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〜第1話〜 巫山戯多転移劇

 イバラノカゴを書き始めたばかりだというのに新しい作品を書くとか馬鹿の所業だと思う。


「ファンタジー風異世界__。


 今時のアニメや漫画を見て育った少年少女であるならば、誰でも一度は夢見るであろうその場所――


 デフォルトから勇者や魔王といった地位を確立されていたり、努力も無く神々やそれらに並ぶ何かや自分にしかない知識で得た強力な権能を得たり、美男美女に囲まれ育つハーレム生活…と、

 実際どのような世界観であるかを知る前に、まずそういったユートピア的なイメージを持ちがちなわけだが――


 しかし、いざ転移してみれば、そこにはユートピアでもディストピアでもなく、単に魔法やモンスターが存在するだけの、良いとも悪いとも言い切れないような、不思議でありながらも現実的な世界が広がっていたら………どうする――?


- - - - - - - - - - - - - - -


「という事で、異世界転移しちゃいました!」


 道のど真ん中で座り込む少女が三人。

 揃って制服姿。

 放課後、三人で遊び歩いていた際、謎の光に包まれ、気付いた頃には全員おかしな場所に転移。

 状況が読み込めぬまま、一旦会議をするわけだが…。


「転移しちゃいましたじゃねえよ! まだ確定してねーから!

 あとなんだ今のナレーションは!」


 と、ツッコミの声と共に叩かれる少女。


 叩かれた衝撃で頭を抱えて泣き喚く彼女の名は『山科(ヤマシナ) (クルメ)』。

 真っ黒なショートヘアに、ちょこんと小さなワンサイドアップをこさえている。

 短い前髪の毛先には、適当に付けられたヘアピンが一つ。

 スカートには、朱色のベルトを半端に巻き付け、半分以上をぶら下げ遊ばせている。

 本人曰く、これがパンクファッションらしい。


 知能も無ければ知識も無い、そして己の無知を知る事もない。

 一見すればただの救いようのない少女であるが、しかし、運だけは恵まれているのか、その左手には金貨がたくさん詰まった大きな袋を携えていたが、その事にはまだ眩以外誰も気付いていない。


「いったぁ…ねえ芽藺、今のさ、うち叩かれる必要ある?」


 芽藺と呼ばれた、今、眉間以外のパーツにも皺を寄せているせいで、折角の美人が台無しになってしまっている事に気付けぬまま、顔面崩壊という醜態を晒し続けるこの少女の名は『浪江(ナミエ) 芽藺(メイ)』。

 黒くて長いロングヘア。ストレートではなく、上手い具合に混ざり合ったフラッフィヘアが特徴的な、元は凛々しい顔立ちの、この少女。

 この三人の中では最も前の世界に帰りたがっている人物である。


 オタク気質の彼女は、遊んでる最中、推し配信者のライブを聴きながらマイペースに過ごしていた。

 しかし、唐突な転移によってか、Wi-Fiが途絶えてしまった故、ライブが見れなくなったせいでやや情緒が不安定になっているのだ。


「うるさいな! こっちは推しの配信聞けなくて鬱になってんだよ! 少しは空気読んで黙ってろ!」


 八つ当たりのようにもう一度叩かれる。

 やや理不尽な攻撃に表情を歪めながら自らの頭をさする。

 そんな眩を見過ごせず、割って入ってその頭を更に撫でる赤茶色の髪の少女。


「ちょっと先輩! 今は争ってる場合じゃありませんから!」


 二人の間に入ってその諍いを止めたのは『長谷川(ハセガワ) 清楽(セイラ)』。

 二人の後輩にあたる人物。

 赤茶色のショートヘアに、茶色く輝く瞳。

 一見すれば、少年のようにも見えるがしかし、胸が大きいので性別を間違えられる事はほぼ無いが、本人にとってはその事がコンプレックス。


 彼女は無惨に馬齢を重ねてきた二人とは違い、唯一無難に生きてきた真面目ちゃんであるが、今のこの状況に対しては現実的な見解を展開しつつも内心憧れていた異世界転移ではないかと心躍らせているピュアピュア少女である。


「うぅ〜、清楽ぁ〜、慰めてぇ〜〜〜」

「眩先輩も先輩でふざけないでくださいよ! あーもう、はいはいよしよし」

「うぇっへっへへっへへへ〜〜、ざまぁみろやぁ…」


 清楽に撫でられ、勝ち誇ったように笑い、芽藺に中指を立てる。

 それを不快そうに睨みつけながら清楽を引っ張り、元いた位置に連れ戻す。


「もー、返してよ! てか落ち着こうよ! いつまでもそうやって現実逃避してキレ散らかすなんて馬鹿みたいだよ!」


 半分は正論である。

 しかし芽依に頬をつねられた。


「どの口が言ってんだ? あぁ? この英語3点が!

