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㊼帰省・寄生・既成 その9

地元に帰ると、予期せぬ出会いと、

因縁に直面しますよね。

帰省も良し悪しです。



 ベッドの上でボー然としていた。まつりにかな、りお、るみ。どうしてあの3人まで・・・。なんて話したら信じてもらえるんだろう・・・。おれは、年上彼女持ちなのに札幌ではいろんな女に手を出そうとしてるサイテー野郎と思われるのだろうか・・・。あ、このことは佐藤と鈴木に伝わってしまうのだろうか・・・。俺は、また、ぼっちとして残りの高校生活をおくるのか?ここで(Hk)でそうなったように・・・・。

「い、いやだ!」

おれは1人で決意表明をすると、ベッドから飛び起き、階段を駆け降りて、玄関をとびだ・・・、

おっと、玄関はじょっぴんかっておかねばな。

 あらためて、路上に出る。みんなも、ゆりねえもどこいった?考えている場合じゃね。とりあえず探してみるさ!俺は走り出した。その時は探すことで精一杯で、周りの目など気にしてなかった。これは油断だ。Hkでは、俺はある意味有名人なのに。俺を見つけて色めきだってるやつがいることに気がつかなかった。

 Hkは猫額の地だ。田家町から五稜郭公園は数分だ。何となくここに向かった気がして俺は五稜郭公園へ。五稜郭タワーの右手に見て、公園の入口へ。観光客が行きかう中を俺は探した。目を皿にして。

「・・・いない・・・か?いや、裏の方ならいるかも・・・」

五稜郭公園にはタワー側の入口と反対がわにも入口がある。あまり観光地化されてないので、裏さびしい感じだ。夜はあまり近づきたくないところだ。つばさが修学旅行生をぶったおして、俺に抱きついてきたのもこの裏入口あたりだ。

 上から見たら星状に見える土塁にのぼってみる。土塁を囲む堀端には人影はない。

「ここじゃねっか。」

慎重に俺は石垣を降りていく。石垣裏の草むらは桜の木が生い茂ってるせいか、薄暗い。おりきって、足元から目線をきるのと同時だった。

「おめ、佐藤だべ。佐藤登。そうだべ!」

声のする方に目線を移すと・・・

以前見知った面々だ。そう、おれがつばさの許婚としり、勝負を挑んで来ようとしてきた、元ヤン?いやまだ現役か?とにかくガラの悪い奴らが10人前後現れた。

「い、いや、人違いじゃ?おれは、佐藤じゃないから・・・・」

「うそこくでね!忘れてねんだぞ・・し、白い爆弾のこと!!」

「んだ、んだ、あいつに何度痛い目にあわされたか・・・」

「なら、つばさにお礼参りすりゃ・・・、あっ・・・」

思わず声に出てしまった。

「ほら、やっぱし、おめが、許婚でねっか!!佐藤登~!!」

「いや、ごめんごめんなあ。でも、おめたち、昔のことだべし、もういいんでねーか・・・・って、」

『そうわいかんわ!』

ですよね・・・。

「白い爆弾にはかなわねっけどな、おめなら、俺たちでも~!」

「た、たぶん、かてるべ!!」

なんだあんま自信なさそうだな?

「それに、きょうは助っ人もつれてきるでな!」

用心棒つき!すげーな。俺。

「いや、なんでそこまで・・・もう、おれに勝ったからって、何にもならんべ?」

「い、いや、俺たち今でも、白い爆弾に負けたヤンキー」

「負けヤンってよばれてんだぞ!」

おれは腕組みして、考える。

「いやでも、白い爆弾にかったヤンキー、勝ちヤンはいねーべ」

「いねーけどな、ずっと負けヤンってよばれるのは」

「た、たえられね。」

「でも、俺に勝っても・・・」

「少なくても許婚には勝てば、そうはよばれねーべ」

「むしろちょっと箔つくべ。」

なんかいろいろ残念な人たちだな~。もうヤンキーやめてまじめに生きればいいのに。

「じゃ、覚悟しろや、佐藤登!」

奴らは俺ににじりよってくる・・・。

さて、どうするべ。枝打ちされてまとめてある、桜の枝を一本手に取ろうとした、その時。

「あ、やっぱり、佐藤君心得あるみたいねだね・・・」

ヤンキー集団の一番後ろから、見知った顔が現れた。川端慎吾。ゆりねえにつきまとってたあの男。そうか助っ人がこの男か。髪は金髪。ネックレスはじゃらじゃら。まあ、見事にチンピラってかんじだな。

