⑱S・B
広げた風呂敷、何とかたためる気がしてきました。
ので、投稿します。
あんま期待しないでね。
ちょっと同時進行でわかりづらいですね。
ICT研究部のドアを開けた。
「あ、の、のぼる・・・・」
あれ、なんか会議室とは違う空気の重さが・・・。
「なんかあったのか?貴?」
「え、いや、何でもない。(あるけど・・・帰って来ないな先輩とるみ)・・・・・で、どうだった実行委員会。」
「それなんだが・・・・・・・・」
俺は詳細を伝えた。
「は、何それ…」
けいは、これ以上ないくらい、冷たい視線を俺によこした。
「いや、だってぬりかべ女王が、俺達をいじめるんだ!悔しいじゃないか!!」
「後先考えずに、誰彼構わず!助けるのは良くないぞ。しかも、また、かなを・・・・」
「まあ、登らしい!俺は賛成だ。」
キィー ドアの開く音がした。見ると、
「そうも言ってらんないよ…」
亮が部室に戻ってきた。なんか、いい案出してくれないかな・・・・俺は亮を見つめたのだが・・・
「登、僕に期待しても、何も出ないよ。無理がありすぎだ。金も時間も足りない。」
「全くやらかしてくれたわね。クラスのみんなは、なんていうかしら?」
けいはご機嫌が悪い。そりゃそうだが・・・。
「何とか説得してくれ亮、貴、」
「あ、俺は?」
「祐一は、体力担当だろ?」
俺たちは頭を抱えていると、
コンコン。
ノックの音がした。
「え、誰だノックするなんて。」
声をひそめて俺は言う。
「え、やばくない。わたしたち以外にこんなとこに来るなんて・・・・」
コンコン
ノックの音が大きくなった!
「祐一、あんたの出番よ!」
「え、こんな時だけ、お、おれ」
「こんな時だからだろ!」
貴と亮は祐一をドアの方へと背中を押す。
「え、いや、ちょっと押すなよ!」
ゴンゴンゴンゴン!
ノックではないような音が部室に響く。
祐一がしかたなくこわごわドアノブに手をかけようとしたその時
ガチャ、ギー
しびれを切らしたのか向こうがドアを開けた。
「出迎えもできないのかしら、ICT研究部は?」
「え、洋子?」
けいが驚きの声をあげた。
「いや~、おじゃまするよ」
「ちわー!」
「チョリース」
「・・・・・こ、こんにちわ」
はじめ、あん、真一、かなも来ていた。全鈴木のお出ましだ。
「え、と、どうしたの?みなさん?」亮はかなり訝しげに尋ねた。
「えー、Sugar Babesの皆さんにご挨拶をと」
はじめは慇懃無礼に言ってきた。あ、かな、今「ダセー名前」って顔してた・・・。
「くくく・・・」
奴らなんか薄笑いしてるし。悪かったなセンスのない名前で。
「え、なんでうちらのチーム名を!秘密だったはず!」
え、けい、秘密だったの?。秘密結社だったの俺たち?