 クソが…Wi-Fi返せよ! 推しを返せよ! クソ!! この野郎!」

「あいてててててて!! 痛い! ちょっと! 八つ当たり入ってる! あ、痛っ!! ねえやめて! ごめん!! あ痛ぁ!!! ごめんなさい!!!」


 頬をつねられながら頭を何度も殴打される。

 理不尽な仕打ちに眩は一人涙を流しながらやーやー叫ぶ。

 見かねた清楽がまた間に入り、芽藺を制止し、無理矢理座らせる。


「はいはい、芽藺先輩、落ち着いて。議論を続けましょう」


 その落ち着いた声と連動したのか、芽藺も落ち着きを取り戻す。


「んむ……で、何の話してたっけ?」

「ここがテンプレ通りの異世界であるかについてです。

 まあ、そんなのファンタジー作品のような、フィクションの世界でしか有り得ない話ですよね。ですが…」

「ですが?」

「武装した人や、尻尾や動物の耳が生えた人、日本とは違う街の景色。

 明らかにおかしいです。

 つまり、異世界転移の可能性はゼロとは言い切れないのがこの状況、というわけです」


 清楽が周囲を手で指す。

 尻尾の生えたケモ耳、角の生えた大男、フルプレートアーマーの男、自分らと同年代みたいだがおかしな上着を着た少年。


 芽藺はそれらを見ていて頭が痛くなってきた。


「集団幻覚の線は?」

「最初に私達が見た光が、催眠を引き起こす条件であるならば、可能性はありますが…うーん…。

 会話が出来ている時点でその線は無い気がします。

 もし、この会話が私が見ている幻そのものであるなら話は別ですけど」

「私は幻だった!?」


 眩が自らの体を弄りながらあたふたする。

 表情がだんだん崩れ、最終的には体に火を点けられた馬のような顔で硬直した。


 一連の挙動を見た芽藺は、面白がって何も言わず、持っていたスマホで写真を撮ろうとするが、しかし…。


 無い。

 ポケットに入れていた筈のスマホがない。

 耳につけていた筈のイヤフォンもない。

 カバンに入れていたのか? と思い、カバンの中を確認しようとする…が、カバンも見当たらない。

 おかしい。

 誰かが持ってるのかと思い、二人の方も見てみるが、向こうのカバンも無いではないか。


「なあお前ら、今の持ち物は…?」


 その一言で、二人の表情が変わる。

 どうやら自分と同じように、持ち物が無い事に気付いたらしい。

 が、よく見ると、眩が手に何かを持っている。

 袋…?


「ちょっと待て、眩、それなんだ?」

「んー? 拾った」

「眩先輩、開けてみてくださいそれ。もしかしたら私達のスマホか何かがあるかもしれませんし」


 清楽に言われるがままに袋を開く。

 そこには湖の如く燦然と輝く大量の金貨が詰まっているではないか。

 驚きと興奮を覚え、二人を手招きで寄せ、麻薬取引の如く、秘密裏に袋の中身を見せてみる。


「おい、どういう事だ? どこで拾ったんだ?」

「んぇ? 変なナレーション入れた時ぐらい?」

「先輩…! 流石、幸運の申し子と呼ばれるだけありますね…!」


 そう、眩は異常に運が良いのだ。


 大雨の日に外を出歩いている時、一万円札を拾った、テストでカンニングしても毎回バレない、多少物を乱雑に扱っても中々壊れず、長持ちする等、彼女の幸運エピソードは、数知れない。

