装備を整える②
お守りを買った後、蜜香にこう言われた。
「最近【神木武具】の売買を始めたんですよ! 良ければこっちも見ていってください!」
そう言いながら木刀や木の盾を見せてくる蜜香。
まあ、あきらかに安値と言うかほぼ原価で売っていてくれているので悪意はないのだが、それでも高いな...。
しかし...。
「なあ! 和希! 私これ欲しい!!!」
などと言いながら木刀を手に取るミルティ。
「おいおい、2万だぞそれ...」
「高いのか?」
「まあまあだな」
付与効果と攻撃力を見たら破格なのだが、やはり木刀2万は高い気がする...。
しかし、安いのは事実だ。
「仕方ない。買ってやる!」
そう言いながらミルティに炎属性の火力が上がる【炎撃のお守り】を2個と赤く塗られた【炎撃の木刀】を買ってやった。
なぜかこいつの買い物が1番高くついたぞ...。
だと言うのになんかもう一本木刀をせびってきたので思わず怒りそうになったわ。
(三刀流とか何処ぞの海賊狩りかよ...)
ケロナやフワンには【回復のお守り】を2個ずつ渡して置いたし、アタッカーであるアル子とリィカには【攻撃のお守り】を買ってあげた。
そして攻撃魔法を得意とする結美には【魔攻のお守り】を買ってあげた。
お守りだけでもかなり強くなったが、それでもやはり伊藤達との力量差はあるだろう。
後は俺たちがどれだけ強くなれるかだな。
そう思いながら蜜香の言うゲートの場所までついていき、レベルを上げるのだった。
...。
ちなみに女性陣は全員、値段の割に性能が良い巫女服を購入している。




