⑳それを一般的に、悪だくみと言う。
行事は準備段階が一番楽しい。いや充実しているのではないだろうか?
行事当日って、あまり印象に残らないかなーと。
準備期間の仲間との濃密な時間が1番よかったなあ~ と、感じます。
※お詫び ep5 ④看板は「佐藤」なのか? の後半部分が投稿されていませんでした。昨日自分で読み返して、気がつきました。唐突に九十九先輩が出てきてびっくりしてました。
「聞いたわよ、登くん・・・・・」
部室で計画書を仕上げていると、九十九先輩に話かけられた。俺と九十九先輩以外はなぜか全員帰宅している。いじめだよねこれ・・・。
「はあ、何をですか?」
「あら、詳しく話さないとダメかしら?」
「いえ、必要ないです。」
「あんたは、私とギャルだけでは飽き足らず、同級生にも手を出してるのね。」
「いえ、誤解です。」
「下心満々で、家まで行って?」
「いえ、誤解は先輩とギャルの方です。」
「あら、ギャルはお好みじゃなかったのプレイボーイは違うわね。」
「それも誤解です。僕は女ったらしではありません。」
「あら、そうなの?認識を改めるわ。メスを引き寄せるフェロモン男子だと。」
「そんなもの出てたら。今頃先輩もメロメロでしょう。」
「そうね、気をつけましょう。また、へんな噂にならないように。」
「それ、僕のせいじゃないですよね。パパ活は」
「今度それいったら、昨日の出来事、御厨先生に報告するわよ。」
「・・・・すいません・・・。」
ブーブー
ライン通知だ。昨日のことで、通知もバイブに設定した。通知音がトラウマだ。
「いまから下記の場所に来てほしい。
ただしBellsには絶対見つからないで。かなさんにも。いいわね!」
JRktn駅近くカラオケ●●。
けいからのライン。
「あら、また、新しい女かしら?」
嫌味たっぷりだ。
「いえ、旧知の女からです。」
「え、ま、まさか・・・・」
「え、あ、けいからですが・・・誰からだと?」
「え、あ、そうなの。けいさんにも手を出そうとしてるの?」
「みさかいなく手を出す、ゲス野郎だと思ってるんですか?」
「ほぼ正解じゃない。年上、ギャル、同級生2人ですもの。」
「けいをカウントしないでください。」
「けいさんじゃないわよ」
「え、、誰?」
「え・・・・」
九十九先輩は不思議そうに俺を見ていた。
バスからJRに乗り換え、どうにかktn駅についた。歩いて5分くらいでカラオケ店についた。ラインで部屋をたしかめ、部屋に向かう。平日なのですいている。
指定された部屋に入る。
けいが熱唱しているところだった。
「お。待ってたぞ、のぼる。」
けいの熱唱に負けない声で祐一が歓迎してくれた。
祐一の言葉を合図に、けいはカラオケをやめ、音楽も止められた。
「さて、全員そろった。」
亮はかしこまっていった。
「そうね。ようやく話が詰められるわ。」
真剣な表情でけいは俺を見る。
「さあ、座ってくれ、登。」
貴に促されておれは隣に座ろうとするが、なぜか貴に止められる。
「いや、君はあそこにしてくれ。」
と指さしたのは、るみの隣に席だった。
「え、なんで?」
といった瞬間。
『はぁ~』
俺以外の佐藤は全員ため息をついた。あれ、おれ何かしたか?
「まあ、いい。座って。話があるから」
俺はるみの隣に座る。
「さて、本題だ。明日ははじめの考えた策でHRを進める。まあ、それはいい。でもこのままいけば、クラスのリーダー的地位はSuper Bellsに奪われるだろう。そうなれば、これから2年間は、卒業まで彼ら「鈴木」の風下に立って生活しなければならない。そこでだ・・・・登。」
亮は鈴木はじめが考えた計画を少しばかり変更しSugar Babesの力を認識させられるよう、新たな策をうつことにしたのだ。
「・・・・・・いや、わかったけど・・・それこっちが有利とは・・・」
「わかってる。もう他に打つ手はない。」
つよい決意をもった声だった。
「で、それを誰が?」
『お前だよ!』
「お、おれが言うの」
「そうだよ。ほんとはもっと早く伝えるつもりだったんだけどね。」
と貴。
「りょうがさ、ぎりぎりまで教えるなって。」
にやにやしながら祐一は言った。
「でも、亮のいう通りにして正解だったわ。かなの家に、下心、丸出しで、ついてくとこ見たら・・・・」
呆れかえるようにけいはいう。,
「・・・・・すぐ、口を滑らせそう・・・・はぁ~」
ため息をついて、るみは言った。そうかそれで、俺のいないところで話し合っていたんだ。
「機密保持のため、君からみんなを遠ざけた。でもわかるだろ?」
亮は眼鏡をくいっと上げて鋭い目線をくれた。たしかに、もしこの話聞いてたら・・・。かなに口を滑らしただろう。
「それじゃ、みんな、いいね。」
『うん』
「この大博打で俺たちがこのクラスの中心だと証明しよう。」
同じころ文芸部の部室
「ねえ、かなちゃ~ん、あーしたち、いかなかったら、どうしてたの?」
「お、まってました~!」
やはり、陽キャには大好物な話だ。
「いやまって、その、打ち合せするだけだったのよ。」
「ほんと~?あ、でも、もうチューくらいすませてた?」
「お、まじか、まじかチュー!いいねーチュー」
「もう、あんも真一もからかわないで!」
顔を赤くするかな。でも、もし、ライン通知がもう少し遅かったら。キスくらいまではしていたかもしれない。そして、みんながこなかったら・・・・そのあとは。そう考えると自分のことながら大胆だった、と、かなは思った。
「あ、ところで、かな、どうして打ち合わせをすることになったのかな?」
「え、登くん、出店計画書、1人で作ってて、誰も助けてくれないってこぼしてたの。」
「え、るみさんも?」洋子も怪訝そうにきいた。
「ええ、一昨日は俺をおいてカラオケに出かけていったって、怒ってたわ。」
「ほう、さすが、deep Throat、いい情報だ。」
「え、どういうこと?」
いまの話のなにが重要か、かなにはわからなかった。
「うん、Sugar Babes、何か策を弄してくるぞ。」
「え、なんでわかるの?」
「登を排除したのはなぜだと思う?そして、なんで登以外でカラオケに行くと思う。」
「登に聞かせたないから?」洋子が答える。
「その通り。登に知られるとなぜ困るか?登だけ、他の佐藤と違うからだ。」
『実行委員・・・』
「そう、登はかなとどうしても接点ができる。こないだ僕の提案を踏まえればなおさらだ。登の口から内情が知られないように手を打ったんだ。」
『まじか。』
「あすのHRで、何かやる気だあいつら。」
「ど、どうする?はじめ?」
洋子は不安げにきいた。
「・・・・・・・どうにもできん・・・」
『がく』
「しかたない。敵の策が全くわからなければどうにもできん。」
「期待させて~」
「ま、いーんじゃない!」
「そうそう、どっちにしろ楽しくなりそうじゃん」
ギャルとチャラ男はいつも前向きだ。
そうか、明日になると、佐藤と鈴木は・・・・。かなの脳裏には不安がよぎたった。が、「あれ、ちょっとロミオとジュリエット?ウエストサイドストーリーみたい!結構いい感じになれるかも」という期待も膨らんでいた。
もうちょっと学校祭続きます。
何とか広げた風呂敷たたんでいきたいので・・・・。
がんばります。




