㉑団結を図るには、敵を作ることがもっとも効果的である
すいません。学校祭始まりません・・・・
広げたプロット何とか収束させます・・・・。
ちなみに私は女子の言いなりでした。
だって、その方が楽だった。
臨時HRの時間が来た。俺とかなが教卓に立つ。
「え、それでは、2-3の出店計画について報告します。」かなが口火を切る。
「では、提出予定の計画書をくばります。」
おれは、列ごとに計画書を配布した。
「はぁ」「なんだこれ!」「まじか?」
騒然とする教室。御厨先生は黙ってみている。
「え、っとみなさん。聞きたいことはいろいろあると思います。説明します!」
かなが前を見据えて、話し始めた。
「わたしたちの方針は、出店数の少ない方を選び、利益確保をねらうことでした。しかし、全校の出店は喫茶、お化け屋敷ともに4店で同数でした。そこで、実行委員で相談し、どちらも行うこととしました。」
「え、なんで、かってに・・・・」
誰かが言うと
「そうだよ、持ち帰ってもう一度相談するとか、できたんじゃない」
「そうだ」「2つは無理だよ!」
また騒然としてきた。
「いえ、待ってください。」かなは決然として
「みなさんは我々に一任したはずです。ですから、我々実行委員2人で相談し、このように決めました。」
「いやでも、この事態は想定外のことでは?」
1人の男子生徒が発言した。
「では、お尋ねしますが、もし持ち帰って再び、話し合ったら、決められましたか?」
「・・っう」
皆押し黙った。
「どうですか?鈴木洋子さん」
「・・・・無理ね。私は譲歩する気はないもの」
「佐藤けいさんは?」
「無論私も!」
「再び話しても埒が開かないと実行委員は判断し、このお化け屋敷メイド喫茶で決めさせていただきました!」
「それでは我々の計画ですが、こうなった以上、クラスの皆さんにはどちらに取り組むか、希望を聞きます。できるだけ人員が偏らにようにしたいので、どちらでも良い方は後で教えてください。」
「ちょっと待ってくれるかな?」
はじめが挙手した。よし、予定通りだ。
「クラスを2グループに分けるんだ、いっそ勝負することにしないか?]
「それはどういうことでしょうか?鈴木はじめさん」
まるで知らなかったことのように、かなは聞く。
「お客にアンケートを取って、どちらがよかったを投票してもらう。」
「なるほど。で、勝負というからには、何をかけるのでしょうか?」
「売り上げの黒字分、全部を。」
『なに!』
そう、本校の学校祭では、準備金は生徒会からの貸付と言う形で配分される。もし、売上金が貸付金以下すなわち赤字なら、クラス全員のカンパだ。逆に黒字なら、その分はクラスの取り分となる。まあ、たいてい打ち上げ等に使うのだが。それをアンケート結果のよい方、すなわちお化けグループかメイドグループのどちらかだけのものにするという提案だ。
「え、でも・・・どちらも3組の出店なのにそれは・・・ちょっと」
出来レースでもうまい演技だ、かな!
「いや、それいい!私は賛成!」
ここぞとばかりに洋子は颯爽と席を立った。
「ふーん、なら、私も」
静かにでも自信たっぷりにけいも続いた。
「決着をつけましょう?洋子さん。学校祭で、どちらが正しかったか・・・」
「望むところよ。学校祭の花はお化け屋敷よ!」
「・・・・・他に意見はないでしょうか?なければ、はじめさんの提案に賛成でよろしいですね。」
「どうする」「いや、どうもこうも」「でも勝てば総取りか・・」
皆ぶつぶつと話している。すると、
「僕は賛成だ。もちろん勝つつもりだからね。メイド喫茶はコストパフォーマンスに優れているからね。」
突然亮が立ち上がりくいっと眼鏡を上げた。
「奇遇だね僕もだよ・・・。お化け屋敷は絶対にリターンが高い。」
はじめも立ち、亮を見つめる。洋子とけいも相手を見つめる。
2対2のにらみ合い。
「さあ、グループ分けしましょう、かな!」洋子はいった。
「学校祭の花、お化け屋敷に集うもの!われわれが売り上げ総取りよ!」
ぱあぁと手があがる。え、結構いるな。
「名前を確認します。遠藤さん、・・・伊藤さん・・・柿沼さん・・・・」
かなが名前を確認する。おれは慌ててメモをした。
「・・・・吉田さん・っと、え~全部で20名ですね。すると残りの18名はメイド喫茶ということで、よろしいですね。」
「メイド喫茶は絶対に受ける!鉄板よ!!さあ、わたしたちが売り上げいただくわよ!」
けいがけしかけると。
「ぁ、」「ぇぇっ~」
あれ、煮え切らないな~大丈夫か?
