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109 問題は問題にされるから問題だ

補習てしたことないので、

よくわからないんだ・・・。


かって知ったる生徒指導室での補習。大下先生の監督のもと、初日を終えることができた。「3年さ、あがる前に・・・・、決めてけれ・・・。」という、るみとの約束のせいで、少々、気が重いところもある。が、とりあえず部室へ行く。

久しぶりに上がる4階の端。旧PC室が見えてくる。そして、PC準備室の教室表示。なつかしさがこみあげて・・・・。

「・・・〇×・・・で!」「△◇×だか・!・・が・・だろ!!」

ん?なんか、騒がしいな・・・・。どっしたんだべ?

不審に思いながら、ドアノブに手をかけ、回す。

「こんちは~・・・あ?ああ?」

入った瞬間、一斉に俺を見て、ぴたっと会話が途絶えた。

皆一様に、苦虫をつぶしたような顔を浮かべている。

「ど、どっしたんだ?」

と、よく見ると・・・、なぜかはじめを除く生徒会の面々も一堂に会していた。

「あ、登・・・じ、じつは~」

「いいわ、わたしから話すわ!」

と、けいの言葉を遮って、五十鈴閣下が前に出てきた。

「あのね・・・登さん、修学旅行の件なんだけど、ちょっと問題になってるのよ。」

「え、なんで?なんか、しでかしたっけ?」

ふー・・・と一息つく閣下。

「そうじゃないわ・・修学旅行の手法そのものが、問題にされているのよ・・」

「手法?そのもの?」

「そもそも、函館東北方面のコースはなかったのよ。ぎりぎりのところで、コースに入れたの。」

「ああ、そういえば・・・・でも、別に選択コースが増えたってだけなら・・・」

「常識で考えて、一か月前にコースが増えることってないでしょう?」

「ああ、まあ確かに・・・・でも、できた。なぜか、わかる?」

「ぜんぜん。」

はあー・・・。

今度少し大きなため息を閣下ははいた。

「私の個人的なコネと権力で、ごり押ししたのよ!」

その場の皆が、うんうんとうなずく。

「そうだったんだ・・・でも、、別に問題にはならないのでは?」

「そうね。誰にも漏れなければ。」

「ばれたのか?」

「匿名で、学校側に告発文章が届いたそうよ。五十鈴会長は生徒会を私物化し、親の権力を使って学校側にも圧力をかけて、無理を通しているって。」

「え、そうなのか?」

「当たらずとも遠からずってとこかしら。」

と、皆、力強くうなずく。

「で、ここからが本題よ。」

「え、今の前段なの?」

「ええ、そうよ・・・なぜ、私が無理に函館東北コースを設けたのか・・・その動機について、デマが飛んでるのよ。」

「動機?」

「ええ、それが・・・・・あんたがらみよ。また!」

五十鈴閣下は人差し指をまっすぐ俺に向けた

「え、俺?」

するとけいが一歩、前に出てきた。

「五十鈴会長はあんたを連れ戻しに行った、っと思われてるの・・・」

柳川さんも前に出ると

「つまり、登と五十鈴はできていて、」

「ギャル(りお)と九十九先輩との関係を解消したおまえが、ほとぼりを冷ましつつ、」

るみが続ける。

「函館で、婚約解消したあんたを・・・」

「会長がむかえにいきたい・・・って、それが動機ってことか・・・」

「まったく、腹立たしいわ。なんであんたみたいな、優柔不断で行動力だけある男となんて・・・」

ああ、そういう風に思ってんだ・・。まあ、その通りだけど・・・。

「まあ、全くのでデマだし、ほっとけば?」

いままで、散々噂話にさらされてきた俺には取るに足りないデマだと感じたが・・・。

「それで済むならね。言ったでしょ、問題になってるって。学校側も函館コース設置のいきさつ、どう説明するか、考えているようよ。」

「え、でも、学校側もコース設置は了承してたんだろう?だったら・・・」

「だから、問題にされたのが問題なの!ここにも調査が来るわきっと」

『え!』

「無論、文芸部も。だって、生徒会と、あの、超有名な、佐藤と鈴木だけで行ってるからね・・・。とうぜん、なんかあるって、勘ぐられるわ。」

『なんか・・・』

ブーブーブー。

けいのスマホが震えた。

スマホを取り出し、画面を見るけい。

「あ、洋子からだわ。・・・・え、ビデオ通話?なんで?」

不審に思いながらも、通話をタップする。

「あ、けい、みんなそこにいる?」

「ええ」

「じゃあ、カメラ向けてくれる?」

けいはスマホのインカメラをを俺たちに向ける。

「えっと、ほんとは、そっちに行きたいとこなんだけど・・ちょっと周りの目がね・・・」

「周りの目?」

「うん・・どうも噂に尾ひれがついてるみたい・・いえ、意図的につけられている気がするのよ」

「どういうこと?」

「どうも・・・ね・・・明らかに悪意をもって広められているわ」

「え・・・」

「だって、私たちだけに、一切この話、入ってこないんだもん。」

「そう・・・ね。・・・じゃあ、洋子は、誰に聞いたの?」

「いとーちゃん。」

「あ、ダブル伊藤の?そう、私もだよ。」

夏祭りイベントの際引き込んだ双子の伊藤さんと、けいも洋子も連絡先を交換していた。

「ラインでスクショで教えてくれたわ・・・。」

「・・・で、あらたな噂が流されたってわけ?」

「うん、そう・・」

ちょっと沈んだ顔がスマホに映し出される。

「どんなの?教えて・・・」

「じゃあ、スクショ送るわね・・・」

と、すぐにけいのスマホが震える。

全員、けいのスマホを注視する。

卒業式イベは現在検討中です。

でも、その前に、ひと騒動です。

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