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⑩「なに、あやつけてんだ?亀田の田舎もんのくせに。」

やったー、10話までたどり着いたー!!

今回もHkネタが出てきます。亀田、かっくみ、ねぼっけ、

わからん人にはわからんべなぁ~・・・・

「きょうは私1人でいいわ!」

女子慣れミッション3日目。PC準備室で、いつにない大声で、るみは宣言した。

「え、だれかにみてもらったほうがー」貴が言おうとすると、

「いえ、大丈夫っつ!」とるみは貴を睨め付けた。

けいはアチャーという顔した。

「え、ちょっとるみ、いや昨日はごめんって。」

「イーの気にしないで!」

いや気になる言い方でしょそれ。

「ね、わかった。わかったから。ちゃんと、ね」

そういうと、2人は、「じゃあ、行く前に今日のミッション相談するわね」といってこそこそ話し始めた。

「・・・あれはね・・・・その・・・うん、赤い・・・・」

は、なに、なに、昨日の話?お互いに耳打ちしあいながら打合せと称するこそこそ話が続いていく。

「・・・え・・・・・うん、うん・・・・。え、え、えー」


自分以上の大声に、祐一は目を白黒させる。

「ちょっと・・・・話がちが、・・・・だから、・・・・なんでよぶの」

「ごめん・・・・まさ・・・なのよ」

「もー・・・・」明らかに不満げなるみ。

「ま、るみに任せてみようか。自信ありそうだし。」

と、亮。あ、めんどくさくなってきたな。俺もだよ。

「登、しっかり頼むよ。僕たちSugar Babesの初仕事がかかってるんだから。」

「あ、うん、わかってるよ・・・。」

がしっ、祐一が俺の両肩を持つ。

「登、お前はできるやつだ。大丈夫だ。」

励まし・・・ありがとう・・・。てか、祐一・・・痛い。


そうしてPC準備室を、るみと後にした。

廊下、階段、昇降口。るみは一切口をひらかなかった。校門を出ると、なぜかいつもと反対方向に歩いていく。バス停に向かわない気だ。

「お。おい。どこ行くんだ?」

「・・・・いいから、ついてきて。」

住宅街に入っていく。ずんずん行くと十字路の角にある、場末の居酒屋の前でとまった。「居酒屋 八幡丸」と入口上の木の看板に墨書きされていた。るみはノックもせずに引き戸を開けた。

ガラガラ

「あ、まだ。開いてねんだ。わりね~、って、るみでねか。」

カウンターでイカをさばいている、40代ぐらいの短髪ねじり鉢巻きのおっさんはいった。

「おじちゃん、ちょっと2階さ借りてんだけど、えっか?」

「ああ、えーど。お、そっちはだれだぁ?」

「同じクラスの友だちだぁ。佐藤登ってゆんだ。」

「ほう、るみ、おめのこれけ?」とおっさんはサムズアップした。

「ちがう、ただの友だち。勉強さみてもらうのさ。」

「おおそうか。いや、したら、よろしく頼むわ。なんせるみは、Hkから来たばっかで、こっちさなれてねんだ。」

「お、まかせてけれ。しっかりみるで。」

「あれ、おめさもHk衆か?」

「んだ。」

「そっかー、なら安心だべ。ちょっくら頼むわ」

「んだ~」

「登、いくよ。」そういうと、カウンタの中に入り、その奥にある暖簾のついた入口に向かっていく。

「したっけ、じゃまするべ。」そう言って後に続いた。店の奥に続く部屋、普通に居間だ。さらに居間に続くドアを開けると玄関に続いている。左手に階段が現れた。結構傾斜がきつい。るみが先に階段を上がる。その・・・見えそうだ。

上がった先にの左右に部屋が二つある。右のドアを開けると、6畳ほどの部屋がある。ローテーブルが一つそれを挟んで座布団が一つずつ。それしかない。ドアの対面にある窓には色褪せたレースのカーテンがひかれていた。その下には布団がたたまれていた。え、ひょっとして・・・これから敷くんですかそれ。いやいや、下にはおじさんがいるし・・・・そんなわけないよね・・・。やべーなおれ・・・。考えすぎだっての。でも女子に慣れる練習・・・そういうのもあるかも・・・。

「ほれ、座布団さねまれ。」

るみの声にはっとして俺は座った。るみは向かい側に座る。

「で、昨日のあれはどういうことだ?」

るみはこっちをキッと見る。

「どうゆう?いやーどうゆうも、こうゆうもないっしょ。けいが気きかせて、ともだちさ呼んでくれたんだべ?」

「そったらこといってんでね!」

るみは目を見開いてこっちを睨んでくる。いや、おれ取って食われんだべか?

