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67 えんぜつ会①

いろいろあって、

更新できていませんでした。

立会演説会開始です。

 6時限目がきた。全校生徒が体育館へ集合する。

立候補者と責任者は我々と別席だ。

体育館右手側に教職員がずらっと並んでいる。

そして、左側の壁側に長机が用意されており、立候補者、責任者が座って並んでいる。

ちらっと、目をやると、亮とけいは緊張気味だが、朝のような感じではない。

けいが何事か耳打ちする。小さくうなずく亮。

流れで五十鈴まどかにも目が行ってしまう。

毅然とした態度が板についてる。さすがだ。


司会者が会式の言葉を述べる。

「・・・・では届け出順に、開始します。2年3組すずきはじめさんと責任者のすずきようこさんおねがいします。」

「はい」

そう言うと、はじめは颯爽とステージへと登って行った。洋子もそれに続く。

演台に立つとはじめは体育館全体をさっと見わたしていた。

「全校のみなん、この度立候補させていただきました、鈴木はじめです。わたしが、立候補したのは・・・・」

上手い。立て板に水のごとく、自分の主張を述べていく。さすが学年2位だ。

「・・・・・このように、わたしが当選したあかつきには生徒の自主性をさらに反映させた生徒会を作り上げたい思います。ご清聴ありがとうございました。」

うん、確かに上手いし、まとまってた。でも、正直普通だ。当たり障りない、いっちゃあ何だが、優等生らしい演説だ。これは、もう、亮かぬりかべできまりだな。

「続いて、責任者による応援演説です。鈴木ようこさんおねがいします。」

演台に立った洋子は・・・心なしか緊張の面持ちだ。顔も赤い・・・。

「全校の皆さん、こんにちは。責任者の鈴木洋子です。同じ苗字ですが、家族でも親戚でもありません。全くの赤の他人です。・・・でも、はじめは、生まれたときから一緒だった、大切な幼馴染です。ですから、だれよりも、はじめの素晴らしさをしっています・・・・・」

うむ、幼馴染視点からのアピールか。これは彼らにしかできない、安心感のある演説。やるな、洋子・・・。しかし、そのくらいでは・・・・。

「・・・・・無論、はじめを生徒会長を推すのはそれだけではありません・・・・。その・・・・・あの・・・・」

うん?なんだ急に歯切れが悪くなったな・・・・。

「わ、わた、わたしたち…正式にー!」

あ、え、ま、まさか、まさか・・・!

「お、お、お付き合いすることになり、なりましたーーーーーー!!」

たぁーぁー。語尾が体育館中にこだまし、残響の余韻が残る。

会場の全員が唖然として洋子を見つめる。

すると・・・・

パチパチパチ。

真一とあんが拍手をする・・・と、水打つように静まりかえっていた会場一気に拍手と歓声が沸き上がる。

うおー!!おめでとう!うらやましい。ナイスー!!

口々に聞こえる祝福の声。

このためか・・・このために今日、におわせてきたのか・・・。

「み、みなさん!どうかはじめを生徒会長にそして、当選したあかつきには、わたしも副会長として、公私ともに支えます!!」

おー、わかったぞー!!

盛り上がる体育館。

それとは対照的に鎮まる教師陣。

「・・・・・」

ふと見ると、御厨先生は右手の人差し指を眉間にあて、渋い顔をしている。

「皆さん!静かに!」

洋子が生徒を制する。

「大事なことを言い忘れていたました・・・・・」

ごくり。皆、息を飲んだ。

「もちろん、親公認でーす!!」

おおおー。リア充、しねー。羨ましいぞー!!

さらに盛り上がる会場。

くそ、やられた。ここまで盛り上げるとは。この後の演説するのは、相当厳しいぞ。

生徒会選挙って、これくらいはじけてほしい。

だって、建前ばかりだもん。

もっとイベント性がほしい。いい悪いは別にして。

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