特に特徴のない世界に異世界ゲートができたのに覚醒した俺の職業はクソ雑魚の【弱体術師】！？1人じゃ戦えないと大多数には笑われたけど俺を信じてくれた親友達と共に俺の事を見下してきた奴らを見返します！

クラスアップ後の戦争②

「【重力＋100】...」

　私がそう呟いただけで一斉に敵の足が遅くなり進軍速度が低下しました。

「おっ！　ナイスだ結美！」

　カズ君に褒められると思わず笑みが浮かんでしまう。

「うん！　でもこれだけじゃないよ！　強化された弱体術師の力見せてあげるから！」

　私は杖を大きく振り翳して新たな魔法を唱える。

「【悪精霊(ヘルムンズ)の加護】...。【暗黒魔法・魔炎咆哮＋100】！！」

　そう...私も攻撃魔法を扱えるようになったのである！

『【暗黒魔法】の発動を確認。暗黒系の魔法を取得します』

　新しく【暗黒魔法】の使い手となった私は一気に奴らを焼き払う！

「はあっ！」

　力を入れると広範囲に黒き炎が蔓延し、敵を焼き焦がして行きました！

「おおっ...！」

「これは...愛川さんの魔法！？」

「すげぇ...」

　その場にいた全員が言葉を漏らします。

(...まだまだ威力を強めれる気がする)

　しかし、私はもっと威力を重視すれば高威力の魔法を放てるのだと確信しているのでした。