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緋の鬼―アケノオニ―  作者: 唯菜美
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閑話~動きだした者たち~

亀に土下座しなければいけないほど、鈍行運転でスミマセン_(._.)_


こんなのでよければ、どうぞお読みくださいませm(__)m

――ドクリ、ドクリ。


男は静かな部屋に響く脈動を、恍惚とした表情で聞き入っていた。


壁にかけられた松明の揺らめく明かりが照らしだしたのは、窓のないかなり広めの室内。

コンクリートがむき出しの壁には何やら文様が刻み込まれており、床にも中央を中心に謎の模様が入った陣が描かれている。

装飾らしい装飾といえば、それだけであとは飾りっけのない部屋。

その中心に、この部屋唯一のモノがあった。

天蓋に囲まれているため、ソレが何なのかはわからないが、ドクリ・ドクリと聞こえる脈動は確かにそこから聞こえていた。

人一人が立っている程の空間を、血の様に赤い布が天井から吊られて覆っている。


明らかに周囲と違う空気を発するその天蓋。


男はそこに敬意を払うように、跪いて目を閉じてい、ただ脈動だけに意識を傾けていた。


「失礼します。」


「・・・戻ったか」


音もなく現れたのは黒いマントで全身を覆った女だった。

男の言葉にスッと跪き、頭を垂れる。


「では、報告を」


それまで天蓋に向けていた視線を、背後で跪く女に体ごと向ける。

女は地面に向けていた視線をあげる。頬を紅潮させ、どこか興奮した様子で男を見つめる。


「――“神子”が、現れました」


歓喜を抑え込んだその声に、男は隻眼を見開いた。


――やはり・・・


男の顔に、じわりと笑みが広がる。

伝染した興奮は、男の赤い瞳をさらに赤く染め上げる。

その眼は、狂喜と狂気に満ちていた。


男は、手を水平に掲げると声高らかに、宣言する。


「時は来た。我らの王を目覚めさせる時が」


その言葉に女の唇が緩やかな孤を描く。


「御意っ」


そして、女はこの宣言を仲間に伝えるべく、再び音もなく姿を掻き消した。

男は眼帯で覆われた片目を、手で覆い、片目と共に愛しい主を失った時を思い出す。


「覚悟するが良い。忌まわしき我らが同士共よ」



運命が、錆びついた音を立てながらもゆっくりと動き出した。



『何やら不穏な動きがあるようです・・・どうなる!?朱里たち!!そしてどうなる!?作者!!この伏線をちゃんと回収できるのかっ!!?』


佐渡「・・・なんちゅうチャレンジャーな事を・・・」

誠「怖すぎて目も当てられないね☆自分をここまで追い込むなんてMなのかな?」

作者「・・・SよりはMだと思う」

佐渡「そんなカミングアウトはいらねぇっ!!?」

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