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序
ようこそおいで下さいました。
わたくし、当屋敷の執事でございます。
皆様にお目見えするのは、これで三度目となります。
誠に光栄の至りでございます。
さて、怪談会も三度目ともなりますと、何がしかの趣向が必要かと存じます。
そこで今宵の会におきましては、四つの妖しい玉に纏わる逸話を集めてまいりました。
いずれ劣らぬ、それはそれは妖しい物語の数々でございます。
最後までお付き合いいただきましたら、これに勝る喜びはございません。
さて、少々前置きが長くなりました。
それでは『四物語』第三幕の始まりでございます。