㉜リーダーは?
地域の夏まつり。出店を巡って、対立する両リーダー。
過去の因縁もあってか、意固地になってます。
女子同士のいがみ合いって、誰もかかわりたくないのが本音でしょう。
だって、めんどくさいし。
わたしは絶対やでした。だって、返り血浴びるもんぜったい。
一夜開けて、俺は自転車を走らせて地下鉄K18駅へ。地下鉄で札駅ではなく、すすきのへ。とあるカラオケボックスへ。すでに受付は済ませてあるので、指定された部屋へ向かう。周りをよく見回してからノックする。
扉が少し開く。
「合言葉をいえ、東区の神社といえば」
「烈々布神社」
「よし入れ」
中にはSugarとBellsが勢ぞろいだ。2人を除いて。
貴「つけられなかったかい?」
「ああ。大丈夫だ。」
はじめ「じゃ、これで全員だな」
亮「さて、じゃあ、座長が来たところで始めるか?」
「座長?おれが?」
祐一「うん、そうだよ。」
真一「ほかにいないっしょ!」
かな「登くんしかいないわよ。」
あん「消去法でそうなるっしょー」
たしかに、そうだ。他の人間で何とかなるなら、昨日のうちに何とかなっていた。俺たちが読書の間に。参謀角2人は両方とも頭あがらないからな~。
はじめ「じゃあ、情報交換を始めよう。」
亮「・・・うん、それがその・・・」
俺も含めて佐藤は全員目を伏せた。
かな「そう、そちらもそういう感じなのね・・・」
「いや、あれから学校で、話し合ったんだけどね。ただの・・・その・・・」
はじめ「あ、大丈夫。あれだろ、愚痴というか、」
「ああ、罵詈雑言を聞く時間だった。」
あん「やれやれ、そっちも同じだったかー」
祐一「しかも一応、出店の意見も出したんだけど・・・」
るみ「ぜんぶ、だめだしされた・・・」
かな「そして、相手のわるく・・・いえ、不平不満。」
貴「それが、2時間・・・」
『ふうー』
全員、心からのため息。
亮「で、座長」
「え、あ、俺?」
はじめ「今のままではあの二人のせいでSS同盟は空中分解だ。」
亮「それはいい。問題は出店をどうするかだ。学校内で収まらないことだ。」
貴「もともと、対立しているグループだから、割れるのはいいが・・・」
「対外的なことだからな・・・」
『・・・・・・』
カラオケボックスなのに室内はシー,
ンとする。BGMも切っている。遠くから誰かの歌声がかすかに聞こえる。
はじめ「では、これから、KY対策会議を始める。」
「なんだそれ?」
亮「ようするに、どうしたらけいと洋子を仲直りさせられるか?という会議だ。」
俺以外みんなうなずく。
るみ「で、登、おめ何とかせ」
「は。おめ、ずいぶん簡単にいうでねか?思いつくわけねーべ」
『だよな~』
みな一斉に声をそろえる。
はじめ「でも、何とかしないと、出店間に合わないぞ。」
貴「学校祭は俺たちが互いの対立を利用して、クラス全員を巻き込んで成功させられたが・・・」
祐一「今度は対立なんてできないぜ。」
あん「人手なさすぎだもんね~」
「否が応でも手を組まなきゃな。」
今度はほんとに同盟を結ばない。11人全員でやらなきゃならないし、そうじゃなきゃできない。でもあの二人は絶対に引かない。白と言ったら黒という。黒と言ったら白という。その繰り返しだろう。
はじめ「こうなると・・・・俺の言うことを洋子はきかなくなる。」
るみ「けいも全然耳さ貸してくれね・・・」
誰の話ならきくんですかね?俺でもないでしょ。
真一「もう、先生に泣きついてやめちゃいますかー」
そんなことすれば、部活動、すなわちSugar Babes、Super Bells、どっちも解散させられるに違いない。・・・・・あ、別にそれでもいいかぁ。みんなそんなに続けたいわけでもないだ
貴「いや、じゃあ、俺たちの今日までの努力が無駄になる。これからの学校生活を楽しみたくないのか?」
え、あれ、貴、結構気に入ってるのか?この活動。
かな「そうね。他の人のすきにさせたくないものね。高校生活。」
え、なんでそんな悪そうな顔しているの、かな。もういいじゃん。めんどくさいことばかりだし・・・。
るみ「登、めんどくさがるな!」
げ、なんでわかるの・・・
るみ「おめは、すぐ顔に出るから」
「あ、ご、ごめん」
はじめ「いい手はないかな?登」
だから、はじめも亮も思いつかないことを、俺が思いつくわけねー。と言っても納得しないだろうーなー。投げ出すのは不可。呉越同舟を乗り越えて11人で取り組まないと祭りに間に合わない。かなやるみ、真一までもこのSugarとBellsは続けたいらしい。結構居心地いいしな・・・・あ、そうか。そうだな。それだ。
「・・・あ、祐一、お前さ、Sugar Babes続けたい?」
「ああ、もちろん!登と過ごせるしな!」
「あんは、Bellsどう?」
「あーしも。楽しいもん。いろいろあってさ~」
ふー。よしこれしかない。この線で進めよう。
亮「なんか思いついたみたいだな・・・」
「ああ。一か八かだけどな。」
俺は、かなり悪い顔をしていたと思う。
と、いうわけで、何とか主人公に活躍の場を与えました。
でも、今回の夏祭り編はリーダーに焦点を当てていきます。
いや、いきたい。たぶん、そうしたい。
うまく、書けるかわからんけど・・・・。




