表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

811/1160

【絆と感情の先導者】

「【この世全ての(セブンス・カ)悪虐心・杖(タストロフ)+???】」


 そう呟いた瞬間に闇の中からあの忌まわしい杖が出現する!


 禍々しくこの世の全ての悪を煮詰めたような杖を装備すると...。


『【この世全ての(セブンス・カ)悪虐心・杖(タストロフ)+???】を装備した事により全てのバットステータスが貴方に付与されます。...【感情の魔王】のEXスキルにより全てのバットステータスがプラスに作用され全てのステータスが大幅に向上しました。...【感情の魔王】の作用と【絆の勇者】の作用が副作用を起こしEXスキル【絆と感情の先導者】を取得しました』


(...んっ? いつもなら全身が嫌な気分で染まるんだが、今回は違うのか?)


『【絆と感情の先導者】となったので【絆の勇者】と【感情の魔王】の能力が混合しました。今の貴方は...』


(なんだ?)


 俺が確認するまでもなく調停者が攻撃を仕掛けてくる!


「そんな悪虐の塊のような杖で私の【弱体術師の宝杖LOVE(ラブ)+4200】に敵うと思っているのかな?」


「残念だがそいつは今俺の仲間が抑えている。今のお前は俺の盾とその拳だけしか勇者武器を持っていない。今のお前なら...!」


 俺は【この世全ての(セブンス・カ)悪虐心・杖(タストロフ)+???】だった物を振り翳した。


「【絆と(バンド)感情の杖(イモーション)+???】」


 その瞬間! 先ほどまで黒く禍々しかったはずの杖が光り輝き別の杖へ変化した!


「なんだその杖は?」


 調停者自身も俺の杖の変貌っぷりに驚いているようだった。


 その時!


「なにっ!?」


 ぐぐぐ...っと奴の所有しているはずの【勇者の剣F(ファイナル)+4200】と【勇者の盾EX(エクストラ)+4200】が解き放たれるように俺の元へと戻ってきた!


「...どうやら俺の武具達もお前を所有者だと認めないようだな」


 俺の言葉を聞いていた彼女は歯軋りをしながら俺の事を睨んでくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