第1話ヴァンパイア
貴方はヴァンパイアといえば何を想像できますか?
・人間の血を吸う化け物
・血に飢えたモノ
・鋭い牙
など血に関することを想像しますか?この街には、昔ヴァンパイアが住んでいたと言う言い伝えがある。
昔はその言い伝えを多いに信じられていましたが、時が流れる度、誰もがヴァンパイアを信じなくなってしまい
ただの迷信となってしまいました。
何故なら、昔は多々ヴァンパイアを見ていましたが
今ではヴァンパイアを目にする事が出来なくなったからです。
それもその筈
今のヴァンパイアは
−−−人の形をし−−−
−街に住み着いているカラ−
誰もがヴァンパイアをみる事が出来なくなったのである。
そして、私もヴァンパイア何て信じていなかった。
「ナイト!」
私がナイトを呼ぶと、ナイトは少し驚いた様子で
「何?」と、無愛想に言った。
私とナイトは、家が隣同士で、引っ越して来た時は、
私が話し掛けても、一言も喋る事もなく、無視されていた。
が、今では、とても仲良くなった。
イロイロ相談にも乗ってくれるが、ナイトは私に何も相談してくれない。
ナイトは、私の事全然信頼してない気がして、時々悲しくなる。
私はナイトが誰も頼らず一人で全てを抱え込んでいる様に見えてしまう。私をもっと信頼してイロイロ話してって言いたいケド言ったらナイトに嫌われそうな気がして怖い。
自分の臆病さが憎らしい。嫌になる。
「・・羅?姫羅・・姫ー羅!」
「な、何!?」
「いや・・ボーっとしてたカラ」
ナイトが心配して話し掛けてくれた。
「ごめんね!ちょっとボーとしてたダケ・・」
「そうか・・」
ナイトは少し気掛かりに言った。
「何かあったら言えよ」
「ありがとう(v^-゜)授業始まる!行こう(^O^)」
「ん・・ああ」