「いや、ごめんごめん、」
貴が言葉とは裏腹に全く悪びれずに
「この間、勢いでバラしちゃってね・・・ね、Super Bellsの皆さん」
「え、わたしたちのも教えたの?」
かなは驚いて叫んだ。
「もちろんさ」
なぜかはじめはさも当然という顔していた。
「・・・だせー・・・・」
俺たちは小声でいった。
「あ、いま、ダセーって言ったよね!いったよね!」洋子はむきになっていってきた。
いやダサいよね、鈴だからBellsって。俺たちもだけど。
「いや、だって・・・・」けいは伏し目がちにして含み笑い。
「あんたたちだって、同じでしょ!なに、佐藤だからってSugarってマジカルバナナか!」
「あんたたちだって!」
にらみ合う洋子とけい。
それを見てい眉間にしわ寄せるはじめと亮。
「すまんな亮」
「いやこちらこそ。で、学校祭の件だな。」
さすが秀才の2人。言わなくとも要件がわかりあえるんだな。これが真のニュータイプ!秀才スゲー。
「で、Bellsはどうする?」
あ、もう、そのチーム名で行くのね。文芸部とか鈴木さんじゃなく。
「もちろん~」
「やりまーす!」
あんと真一が息ぴったりに返事をする。
「ほう、うまく算段がついたのかな?かなり難しいと思うが。」
「ああ、で、お前たちにS・Bに相談だ。」
「・・・・うちに香辛料はないぞ?」
俺はいった。
「違う!」
「そうだぞ、登、機種変更だろ」
「違う!」
「・・・・だからはじめ、略さないでって・・・・」
「く、卓上コショーがほしいわけじゃないし、新しいiphoneがほしいわけでもない。Sugar Babesに一つ提案だ。」
はじめはお化け屋敷メイド喫茶を成功させる計画を語った。
「どうかな?。佐藤の皆さん。」
「・・・・・他に手はないか・・・・」
亮はつぶやく。
「どう、みんな?」
リーダーけいは確認に入った。リーダーがチームの意思を確かめる時。答えは一つしかない。それは結成時からの暗黙の了解。
『賛成!』
「フー」俺は息を大きく吐いた。俺のハチャメチャな提案をみんなが何とかしてくれそうだ。かなも安堵の顔を浮かべている。
よし。クラスに知らせる計画書の作成だ。
「じゃあ、俺、計画案を作るよ。」
「じゃあ、そこのパソコンで作っていいよ。」
「Ok、貴」
ここは一応ICT研究部。パソコンぐらいある。型遅れだがGen10thコアi7だ。
「あ、じゃあ、あたしも手伝うわ」
かながそういって俺に近づこうとすると、
「だめ。だめよ。ここはICT研究部よ。部外者にPCを触らせるわけにはいかないわ!」
けいが行く手を阻んだ。
「あら、私は実行委員よ、一緒に作業して何か不都合が?」
「ダメです!」
「かな、君はクラスへの説明を考えないとダメだよ」
はじめが言うと。
「そうだよ、その役目は君じゃなきゃ。登は話しているうちに血がのぼってまた、やらかすかも知れない。」
「亮の言う通りだ。説明と提案はかな君がやるんだ。かなが話した方が、クラスの受けもいい。」
「・・・・・わかったわ・・・・。」
「それじゃ失礼するわね!Sugarの皆さん!」
洋子がそう言うと、Bellsは俺たちに一瞥をよこして出て行った。
「亮・・・?」
心配そうにけいは呼んだ。
「やられたよ。開幕戦は向こうに一本とられた。登の失言のフォローするふりをしてイニシアティブをとられたよ。」
「なに、まだ始まった所さ!まだまだ逆転のチャンスは残されてるさ!」
祐一がいつもの調子で溌溂という。
「そう、まだ1回の表さ。まだまだ序盤序盤!」
貴も励ます。
「・・・みんなありがとう。俺のために・・・・」
柄にもなくしんみりと俺は礼を言った。
「いや、いい、気にしなくて。」
貴は言った。
「ふぅー。・・・・そ、それよりも・・・・」
貴はなぜかけいに目くばせしている。
「・・・え、私!あたしが・・・・・」
「いや・・・だって、その・・・・リーダー・・・だし?」
さっきの勢いはなく、弱弱しく小声で祐一はつぶやく。
「なんで、女子に言わせるの?男同士で聞いてよ。」
「いや、けいはサバサバときけるのかな~と・・・」
祐一大きくうなずいて同意し、
「いやでも、確かめないと、るみと九十九先輩もどってこないよ」
と続けた。
あ、そういえば、るみいないな。いろいろあって今気が付いた。
「うん?何のこと?」
亮は何のことかわかってない。とすると俺たちがいない間にやっぱりなんかあったんだ。
「・・・っーー。じゃあ、登、その昨日は、りおと何してた?」
「え、なに、それ言わなきゃならないの?」
『うん!』なぜか3人、息ぴったりだ。俺と亮は?がうかんだまま。
「いや、札駅でりおと買い物して、そのあとカフェでおしゃべりした。」
『うん、で、?』
なんだ3人は、いつからそんなに仲良しなんだ?