「川端さんまだいいっすよ」

「そうっすよ」

「あの白い爆弾の許婚だぜ。棒切れ持たせたらやばいんじゃねー?おれが何とかしてやっぞ」

すげー自信。さすが全道大会出場剣士。

慎吾は右手に木刀を持って近づいてきた。

「え、俺まだ丸腰だけど・・・」

そういうと奴はニヤッと笑って

「試合じゃねーし、いいべ。おめをぶちのめせばいいんだべ?」

あ、こいつやっぱ中身はくずだ。剣道できなくなってざまーみれ。

「じゃあ、いくぞ!」

そういうと、木刀を上段に構えて思いっきり、打ち込んで・・・・あれ、

ひょい。

ほんとそんな感じに切っ先をよけることができた。

「う、や、やるな~」

俺を睨むと慎吾。

いや、ぜんぜん。おめの打ち込み・・・全然おせ~。

あの、つばさの打ち込みはおめの3倍以上はえー。あの時だって受け止めるのが精いっぱいだった。

でも、おめは・・・。

川端は、執拗に俺に向かって、木刀を打ち込んでくるが・・・

簡単によけられた。

ひょいひょいひらり。なんか絶対逃げ切るなこれ。

「はあ、はあ、はあ」

打ち込み続けるのはたいへんだ。体力がいる。けいこ不足の川端にはかなりつらかろうな・・・

「あ、か、川端さん・・・その、か、代わりますか?」

「だ、だいじょうぶだ!おめらだまってみてれ!」

とその時だ

ドス。俺の足元に・・・以前見たことがあるが、あんまり思い出したくないものが飛んできた。

「いっつまで遊んだ。それ使って、さっさと終わらせ!」

そう、おれの足元には、3段伸縮する特殊警棒が飛んできたのだ。

「つ、、つばさ・・・・」

五稜郭の石垣の上に目をやると、右手に3段に伸ばされた特殊警棒を持ったつばさが立っていた。それだけじゃない、つばさの周りには・・・・鈴木佐藤の勢ぞろいだ。(りおもまつりもいるけど)そして九十九先輩もなぜかいる。

「いやーのぼるって有名人何だ!」

けいがにっこり笑て指さしてくる。失礼だ。

「ま、なんか事件を起こすよね~。登は!」

鈴木洋子も俺を指さしてくる。おめたち、失礼だろそれ。

「さて、助けがいるかい?登!」

貴だ。

「おれっち、乱暴なことは苦手なんでパスね~」

鈴木真一はいつもの調子だ。

「ってことで、ゆういっちゃんよろしく」

りおの声に

「はははははぁ~、まかしとけ!」

裕一はそういって石垣の上から駆け降りてくる。

「さあ、のぼるー!あとはおれにまかせておけえーーーー」

高らかに叫ぶ裕一。

「・・・いや、いいけど・・・裕一・・・・相手は素人だ。ほどほどに・・・・」

「いや、いや、いつでも全力それが、おれだ!!」

おれは、負けヤンたちに向きなおす。

「おめたちな、ここらでやめにしねか?この男(裕一)とかかわらん方がいいど・・・」

いろんな意味で・・・。

「のぼる!よけいなことはいうな!お、俺に、ま、まかせてくれー!」

言うが早いか、裕一はヤンキーどもにおそいかかっていった。

運が悪い最初の男は、なすすべなくラリアットを食らった。そして、2mくらい吹き飛んでいった。

『・・・・』

ヤンキーどもは沈黙した。

『オー、すげー』

石垣の上から眺めていた、佐藤と鈴木からはどよめきが起きた。

そう、佐藤裕一、高校2年生。彼の進路希望はプロレスラーだ。他のスポーツは眼中にない。実はそれが俺と裕一が知り合うきっかけだったんだ・・・。

「な、その男に、手加減とか、情けをかけるとかねーから。悪いこといわね。早く逃げれ・・・」

「・・・じゃ、じゃあ、川端さん、お任せしました~。」

そういって振りかえり走り出そうとした1人がまた2mくらい吹き飛ばされた。

「・・・にがすわけないでしょう~?」

裕一じゃない。もう一人のプロレスラー志望。いや、元レスラーなのか・・・。

その人にアックスボンバーを叩き込まれたのだ。

『っ!!』

その場にいる全員が声にならない声をあげた。

ヤンキーどもの背後から現れたのは、

「あ、ゆ、ゆりねえ!」

まつりが目を丸くして叫ぶ。

「む、あなたはいったい?」

と裕一。

「それはこちらの言葉ね。こいつらはわたしのえものよ。黙ってみてなさい。」

「ず、ずるい!半分は俺によこせ!」

「じゃ・・・・早いもん勝ちね?」

とにっこり笑ったゆりねえはヤンキーどもに襲い掛かった。

「むう、ならば、おれも!」

そういうと裕一も襲いかかる。

2匹の虎が獲物を捉えるさまを、俺たちは黙ってながめていた・・・。

「むう、わかったぞ、その華麗な空中殺法に関節技。あなたは、タイガーリリーでは?」

スリーパーホールドで最後の1人を落としながら裕一は言った。

「ふふふ、ばれてしまったようね。」

負けじとゆりねえは腕菱木十字を最後の一人にかけていた。

「いたい、いたいーすいません!、許してください!!」

「うん、いま肘の関節はずしたらね」

「え、」

ゴキ・・・

裕一が落とすのと同時。嫌な音が聞こえた。


「で、どうすんだ、川端、おめはわたしがあいてすっか?」

気がつくとつばさが俺の隣に来ていた。

「・・・いや、白い爆弾にかなうわけねーべ。いまのおれが・・・いや昔のおれでも、おめさにはかなわねーべ。」

そういうと。川端は歩き出した。

「あ、まってください、川端さん。あなたの右手を折ったのって、もしかして・・・・」

思わず口に出てしまった。

ぴたっと足を止める川端。

「それ、きかんでくれ・・・・」

あ、やっぱ、そうなんだ・・・・。川端の腕を折ったのは・・・

対面からゆりねえと裕一が、こちらに歩いてくる。負けヤンたちは落ちているやつを引きずりながら立ち去っていく。


「あら、川端君じゃない。なに、不良の助っ人してるの?」

すれ違いざまにゆりねえが話かける

「いや、たまたま頼まれただけだぁ。」

顔だけ振り返り、川端は答える。

「ふーん。ま、ここで引き下がってくれるなら。何もしないわ・・・」

にやりと笑うゆりねえ。川端は目線を地面に向け、目をつむる。ふっと笑うと、

「・・・・・そうしてくれると助かるわ・・・したっけ・・・」

川端慎吾はゆっくりと立ち去って行った。


すいません。こういう形で納めました。

エッチな内容、書けません。

逃げです。

でも、裕一は活躍させたかったんですよね。

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