表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

932/1160

最初の戦争

 開戦の合図が転送と共に鳴る。


 ドーン! ドーン!


 いきなり大きな音がしたかと思うと大量のゴブリンが目に移る!


「ここは!!」


「城近くの村ですね!」


 私達勇者と共に送られてきた城の衛兵たちが大きな声でそう答えました。


「城が近いと言うことはすぐに救援がくるということですか?」


 私の問いに城の衛兵たちはコクリと頷きます。


「はいっ! この距離ならアイシャ様やローレン様もきっと来られる事でしょう」


 そう答える衛兵の言葉には理由がある。


 というのもアイシャやローレンは戦争時にも城を守ると言う指名があるらしいのです。


 戦争は勇者に任せて自分達は城から応援するだけって...。


 本当は戦いを私達勇者に押し付けたいだけなのではないか? とさえ思ってしまいます。


 まあ、やれるだけやりましょうか。


 私はため息を吐きながらも一息に【重力】の魔法を使います。


 すると...!


「「「「「「グギャアアアア!!!」」」」」」


 ゴブリン達の叫び声が聞こえてきました。


 私の【重力】魔法により耐えきれなかった者達は潰れていき、耐えれた者も動きが鈍くなっています。


「今です!」


 私の号令と共にカズ君や佐藤を始めとした近距離系が攻撃に参加しました!


 どうやら私の【重力】魔法は敵にしか効かないみたいなので使い勝手は抜群です。


 剣音と肉を裂く音とゴブリンの悲鳴が合わさってまさしく戦争ですね。


 最前線を走る職業じゃなくて本当によかったと思います。


 魔法使い職は後方から魔法を撃ってるだけで良いのは本当に楽ですね。


 城の衛兵達もいますし今回は楽勝かもしれません。


 私がそう思っていた時でした。


 ズシーン! ズシーン! と大きな音と共に巨大なゴブリンキングが奥から現れるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