番外編─波乱の海デートなんて!?2
俺は、篤生の表情を見詰め続けた。
「喧嘩をやってねぇかなぁーなんて思ったんだよ。気まずいことになったら今度こそ目も当てらんないからさ。友達がここで遊ぼうって誘ってきたからな、ちょうど良かったよ」
「へ、へぇー......何て言うか、ありがとう?なのかな」
「今度こそってなんかあった?鴻汰」
「例の件、幼馴染みのこと......」
「ああ、そのことか。三鷹君、良かったら私達と一緒にどうかな?」
「良いのか?俺らがいて邪魔じゃない、デートなのに」
「もうデートっていう体をなしてないから......はぁ」
「え?体をなしてないってどういう......?」
星峰さんの返しに首を傾げる篤生だったが、駆け寄ってきた人物の登場に納得がいったような声をあげた。
「あ~いたいた~香ぃっ!こうちゃんってばぁ、何で教えてくんないのさ......ってあのときのイケメンくんがいるの?」
「ああぁ、お姉さん......」
「私ってお邪魔な感じ、かな?」
「いやっ、そういうわけじゃ!」
「そうだよ、何を今さら」
「邪魔とは、思って......」
俺は慌てて否定して、星峰さんは呆れ果てた声音で吐き捨て、篤生は返事に困ったといった風に思い思いの返しをした。
それからなんだかんだあり、ビーチバレーを皆で遊ぶことになった。
俺は今更ながら、柚羽さんの運動神経に驚かされた。
星峰さん以外が驚き、篤生と来ていた男子一人女子二人が柚羽さんをもてはやした。
その光景を呆れた表情で眺める俺と星峰さんと篤生だった。
この頃には人で賑わい始めた。
昼前に海の家の食堂に7人で入り、食事を摂った。
16時過ぎまで海で涼み、着替えて帰路についた。
※※※
星峰さんとこの海デートを予定を立てているのを盗み聞きされ、柚羽さんが着いてきたということだった。