「売り上げは俺たちがいただくぜー!!そうだろう!」
祐一が立ち上がって叫ぶ
「ぉ、おー」
「声が小さい!負けちまうぞ!行くぞ!」
「おー」
「やるぞ!」
「おおー」
「勝つぞー」
『おー!!』
祐一の雄たけびに押され、最後は皆叫んだ
「何、いっちゃんてんの~」
真一が立つ。
「あーしらが本気だせば、最高のお化け屋敷できちゃうよ~!」
あんがすかさず声をだす。
「そうよ、勝つのは」
『こっちだー!』
向こうもやる気が出てきた。
亮とはじめはアイコンタクトしていた。目論見通りという笑みを2人そろってしていた。
「では、双方の連絡調整は、わたしたち実行委員が行います。私がお化け屋敷担当、登さんがメイド喫茶担当になります。何かあれば、それぞれわたしたちにお願いします。なお、双方とも責任者をきめておいてくださいね。」
『はい!』洋子とけいが手を上げた。もうこれできまりだった。
臨時HRは終了した。
放課後になり、俺たちは部室に集合した。
「一応予定通りだね。亮」
「ああ、貴。癪だがね。」
「ま、それも今日までよ。明日になれば・・・・」
「・・・・そ、そおだね。・・・・」
「で、九十九先輩の方は?」祐一が尋ねた。
「ああ、昨日のうちに御厨先生に伝えてもらった。」
貴はいつも通りの調子で答えてた。
ガチャ。
ドアが開く。九十九先輩と・・・え、あれ御厨先生。
「あら、全員そろっているのね。」
「先輩、なぜ御厨先生が・・・?」
おれは口走ると
「あら、顧問が部活に来るのは不思議なことかしら?」
『い、いーえ』
「まあ、私の用事は部活じゃないのよ、クラスの生徒に会いに来たの・・・」
笑顔だ。でも、目が笑っていない。
「昨日九十九さんからの申し出、ずいぶん唐突だと思ったら・・・そうゆうことなのね?ねぇ、佐藤さん」
「え、っと、その、どの佐藤ですか?せ、せんせい・・・」
何かを感じたのだろうけいはひきつった笑顔をしている。
「あら~、皆さんに言ったのよ?佐藤さん?」
『え、は、はい』俺たちは全員返事をした。
「副会長の佐藤さん?」
「は、はい・・・」
亮は青ざめる。
「副会長が、ちょっと姑息では?そんなに勝ちたいの?」
「い、いや、そうゆうわけでは・・・」
「副部長の佐藤けいさん?」
「は、はいー」
けい、声が裏返ってるぞ。
「佐藤と鈴木だけでなく、他の生徒も巻き込んで・・・」
「え、いひゃ、その、学校祭がんばろうかなーって・・・」
「体力担当の佐藤さん」
「え、お、俺も」
「あなたも焚きつけてくれたわね?クラスを対立させるのが好きなのかしら?」
「いや、団結させようかと・・・」
「るみさん、貴くんも、当然お仲間よね?」
『・・・・・・』
なんか言えよ二人とも・・・。
「さて、実行委員の佐藤さん」
「はい・・・」
「あなたとかなさんもこの茶番を知ってたんですね。」
「・・・・・」
あ、答えられんわ、これ。るみ、貴ごめん。
「あの、先生、それで、要件は・・・」
九十九先輩がおそるおそる言う。
「九十九さん、この佐藤さんたちは、ちょっと油断ならないわ。十分目を光らせてね。」
「は、はい」
「安心して、九十九さんからの申し出は、もう、先生方、実行委員長の五十鈴さんにも了承を得たわ。」
『あ、ありがとうございます。』
「私も利用したからには、学校祭成功させてね?けいさん。」
「え、あ、はい。任せてください!」
「頼んだわよ。私が伝えたかったのはそれだけよ。」
そういうと御厨先生は出ていた。
『・・・・・・・・』
見透かされていたか・・・。おそらく、俺たちだけでなく、「鈴木」が噛んでるのも見抜いているだろう。やはり、苦手だ。
「もう、突き進むしかない。明日、例の件が出たら予定通り進めよう」
『うん』
亮の言う通りだ。もう、引き返せない。
「佐藤さん、悪い顔になってるわよ・・・・」
九十九先輩の指摘に俺たちは互いの顔を見合った・・・
次回、学校祭開幕か!
いいだけ引っ張ってごめんなさい。
だって、話まとめるには、順序ってものがあるからね~。




