表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/145

文化祭編─文化祭二日目8~先輩との亀裂

俺は、宮地とのことを聞き終えた星峰さんの表情を窺わずにはいられない。

相槌は打ってくれるけれど、表情が険しくなっていくのがわかり、小声になっていった俺だった。


案の定、フンッと顔を逸らし、彼女は口も聞かずに隣を歩いている。

だから嫌だったんだけどなぁ、彼女に話すのは。

どのみち、不機嫌になるのはわかっていたのだけど。

宮地もわざわざ彼女が隣にいるときに関係を匂わすようなことをしなくてもよくない!


はぁぁ~、災難ばかりが降ってくるのはなぜなんだ。

俺は、何もいけないようなことはしてない......はず、なんだけど。


教室に戻る前に、彼女がトイレに入っていき、壁にもたれ掛かり待っていると、声をかけられた。


「彼女の事なんだけど、今っていいかな?」

「良いですよ。彼女ってあいつのことですか?」

彼──繋牝先輩は首肯し、隣に並び話し出す。

「菫を悲しませているんだろ。ある時目もとを泣き腫らした顔で家に来たんだよ、菫がさぁ。その日以前にも帰るのを断られたことが何度かあったんだよ、思い詰めた表情になることも度々あるんだ。原因は君だよな?君の告白を断ってこっちにきたのは聞いてるよ。泣かせないでくれないかな、恋人を。辛いんだよ、あんな菫を見るのは」

ごもっともだ。先輩の言っていることは。

頭を下げながら、謝る俺。

「ごめんなさい......もう関わりません。もういますから、素敵な人でしたら。あいつも同じでしょうし......」

複雑な面もちで去っていった先輩。


「どうしたの?言い表せない表情をして」

「何でもないよ。行こうか」

「うん」

戻ってきた星峰さんと歩き始めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] この先輩は、彼女が振った主人公に男を紹介して欲しいと頼まれて自分が紹介されたことを知っているのもかかわらずこの言い草とは・・・ 傷つけられたのは主人公の方だと思えない程、人の気持ちが分…
[一言] この話見る限り、先輩もまともそうな人間じゃないですね。 ろくに事実確認もせずに、他人を一方的に責め立てる無礼な奴。 だからこそ、余計に今まで散々世話になった主人公を切り捨てて こんな奴を選ん…
[一言] 幼馴染が本当に気持ち悪い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