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白の回廊

 俺たちが真っ白な白の回廊を突き進む。


 とは言っても何のギミックもないただただ真っ直ぐな回廊なので迷うことはないだろう。


 左右に等間隔に扉が付いているが、愛川はそれには触れない方が良いと言っていた。


「カズ君、調停者は私たちを誘っているから、このまま真っ直ぐ進めば良いと思うよ。多分この左右の扉は開かない方が良いと思う」


「...分かった」


 そうしてしばらく進んでいると、突如として左右の扉が一斉に開いた!


「なんだ!?」


 俺たちはすぐさまお互いに背中合わせになり周りを見る。


 すると...!


 扉から俺たちの記憶の断片のような映像が溢れ出して壁に展開される。


 ボードゲームで遊んだ最近の日常から更に前世の記憶まで大なり小なり微かな記憶までもが俺たちの目の前に写しだされたのだ!


「...私は貴方達のことを何でも知ってますってか?」


 なんだか遠回しにそう言われているような気がしてならない。


 しかしまあ、おれだけではなく全員分の記憶をよく記憶しているもんだ。


 俺の幼少期の小さな記憶までちゃんと映し出されているし、もう忘れたぞこんな記憶。


 勿論、愛川の悪行の数々もしっかりと映し出されていたからな。


 やっぱりこいつは信用できない。


「カズ君、まだ調停者が攻撃を仕掛けてくる様子はないよ。このまま進んじゃおう」


「...」


 俺は愛川の悪行をしっかりと視認しながら更に奥に進むのだった。


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