「え、そ、それだけだよ」
ちょっとうろたえながら俺は答えたが・・・・
「いや、それだけじゃなかったんだよね?」
貴がさらに尋ねてきた。祐一とけいは俺を凝視してくる。
「え、いやあ、ほんとにそれだけ、だよ・・・・」
「え、じゃあ、なんで、なんで帰るの遅かったの?なんで寝不足なの?遅くまで何してたの?」
けいがたたみかけてきた。
「そうだぞ・・・う、羨ましい!」
あ、わかった、そうゆうことか・・・・
「あのな、俺は9時には帰宅したの、でも、寝付けなくて、寝不足だったの!祐一が羨ましがるようなことはなかったの!」
「え、後でりおに裏とるけどいい?」
けいはやけに真剣にきいてきた。
「好きにしろよ!」
『なーんだ』
「ほら、俺の言った通りだろ、登はそんな軽はずみな男じゃないって。」
「でも、祐一もそう思ってたんだろう。羨ましいって。」
「まあ、そうよねー、そんな度胸、登にはないよね~」
からかうようにけいは言う。
「ああ、そうだよ。そもそも、初めてのデートでそこまでできるか?」
『だよね~』
「・・・あーそういうことだったのか。それでるみがね・・・。」
事態を理解した亮は
「まったく、部内での恋愛沙汰は困るよ登。」
「いや部内ではないっしょ」
『は?』4人になった。
「ふふふふ、はははは。登、君は最高だよ。さすがわれらのサブリーダーだ。」
貴は笑い出した。
「そうね。登はやっぱり最高だわ。われらのサブリーダーね。うふふふふ。」
けいも。
「ああ、Sugar Babesはいいチームだ!」
祐一も。
みんな微笑む。
「君がいないと、うちのチームは空中分解しただろうな。」
亮が言うと皆がうなずいた。
「はあ、そうなのか?」
『そうだよ』
「さて、九十九先輩に連絡しなきゃ。片付きましたよってね。」
「そうね。」
「あぁ!るみも笑顔になってくれるな!」
俺がいない間に何があった?亮は理解したみたいだが・・・俺はさっぱりわからん。
その時。
ピロン。
ライン通知だ。俺はスマホを取り出す。
「あ、りおからだ」
と言った瞬間。
『既読にするな!』
4人がすごい形相で俺に言ってきた。
「・・・・登、帰宅するまで、ラインするな。いいかい、絶対だよ。とくにりおさんには。」
貴がものすごい真剣に俺に告げた。
「え、でも悪いじゃん。せっかくラインくれたのに・・・」
「祐一、登のスマホ取り上げて。リーダーの命令よ。」
「かしこまりました」
というや貴と亮が俺の腕をとり、動けなくした。
「え、はなせよ。おい!」
「すまん登」
「これもチームのためだ」
「悪いな登。リーダーの命令だ」
じたばたする俺をものともせず、祐一は俺のスマホをポケットから取り出した。
「Aサブ駅で渡すから安心して。いまは、絶対にまずいの。」
まもなくして、上機嫌のるみとつかれた顔をした九十九先輩がもどってきた。
俺が
「2人で何をし・・・」
『何でもない!』
今度は九十九先輩を含めた6人が口をそろえて俺の質問をさえぎった。
ICT研究部のチームワークもそろってきたなぁ~。
おれは窓際のPCデスクの前に座り、黙って2-3の出店計画書を作り始めた。
なぜか俺以外はとても和気あいあいとして笑顔がたえない。
「・・・だと思った。」「ほら、見ろ、俺の言った通りじゃないか!」
「僕は最初から信じていたよ・・・」『調子いーなぁー』「・・・いやでも万一ということもさ・・・」
「るみ、よかったね・・・」
なんか盛り上がってる。
「ねえ、さっきから何の話題?楽しそうだね~」と俺が振り返って話しかけると・・・・
『登には関係ない!』
あれ、俺がいないと空中分解じゃなかったの?はあ、俺の耳にはキーボードの音しか聞こえない。
並列して話が進んでいるので、わかりづらくてすいません。
・学校祭実行員会
・るみ出ていく九十九追いかける。
この二つが出来事が同時進行ということです。




