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取り残された感

我は寂しい。

寂しいと思ってはいけないのだろう

想像妊娠はうさぎの体に負担がかかる。

想像妊娠が終わりを告げたのは

喜ばしいことだ。


だが、我の周りには

同志がいない。

同じようにつわりで苦しみ

同じように不安を抱え

話すことのできる者がいない。


毎日トイレとは友達である。

否、間違いである。

友達というのはおこがましい

恩義を感じている。

恩がある

恩トイレである

もはや何がなにやらわからぬ。


想像妊娠をして

苛々したうさぎを

不思議な気持ちで見つめていた。

いつも

つわりで苦しいときも

少し楽な日も

いつもだ


それがケロッとした様子になった。

複雑である。

この胸の内

勝手に孤独を感じる

この浅ましさ



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