表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

64/180

63 手芸部の男

生徒会選挙ってどんなことしてたっけ?

演説会と投票だけだよね?

「ちょっと、登どこ行ってたの!作戦会議あるって言ったでしょ!!!」

ICT研究部。予想通り、おかんむりのけい。部室にはSugar Babesが勢揃い。

「ああ、ちょっとトイレ。」

「まあ、いいわ。で、亮、演説会の原稿できたの?」

「ああ、こんな感じでとうかな?」

亮はそう言って原稿用紙2枚を机上にならべておいた。

『・・・・』

しばし原稿読む俺たち。さすが学年主席。いい出来だ。まず俺にはできない仕事だ。

「さすがだね、亮。完璧じゃなないか?」

貴が感嘆の声をあげる。

「うーんでも、普通よね・・・。“自主的な学校祭、体育祭の運営”“校則の見直し”“生徒の意見を修学旅行に反映させる”・・・・きっとBellsも同じなんじゃない?」

「それな~。じゃあ、・・・・・・こういうのはどうだ?」

珍しく裕一からの提案に、全員、耳を傾ける。

「部活動申請の基準緩和」

「はあ?」

あっと、声が漏れてしまった。

「いや、だって、今は4人以上いないと部活として認められないだろう?もしこれが2人とか3人なら、同好会の多くが部活になる。楽しいだろう?」

「うーんそれは難しいんじゃないかな。多様な部活動ができるのは歓迎できるが、部活関連の予算は限られるからな・・」

「だから、当選したら部活動予算の増額にも取り組むってことで。」

ずいぶん食い下がるな・・・。あ、そうか、そうゆうことか・・・。

「裕一、おまえ、新しい部活動作る気だな?」

『はあ~!』

裕一に目線が集まる。

「・・・・え、っと、いや・・・それは・・・その・・・」

「裕一、生徒会長選挙を私物化しないでほしいな・・・。」

亮は真面目だな。

「おめ、格闘技かプロレスの部活作る気だったんだべ?」

るみが、やれやれという顔して言う。

「うーん・・・でもなんか、物足りないのよね~。こう、必殺技みたいなのほしくない?」




「うん、確かに、目玉政策ってほしいわね。」

図書準備室。はじめの演説原稿を一読して、かなはそう告げたのだ。

「えっと、でもさ、かな、なんか思いつく?」

洋子は困り顔。

「そうね。思いつかないわね。」

「あーし、もうそれでいいと思うけどー」

「おれもー」

あんと真一は「もう飽きた」と、顔に書いてある。

「あ、こういうのはどう?はじめ。」

・・・・・・・・・・・・・・・。

『うん、けっこういいかも・・・』




ブーブー。

メールの知らせだ。

「なんだい、登?急用かい?」

亮が気を使ってくれた。ポケットからスマホを取り出し、確認する。

「いや大したことじゃない・・」

かなからのメールだった。いつもの暗号だが、相手の目玉政策はわかった。

さて、こっちはどうするか・・・・。向こうの案に負けず、かといって勝ちすぎない案。絶妙に拮抗させなくては。よし・・・・。

「じゃあ、こういうのはどうかな?亮?」

・・・・・・・・・・・・。

『あ、けっこういいかも・・・・』





「あ、登、おめ、かえらねのか?」

昇降口でるみに呼び止められた。

俺を除く”佐藤は”全員もう校舎を出て、校門を後にしていた。

「ああ、おれ、教室さ忘れ物した。さき、かえってけれ。」

「んだか~。したら、またあしたな~。登。」

「したっけな。」

るみは俺に手を軽く振ってから帰っていった。

しばらくるみを見送り、誰も引き返して来ないことを確認してから、家庭科準備室へ。


「ごめん、待たせた」

柳川と来島は、スマホをいじりながら座っていた。

「ふ~。待ちくたびれたわ・・・なんて、うそ。」

心なしか疲れた顔を見せる柳川。冗談を言われてちょっとうれしい。

しかし、もう、俺、手芸部員みたいだよな・・・・。

「ええ、ついさっきまで、まどかがここにいたのよ。もう、演説原稿の検討させられて。」

と来島さんはぐったりとした顔。

「たいへんだったのよ。あなたが来るので、あわてて帰ってもらったわ。」

「そりゃありがとう。で、原稿は?」

「そこにあるわよ。」

と、よく見ると目の前の机の上に2枚の原稿用紙がのせてあった。

さっそく目を通す。

ああ。亮の原稿と大差ないな。やっぱ。よし。

「さすが、よくできている。だがこれじゃ勝てない。だからさ・・・・・・」





「え、本気?・・・・・」

「それ、まどか、怒るんじゃ・・・」

2人は難色をしめしたが、女王が勝つにはこれしかない。

「当選のためには、そして、男子に勝つために、って言って納得させてくれ。」

「わかったわ・・・。」

柳川さん、ありがとう。

次回は立会演説会?

を書きたいが・・・?

生徒会選挙編はもうやめたいな・・・。

取り留めつかん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