜けな返事をしたがその瞬間、るみは俺の左腕をとって絡まってきた。
「・・・なんぼ、り、りおあるったって・・・うちほどねーべさ。」と腕にしっかり体を寄せてきた。
「うわ、ちょっと大胆ね~るみっち!」
目を丸くするりお。
「・・・ふ、ふ、ふ、だってSK高の3melonsだもん。」
「え」
思わず声が出た。そうか3melonsのあと一人はるみだったのか・・・。まあ、納得するけど。九十九先輩、
鈴木かな、佐藤るみが3巨頭ということか・・・。俺ってかなり恵まれていたんだな・・・。
「あ、登くん・・・かなり、やらしいこと考えてたんでしょ・・・」
やばい、かなから、かなり殺気がかんじられ・・・。
『こらー!!』
俺たち4人はそろってビクッとする。
声はけいと洋子からだった。
「今日は、残念会だぞー!」
けいが目いっぱい声を張り上げる。
「うちらの前で、いちゃつくなー!腹が立つ!!」
洋子も負けじと吠える。
「いい、うちらのパートナー、貧乳生徒会長に拉致されたのよ!!」
「あんたたちだけ、盛り上げるな!!」
『は、はい!』
4人共背筋がピンと伸びた。
とりあえず、残念会。
いいんですT。楽しければ。
よく考えたら、
S系ロリ女ってこわいな・・・。




