起の話 死んじゃったみたいだ
新しい連載です
短めに終わるつもりです
よろしくお願いします
「・・・・・・わぁお」
そう情けない言葉をあげながら
目の前のトラックに飲み込まれようとしているのは
俺こと 神萼 紺だ
俺は身体中の骨を砕かれながら考えていた
あれ? あんまし痛くない?
そう 痛いのは痛いのだが
想像していたよりも痛くないのだ
そして 周りの光景の流れは遅くなっていき
次の瞬間には視界が眩い光が支配しているのではなく
深闇ともいえる本当に真っ暗な空間があった
暗すぎて自分の体すら見えなくなっていた
その中 無理をして出しているかのような低音の声が響いてきた
『我は邪神なり
我が汝を死せしめたり
我 汝に神楽をさせしめん
故 汝 意思を我に見せつけるならば
我 汝に異能を授けん』
「・・・・・・・・ん?」
俺は全くもって邪神の言っていることがわからずに
つい そう言ってしまった
すると邪神は先ほどのような低音ではなく
幼声で困惑の声を出す
『・・・へ?』
「いや いや!
へ とか言われても・・・・
わかんないし
現代人で古語なんて話している人
めちゃくちゃ少ないと思うよ?」
『あれ そうなの?
せっかく勉強してきたのに・・・・
しかも まだまだ準備の段階だったから
中途半端であってるかどうかもわからなかったから
やっちゃったと思ってたのに・・・』
「いや それは悪かった
で? なんだったの?」
『え? あぁ・・・
あのまぁ 私は邪神で・・・
暇だから 楽しませてほしいなぁって思って
殺して持ってきたんだけど・・・』
「で?」
『あ・・・その
だから・・・
能力あげるから 面白いことしてっていうお願いなんだけど・・・』
なるほど・・・・・
面白いことなぁ?・・・
てか 俺はもう死んでるのか・・・・
『あの?・・・・どうしました?』
「なぁ 俺ってもう死んでるんだよな?」
『はい そうなりますね』
いや・・・まぁ いいか
「まぁ 今思いついたのは
異世界で病気を流行らせたいなぁって・・・・」
『なるほどぉ・・・
じゃあ 勝利条件は全種族の絶滅ってことにしますか』
「勝利条件?」
『はい これをクリアしますと
まぁ なんでもは無理ですがある程度のことは叶えさせていただきます』
「そうか・・・
負けると?」
『まぁ 病原菌の敗北って絶滅ですから
そのまま魂は消えてしまうことになりますね』
「わかった
でかい賭けだが面白そうだ
やらせてもらおうか」
『・・・・まぁ そうですね
では そういうことで
転生先は病原菌ということで
どのようなものかはこちらで決めさせてもらいますね』
「ん?」
『はい では 頑張ってください』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あぁ〜〜すごい違和感感じるなぁ・・・・
色々と・・・
まぁ いいか
で?これはどうすればいいんだ?
『はい そう言われると思ったので
基本は教えておきますね
まず ステータスと念じてください』
なるほど?
”ステータス”
おぉ・・・でてきたな・・・・
『はい そうすると
五つの項目があると思います
それぞれ
・現状
・進化
・追加
・増殖
・属性と成っています
それぞれ言葉のとうりの効果になっていますので
では 私からの説明はこれくらいで』
ちょ・・・・おい!
あいつ・・・本当にどっか行きやがった・・・・
属性ってなんだって聞きたかったんだが・・・・
まぁ 他は・・・・わかるか・・・・
とりあえず現状でも見てみるか・・・
ここまで読んでくださりありがとうございます
よければブクマ 評価などよろしくお願いします