 が、こうして見ると、地味な物しか無い。

 しかし、そもそも運に頼るしかないような、危険な目に遭ったりしない事こそが、彼女の最大の幸運と言えるのではないのだろうか。


「でもさ、使い道が分かんないや…」

「「確かに」」


 三人揃って腕を組んでまた座り込む。

 通行人にはお構い無しで、道のど真ん中で、だ。


「んでさんでさ、結局この世界は異世界って事でいーの?」


 沈黙に耐えられず、先程の会議の議題をぶり返す。


「いや、絶対に無___

「そう仮定して動く事にしましょう」

「清楽お前…そっち側だったのか…?」


 裏切られたとでも言うかのように、うっすらと開いた目で清楽を見つめる。

 自分まで当て付けの対象にされるのは勘弁だ、と清楽は開口一番にこう言う。


「まだ決まったわけではありませんから」

「でもだなぁ、絶対に有り得ないだろ」


 しかし、表情を変えずにそう述べ続ける芽藺の態度に苛立ちを覚え、自分の主張を分からせる事にしたようだ。


「そうやって決め付けて何もしないで居続けたところで何かいい事でもあるんですか?」

「いや、そうじゃなくて___

「もしあるんだったら教えてくださいよ。

 さあ、早く! 芽藺先輩!」


 両手で芽藺の肩を押さえて攻めてみると、その勢いに、屈したようだ。


「分かった分かった! 分かったから!」


 納得してくれたようで一安心と微笑し、芽藺の頭を撫でる。


 最初から芽藺は話を分かってくれると信じていたから強気の姿勢で臨んだわけだが、芽藺からすれば、普段温厚な清楽の強行体制にやや恐怖を感じてしまったらしい。


「分かってくれたようで何よりです。

 ですがそうは言ったものの、まず何をすればいいのか___

「ふぉおおおおお!?!? 痺れるううぅぅっっ!!」


 唐突に眩が大声を上げる。

 それによって、会話が一時遮断される。


「おい眩! いきなりなんだ…ってお前、その髪…」

「ピンク色になってますよ、先輩…!」


 なんと、先程まで黒かった筈の眩の髪が、鮮やかな桃色に染まっているではないか。


「…え? 何? どういう事?」


 しかし、眩自身はそれを分かっていないようで、あたふたしている。

 どこか怯えるような表情を浮かべて二人の顔を交互に見ている。


「自分で見れない〜! 前髪ぱっつんにして無ければぁ〜!」


 ピンク髪をブンブン振り回しながら、訴えかけてくるが、子供の癇癪と同じぐらいどうしようも無い事は二人とも分かりきっている。


「お年頃の女子なら手鏡ぐらい持っとけよ…って、今は無えか」

「まあ、また後で確認しましょう、似合ってますからその辺は大丈夫ですし

 それで、これからどうします? まずどこに行きま___

「やっと見つけたにゃ!!」


 これからの方針を決めようとした矢先の聞き覚えの無い丸みを帯びた、柔らかな声。

 おかしな語尾。どこか得意げな声色。


 三人揃って一斉にその声が聞こえた方を向くと、黒色の外套を羽織った少女が。

 髪色は白い毛と黒い毛が入り混じった不思議な仕上がり。

 ピンク髪よりも変わった髪色だ。

 目もまた不思議な色をしている。

 右目が水色、左目が金色、いわゆる金目銀目の縁起のいいオッドアイ。

 その背には細長いふわふわした白い尻尾。

 オマケに頭の上からは、ピョコンと大きな猫耳が生えている。


 まさに異体と形容せざるを得ないその風貌に、呆気を取られ、再び会話が遮断される。

 三人の表情は強張っている。


 これは自分の魅力のせいでこうなってしまったんだな、しょうがない奴らだな、と、猫耳の少女はフフンと鼻を鳴らす。

 が、しかし、彼女らの反応は思わぬ物であった。


「あのー、すんません、今取り込み中なんでどっか行ってもらえます?」


 最初に口を開いたのは眩だ。

 やたら冷淡に染まった口調で猫耳を捲し立てる。


 予想もしていなかった反応にあたふたするのは必然。


「にゃ、にゃ!? ちょ、酷くないかにゃ!? 一回私の話を聞いて欲しいにゃ!」

「いや、そういうのいいから。間に合ってっから。どっか行ってくれよ猫人間」


 芽藺も鋭い言葉を放つ。

 まるで死人のような目をして猫耳を罵倒する様はまさに鬼畜。

 が、猫耳は挫けない。


「地味に傷付くからやめてにゃ…うぅ、でも、一旦話を聞くにゃ! 本当に少しだけでいいから聞いて欲しいのにゃ!」


 なんとか泣かないように耐えながら、一番話の通じそうな清楽に目を向け訴える。

 しかし、立ち上がって、その猫耳を見下すように、


「あの、なんですか? その語尾。

 そのコスプレ衣装のキャラを真似て言ってるんでしょうけど、ネタが分かる人に言わないとつまらないですし、ただただ滑稽なだけですからね。

 分かったら他を当たってください。

 そもそも、私達はですね、貴方のそのふざけたお遊びに付き合ってる余裕なんて無いんですよ、そこんとこ分かってるんですか? 分かってて話しかけてきたんですか?

 もしそうなら本っっっ当にタチが悪い。

 迷惑です。やめてください」

((……え? 清楽ってこんなに毒吐く子だっけ…?))


