814/1160
【戦士の槍斧S+4000】
【賢者の書R+4100】から石川修斗を取り戻した瞬間に調停者は驚いていた。
「なっ!? どうやって彼を...!?」
「さあな。じゃあ次行ってみっか!」
俺は次に【戦士の槍斧S+4000】に触れる。
「佐藤武」
俺がそれに触った時、目の前にぼんやりと顔の隠れた佐藤が現れる。
「佐藤」
「...お前は?」
「俺だ、高坂和希だ」
「高坂...和希? なんだか懐かしい名前だな...」
「ああ、俺とお前は友達だった」
「友達...?」
「...なあ佐藤。お前もこんな奴に使われているだけの馬鹿じゃないだろう? 戻ってこいよ。お前の居場所に!」
「...!」
勇者武器の中で眠る佐藤武の意識が蘇る!
「...はんっ! 誰に言ってやがる! 俺は佐藤武! 勇者パーティの盾役だ!」
【戦士の槍斧S+4000】から佐藤武が解放された!