「おめ、ほ~んと、おなごに弱な~。あんな遊び慣れてる女、どこさいいんだぁ?でれでれ、鼻の下のばしてぇー。また、いいようにされるで。」

「しっかたねーべ。あんなめんこいおなごさ、2人も来たんだで。鼻の下ものびるって。」

「しっかもカラオケ3時間。なんだぁ、あの、あやつけた(かっこつけた)歌いかた。見てるこっちがはずかしいべ~。」

「あん、なんもあやつけてねって。いつもああだっての。」

「いや、なーに言ってんだか・・・これ見てみれ!」

るみはスマホの画面を向けてきた。そこにはおれが気取った顔して熱唱するすがたが映っていた。

「見てみれ、この顔。はぁーちょっとばかし都会さきて。のぼせてんでねか?」

「・・・・・・ぇぇーだろ、都会さ来たんだから、多少、いいふりこきになっても(いいかっこしても)。」

「むりだむりだ、おめ、どこ住んでた?T家町だろ?亀田だろ?」

「おめ、亀田ばかにすんな、いまじゃしっかり開けとる町だ。」

「は、なにあやつけてんだ(かっこつけてんだ)、亀田の田舎もんのくせに!」

「な、五稜郭にも近くて、ええ町だろ!おめはどこさ住んでたんだ?」

「ふふふ、弥生町。弥生坂に住んでたんだでー」

う、こいつ山の手か。負けた・・・・。こいつ旧市街に住んでたのか。Hk市民以外にはわからないが、もともと、HkはHk山の周辺地区のみ。五稜郭や北海道教育大学Hk校がある一帯は、亀田村という別な地区だったのだ。亀田の田舎者とはそういう意味だ。ちなみに亀田村はほんの一瞬亀田市になった時期もあった。2年でHk市と合併したけど。

「く、く、あぁ、悔しい~」

「田舎の方にはわからないでしょうね、本当の淑女が。ほほほほほ」

くそ標準語に戻して、俺を見下しやがった・・・。でも何も言い返せない・・・・。

「あなたには、あの下品な女性がお似合いですわ、ほほほほ」

勝ち誇った笑みをうかべ、俺をあざ笑う。く、く、何か言い返さねば・・・・。

その時ドアがふいにあいた。

「おう、るみ、実家からいーいねぼっけ(ほっけの種類です)きたから、焼いたど。食うべ?」

「あ、ばか、おじさん。」

「おめさも、くってけ。ここらじゃ手に入らんで。ねぼっけ。懐かしい味だで。」

「おじさんの実家って?」

「おう、るみんちとおらんとこの実家か?川汲かっくみだぁ~」

「かっくみ!あの温泉あるとこ?」

「んだ、んだ。おめも行ったことあるけ?」

「んだ、一度だけだどもな~」

川汲,wwwww・かなり田舎だ。Hk市ではあるが・・・。E山やT井町のほうに近い。おれは、笑いをこらえるのに必死だった。

「いやー、川汲いいところだ~、また行きてーなー」

おれは大きな声でいった。

「おう、おう、こいこい。来たらな、八幡丸さのっけてやる。店の名前の船だ~。」

「ぜひ、よろしくお願いします。」

おれは意趣返しのつもりで標準語で答えた。平皿にのったねぼっけをローテーブルにおくと、おじさんは下に降りて行った。おじさんの持ってきたねぼっけの開き焼は最高にうまかった。昔、食卓にならんだなぁ。るみは何もしゃべらんかった。

「・・・・うめ・・・」ぽつりとるみは言うと、こっちを見据えて

「亀田の田舎じゃとれんだろ。」

当ったりめーだー。亀田に海はねー。

10話まで何とか話を続けられた!!

今日はお祝いです。(ぼっちで)

誰か一緒に祝ってください。お祝いのメッセージ待ってます・・・・。


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