 先輩二人を置き去る程の罵倒を浴びせる清楽。

 口が動いている間は目に光が宿っておらず、眩も芽藺も猫耳も、皆戦慄し、硬直してしまう。

 が、なんとか猫耳は意識を取り戻す。

 そして口を開こうとするが、


「帰ってください」


 清楽に強くそう言われ、萎れてしまった。


 さて、どう考えても重要な情報を持っていそうなこの猫耳。

 普段温厚な清楽にここまで辛辣に当たられたのには訳がある。


 清楽にとって、このどうしようもない先輩二名は小学校時代からの友人である。

 いじめられていたところを眩に助けられて以来、眩と一緒に過ごすようになり、その流れで眩と仲良しだった芽藺にも勉強を教えてもらう仲となり、また、一緒に遊ぶようにもなって、眩と同じぐらいに親交も深まった。


 しかし、小学六年生になった時、眩と芽藺の卒業後、事件は起こる。

 いや、何も起こらなかった。

 何も起こらなかった事こそが事件なのだ。


 清楽には、同学年の友人はいなかった。

 眩と清楽がいるからいいやとクラスメイトとの交流を放棄し、休み時間になる度、一学年上の教室に走り、二人と関わり続けたせいである。


 なら今からでも周りと関係を築けばいいじゃないか。

 そう思われるかもしれないが、清楽は要領は良くてもメンタルが弱い。

 お陰様で、支えになる物も何もない状態で、過ごす事に耐えられず、自分の殻に篭りがちになってしまう。

 そして、客観性も持ち合わせている為か、このコンプレックスのせいで、頻繁に学校を休むようになってしまった。

 不登校という程ではないが、週に何度かは休むようになり、末路は保健室登校に。


 そして小学校卒業後、中学に入学。

 そこでも同じような三年間を過ごし、高校受験の際は、清楽のレベルであれば、そこそこの偏差値の学校にも余裕で入れたわけだがしかし、二人がいる緩めの学校に入学。

 高校では周囲との接し方に、多少の変化はあったものの、結局自発的に絡みにいく対象が眩と芽藺である事は変わらず今に至る。


 学校選びに影響を及ぼす程このどうしようもない二人に依存してしまっているのだ。

 故に、この二人がおかしな行動を取っても下手に当たれない、確実に頷いてもらえない状況でなければ強めの口調では物を言えない。

 大事な存在を傷付けないようストレスを感じても強く当たらないよう、自分の不平不満に無意識的にストップをかけてしまっている状態となってしまっているのだ。


 要するに、この猫耳は、清楽の無意識に伏すストレスの当て付けに利用されてしまったのだ。

 泣いても良いぞ、猫耳。


 そして猫耳は、声をあげて泣き出してしまった。


「あークソ、しらけた。場所変えようぜ」

「いや、これじゃまるでいじめじゃん…話ぐらいは聞いてあげよ?」


 眩は馬鹿だが優しいので、屈んで猫耳の頭を撫でながら謝り、話を聞き出そうとする。


「さっきはごめんね猫ちゃん、みんな発情期で気が立ってたんだ」

「う、うぅ…嘘つくにゃ…そんな匂いしなかったにゃ…」

「誰が発情期だ? このカスが」

「ひ、ひぃ! ちょ、何をすうああああんぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!!!!!」


 図星だったのか、単に言葉選びに苛立ったのかは不明だが、芽藺が眩に寝技をかけ、痛めつける。

 芽藺の体をポンポン叩いてギブと伝えるが、全く通じずそのまま腕の関節を攻め続ける。


 その様子を見て更に引き気味になる猫耳。

 目が点どころか、顔のパーツ全てが点になる程呆然としてしまう。


 最終的に、先程の必要以上の罵倒を申し訳なく感じた清楽がを聞いてみる事にした。


「あの、猫さん、さっきはすみませんでした。盛りの時期だったもので、言い過ぎました。

 それで何をお話してくださるつもりだったのでしょうか?」

「だからそんな匂いはしないって…まあいいにゃ、話を聞いてくれるんなら…。

 でも…もう私の事いじめないにゃ?」

「ええ、大丈夫です。もう盛りは収まりましたので」

「…もうツッコむのやめるにゃ」


 そして、猫耳の少女は白黒の尻尾を靡かせながら語り出す。

 場が少女の柔らかく、のんびりとした声に包まれると、いつの間にか、芽藺による一方的な眩いじめも収束し、二人とも真面目にその話を聞いていた。

 次回はすぐ投稿します。

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